上記の記事の続きです。
小樽には、だいぶ昔に一度来たことがあります。
その時には、知り合いが昔オタモイ海岸に住んでいたというので、バスでオタモイ団地まで行って、1mほど積もった雪道を上って海岸の風景を見て帰ってくるだけという、いったい何しに行ったのかわからないような行動をしていたのですが、それはそれで、北海道の雪深さを体感できたという点で意味はあったのだと思います。
で、その時の記憶にある風景と、駅前の眼前の風景がだいぶ違っていたので一瞬戸惑ってしまいました。
自分の記憶の中にあった小樽というのは、下の写真の奥の方にある低層ビルが立ち並ぶような、そんな風景でした。
まあ、あれから長い年月が流れ、インバウンドを含めて観光需要が盛り上がる中、小樽駅前が昔日のままであるはずもなく。
手宮線跡。なるほど、線路は遺産として残っていたのですね。
実家近くの貨物線は、廃線になるとさっさと剥がされ、すでに一部はマンションとかに転用されていますが。
小樽運河。アコースティックギターの演奏が似合いそうな、味のある風景。
周辺の建物も、運河とできるだけ調和するように作られているのが素晴らしいと感じました。
さて、この辺で時間もいい感じになってきたので夕食を……。
北海道のド定番といえば海鮮丼でしょ!ということで、それらしい店を探していたのですが。
少し歩いてみたものの、ピンとくる店が見当たらなかったので、結局小樽駅で駅弁を買いました。
快速エアポート184号 小樽 18:00→札幌 18:32
ほとんど列車で移動しているだけなのになぜか疲れてきたので、別に必要はないのですがuシートを確保。
小樽を発車したのを感じたあたりで意識がなくなり、そして気が付いたら、定刻より11分遅れで小樽築港を出発したとのアナウンス。
本来であれば日本海沿いの車窓を堪能したいところですが、すでに日が落ちてしまい、札幌までひたすら眠るだけ。
気が付いたら、桑園の駅を通り過ぎ、ほどなく札幌駅へと滑り込みました。
忘れていましたが、この日は平日。金曜日の夜。札幌駅では、帰宅のために多くの人が並んでいました。
いつもそうなのですが、北海道の各地に行った後に札幌に着くと、人の多さがあまりにも違い、まるで別世界のような感覚になります。
これが、札幌への集中という北海道の構造的な問題点を象徴している光景でもあったりしますね。
夜の札幌ということで、例えばすすきのに繰り出す、あるいは藻岩山からの夜景に挑戦する、ということもプランにはあったのですが……。
挑戦という言葉を使ったのですが、前に夏の北海道を訪れた時には、全体的に好天に恵まれたにも関わらず、函館の函館山・札幌の藻岩山とも、靄がかかって夜景を望むことができず、リベンジはそれ以来の課題ではあるのです。優先度は限りなく低いですが。
結局足が向かったのは、駅前というか駅ビル内にある海鮮居酒屋でした。
そして今日の活動は終了。
小樽で買った駅弁は、夜食として美味しくいただきました。
翌日は下記の記事へ続きます。