君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。

甲信越「週末パス」の旅 (9)大糸線非電化区間と追憶の糸魚川駅

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大糸線南小谷駅から北へ向かうキハ120形気動車

JR東日本関東甲信越南東北を中心としたエリアのフリーきっぷ「週末パス」で2日間、甲信越地方を巡ってきたのでその記録を綴っています。

……といいつつ、前回、大糸線で松本から南小谷までやってきて、その「週末パス」のエリアはいったん終わり。しばらくはそのエリア外を行きます。

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今回は、大糸線北部、JR西日本の運行区間となる南小谷糸魚川になります。南小谷駅で、糸魚川までの切符を購入しました。

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JR東日本が運行する松本~南小谷間は電化され、東京方面から直通の特急も走るのと比べると、この区間は非電化で、走っているのはJR西日本が運転本数の少ない区間に導入しているキハ120形気動車区間運転も含めて1日上下9本ずつの運転です。

12:00発の糸魚川行きは特急あずさから乗り継ぐ人も多いのか、のんびり駅で写真を撮っていると車内は結構混雑していました。

先頭部には、ビデオカメラを設置して走行風景を録画している人がいました。

ゆったりと姫川の渓谷を往く

JR西日本大糸線は、ほぼ全線、姫川の渓谷に沿ってゆったりと走っていきます。

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北小谷~平岩間

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平岩~小滝間

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同じく平岩~小滝間

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小滝~根知

ひたすら渓谷を進むとはいえ、下流に向けて川幅は少しずつ広がり、沿線の風景も変化していきます。それをのんびり眺めるのがローカル線の旅の楽しさでもあります。

気のせいかもしれませんが、時々トンネルやスノーシェードの中を走る時にはスピードを上げて本気を出し、外を走る時はのんびりと走っているように感じられました。

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やがて、視界に田園風景が広がってくるようになると、ほどなくして糸魚川に到着です。

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沿線に著名な観光地があるわけではないのですが、渓谷をのんびりと往く路線もいいもので、特に特急あずさから乗り継いだ場合、快走する特急とは好対照な雰囲気を味わえます。旅情を楽しむ路線、と言えるかもしれません。

糸魚川駅の追憶

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糸魚川駅の新幹線乗り場には、「がんばろう!糸魚川」の掲示。2016年12月、1軒の火災が強風にあおられて次々と延焼し、市街地の広範囲を焼き尽くした火災はまだ記憶に新しいところです。

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糸魚川駅JR西日本えちごトキめき鉄道の駅ですが、南側は北陸新幹線の駅としてJR西日本のロゴが出ています。

その駅前広場の一角には、かつて糸魚川駅で稼働していて新幹線建設のために廃止となったレンガ車庫の一部が保存されており、また、そこには大糸線で運行されていたキハ52形が静態保存されています。

普段は屋内で展示されていますが、時折屋外へ出て展示されることがあるようで、この日は偶然そういう日でした。

出庫日程は、以下のページの「新着おしらせ」で随時案内されているようです。

www.itoigawa-kanko.net

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方向幕部分を除いては、今にも走り出しそうなぐらい綺麗に整備されています。

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車体側面で行き先を表示するサボ(「サイドボード」の略らしいです)と車番表示。

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現役時代の車両の紹介と注意事項の掲示

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室内は、各種注意書きが掲示されている他は、現役時代の姿が残されています。

が、なにしろ屋外で空調がなく、熱気がこもってとても暑いため、とても長時間はいられません。

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扇風機と路線図。「至南小谷←」の表示が謎ですね。あと1駅ぐらい図に描けばいいのにと思いますが、南小谷駅JR東日本の管轄だからなのでしょうか。

この車両の実際の状態はよくわかりませんが、同じように引退したキハ52のうち1両は、千葉県のいすみ鉄道で今も走り続けています。そして、いすみ鉄道キハ52の導入を決めた当時の社長の鳥塚亮氏は、9月9日、この駅を含むえちごトキめき鉄道の社長となりました。

news.yahoo.co.jp

ということは、もしかしたらこのキハ52も……ということになったら面白いですね。

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キハ52の付近には、鉄道模型や鉄道に関するアイテムが展示されたスペースがあり、多くの人が集まって楽しんでいました。

時間を取って見てみたかったのですが、もう次の列車の時間が迫っていたのでチラ見だけ……。

はえちごトキめき鉄道で直江津へ向かいます。

駅を支える方々 JR銚子駅にて

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JR銚子駅にて ICカードリーダーを拭く方

朝早くに銚子駅に到着。そのホームの先にある銚子電鉄の乗り場で列車を待っている間に振り返ると、ホームの間に置かれているICカードリーダーを丁寧に拭いている方がおられました。

ICカードリーダーを拭く、ということは想像したこともなかったけど、特にここは簡素な上屋があるだけで、基本的には雨風にさらされる場所なので、放っておいたらすぐに汚れてしまいそうです。

考えてみれば当たり前のことなのだけど、こうして毎日綺麗にしてくれる方々のおかげで、我々も快適に鉄道を利用できるということを改めて認識させられました。

この後、銚子電鉄の本銚子(もとちょうし)駅に行くと、まだまだ暑い中、ホームを掃除している年配の女性の方がおられました。

乗務員や駅員だけではなく、こうした方々にも我々は感謝の念を持たないといけないですね。

「このはし渡るべからず」的な…? 銚子電鉄・観音~本銚子間

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ここは渡っていいのかな?

銚子電鉄銚子駅から3駅進んだ本銚子(もとちょうし)駅。その前後は、線路の両側が木々に覆われ、「緑のトンネル」として知られている区間です。

本銚子駅から、その緑のトンネルに沿って銚子駅方面に坂を下っていくと、途中で木々の間に分け入っていく細い坂があります。

それを登っていって出たのがここ。

手前と、線路の反対側に車両の進入を防止するためのポールが立っていて、その先にも細い道が続いているようです。いかにも渡れと言っているような配置です。というより、これで渡れなかったらこの道の意味がありません。

でも、踏切ではなく、また、渡れることを示す表示もありません。

茂みに隠れていますが、「線路には立ち入らないでください」というような看板も立っています。

果たしてここは渡っていいものなのか。

渡った先に何があるのかもちょっと気になります。

ちなみにこの場所、線路の反対側には利根川の河口付近が見えます。

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こんな面白い場所があったとは。

銚子電鉄沿線、まだまだ見るべきところは尽きないです。

今回のスポット、本銚子駅からのルートは下記になります。

 

陽炎の夏に明るさを振りまいて 新京成電鉄・京成津田沼駅付近

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京成津田沼駅を発車したばかりの新京成電鉄の電車

久々にスナップ記事になります。明日から3連休の旅行のため、しばらく旅行記はお休みします。

8月の酷暑の日、新京成電鉄の新津田沼京成津田沼間、知る人ぞ知るエクストリーム逆S字カーブでいろいろと撮っていた中の一枚。他の写真と比べて異色な感じで、今後書こうと思っている記事の中でも使いそうにないのでここで登場してもらいました。

日傘をさす女性。リュックを背負った夏休みの子供たち。踏切の開通待ちの車の列。そして画面全体に漂う陽炎。鬱陶しいくらいの暑さが全体から感じられ、おそらくここに列車がいなかったらその暑苦しさが全体を覆いつくしていたと思います。

しかし、8000系電車のホワイトとピンクの彩りが、踏切を通過するわずかな時間、視界に明るさと優しさをもたらしてくれているような気がします。

鉄道写真としては電柱や電線がグサグサ刺さった酷いものですが、鉄道のある風景、としてはそれなりに味があるのではないでしょうか。

撮った場所と、列車が通った場所の位置関係は下の地図の通りです。

JR総武線のすぐ横の歩道橋の上で、近くを通る新京成電鉄の列車を撮っていたのですが、ふと道路の先にレンズを伸ばしてみたら、400m先の京成津田沼駅を発車するところまで捉えることができました。

35mmフィルム換算で24mm~960mm(光学ズームのみ。さらにデジタルズームもあるようで)までこなしてくれる、高倍率に寄せたコンデジですが、乗り鉄しながらだと撮る場所にも制約があったりして、そういう時に結構役に立ってくれています。

甲信越「週末パス」の旅 (8)大糸線 特急あずさで移り行く絶景を堪能

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絶え間ない絶景が展開する大糸線の車窓

JR東日本関東甲信越南東北を中心としたエリアのフリーきっぷ「週末パス」で2日間、甲信越地方を巡ってきたのでその記録を綴っています。

2日目は松本からスタート。まずはアルピコ交通松本電鉄上高地線を往復しました。

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今回は松本から大糸線へ向かいます。

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松本駅にて

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松本駅は、塩尻篠ノ井を結ぶJR篠ノ井線の途中駅で、大糸線の起点駅。さらに松本電鉄も乗り入れます。

JRの中央本線信越本線といった「本線」級の路線の駅ではないのですが、東京方面からの特急「あずさ」の大半の終着駅であり、名古屋と長野を結ぶ特急「ワイドビューしなの」も停車するので、その風格は「本線」の大きな駅に引けを取りません。

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駅の入口付近。広い駅前広場に、カラフルな植え込みが目を引きます。

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出入口の横に掲出されている、以前の松本駅の表札。

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駅の歴史も含めて、この表札の由来が記されています。

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松本電鉄を往復して戻ってきた後に乗車するのは、特急あずさとしては唯一の南小谷行きとなるあずさ3号です。

それはいいのですが、中央の表示、パッとみて何の列車かわかりましたでしょうか。

「EXTRARV」「RAPIDFURUSATO」としか読めず、最初は何が書いてあるのかと思いました。

正しくは「EXTRA RAPID」「RV(Resort View) FURUSATO」で、「臨時快速 リゾートビューふるさと」なのですが、この表示はちょっと問題だなあと……。

「EXTRA RAPID」を若干左に詰めて、少し余白を作ればいいと思うのですけどね。

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特急あずさの前に大糸線へ向かう、9:40発の信濃大町行き普通列車

横ではE353系が構内をゆっくり移動していました。

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上と同じ211系ですが、こちらは東京都内の高尾まで長距離を駆け抜ける10:40発の列車。

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名古屋方面へ向かう、10:30発の中津川行き列車。JR東海313系電車が乗り入れています。

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構内をゆっくり進んできたE127系の編成。

各方面にいろいろな車両が行き交い、見ていて飽きない駅です。

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そんな中、12両の長い編成をくねらせて入線してきた特急あずさ3号。

特急あずさの多くは新宿-松本間の運転ですが、その中で唯一、千葉-南小谷間を駆け抜ける列車です。上り列車は南小谷発と千葉行きが別の列車になるので、この列車が特急あずさの中で最も長距離を走る列車となります。

この松本駅で後ろ3両を切り離し、9両となって大糸線へ向かいます。

安曇野を駆ける

松本を出て、最初は住宅と田園が交互に現れる車窓を見ながら、松本駅で買った駅弁を広げていました。

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松本・塩尻方面の名物という山賊焼きを乗せた弁当。松本駅の駅員さんプロデュースだそうです。

山賊焼きは要は鶏のから揚げなのですが、「山賊」という店名が由来という説と、「山賊は物を取り上げる」=「鶏揚げる」という説があるようで……。個人的にはどちらかというと店名説に信憑性を感じます。

揚げ物をご飯の上にのせているのですが、間に油取り紙を挟んでご飯と混ざらないようにしている、という工夫が見られました。

しかし、駅弁をのんびり食べているどころではありません。松本駅を出て13分、豊科駅を出たころから車窓には安曇野の広大な田園地帯が広がり、奥の北アルプスとあわせて見事な風景が展開します。

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列車の横を飛ぶ鳥の群れを見て、急いでシャッターを切ったら見事に収まってくれた会心の一枚。

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移りゆく車窓をうっとりと眺めていると、信濃大町駅に到着です。

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写真にもちらっと見えている通り、ここは立山・黒部アルペンルートの東の玄関口となる駅。ここからはバスで扇沢へ向かい、さらに黒部ダム立山へと進んでいくことになります。

仁科三湖へ

信濃大町を出ると、車掌のアナウンスで、仁科三湖(木崎湖・中網湖・青木湖)が車窓左手に見えることと、それぞれの湖が見えるタイミングについて紹介がありました。

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信濃木崎駅を通過し、まず見えてきたのは木崎湖

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湖にはボートを浮かべ、上空をパラグライダーで舞う人たち。

優雅なアウトドアのリゾート地として賑わっていました。

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築場駅を通過してすぐに見えてくるのが中網湖。他の2つと比べると小ぶりな湖です。

そして、連続して見えてくるのが青木湖。

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ここは地図で見ると、対岸の方にキャンプ地が集まっているようです。

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やがて、車窓にスキー場が見えてくると白馬。ここで大半の乗客は下車していき、南小谷までの間ではすでに車内の清掃などが始まっていました。

姫川の渓谷、そして終着の南小谷

列車は姫川沿いの渓谷へと進んでいきます。

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北アルプス雄大な峰々が一望できる安曇野の田園地帯を抜け、仁科三湖の景観を楽しみ、そして白馬から姫川の渓谷へと分け入っていく。車窓のダイナミックな変化が素晴らしい大糸線でした。

大糸線」というのは、大町と糸魚川の頭文字をくっつけたのでしょうか。その味気ない路線名からは想像しにくかった感じで、これはもう路線名で損しているんじゃないかな、と思いました。

さて、ここはJR東日本JR西日本の境界駅です。同じ大糸線でも、この先はJR西日本の路線。

「週末パス」の効力もこの駅までのため、この先は切符を買って乗る必要があります。ICOCAで行こか~、というわけにもいきません。

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蔵造をイメージしたなまこ壁の駅舎。

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駅前の駐車スペースにある観光案内。

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駅前の橋からの穏やかな渓谷の風景。

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おみやげなどもあるらしい、「TOBACCO」の窓口も味があるお店がありました。

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信濃大町からやってきて、この駅で折り返す松本行きの列車。

この先はいったん週末パスのエリアから外れることもあるので、次回としたいと思います。

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甲信越「週末パス」の旅 (7)上高地・乗鞍への登山アクセス鉄道 松本電鉄上高地線

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5色の鮮やかなストライプが印象的な松本電鉄の車両

JR東日本関東甲信越南東北を中心としたエリアのフリーきっぷ「週末パス」で2日間、甲信越地方を巡ってきたのでその記録を綴っています。

1日目は新宿から中央線・小海線しなの鉄道上田電鉄篠ノ井線と巡り、姨捨の夜景を眺めて松本まで来ました。

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2日目はまず、松本から西へ向かう、アルピコ交通松本電鉄上高地線を往復します。

これも「週末パス」で乗れてしまいます。

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松本の朝

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ホテルから見上げた空は清々しく、涼しい朝でした。松本は高地なので東京よりも涼しいということもあるのでしょうが、それでも少し前まではとても暑かったそうです。

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長野らしい街の特徴として、四方を山脈に囲まれ、どこを向いても背後に山脈がそびえているということがあります。まったく山が見えない東京都心や、六甲・生駒・金剛のそれほど高くはない山並みが取り囲む大阪とは全然違う景色です。

松本駅そのものはJRが主体の駅なので、いろいろ撮った写真の紹介は次の記事に譲るとして、松本電鉄の乗り場に行きます。

実は駅構内の構造を把握していなくて、確か、JRと同じ改札内だった気がしたのですが……。

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改札口の上部、一面に並ぶJR線の発車案内。これを一目見て、「松本電鉄はここじゃないな」と思い込み、彷徨うこと数分。改札口に戻ってきてよく見たら、右側に小さく、松本電鉄の発車案内があることに気づきました。

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大糸線と同じホームになります。

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発車を待つ、大糸線E127系電車。

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その対面に、松本電鉄の列車が到着。朝の松本行きということで、学生さんや親子連れなど、多くの人が降車してきていました。

逆に、乗り込む人はとても少なかったです。上高地に行く人とか多いんじゃないかな?と思ったのですが、そういう人はもっと朝早くから出かけたり、前日(土曜日)から行ったりするんでしょうか。

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白をベースに、アルピコ交通のシンボルである鮮やかな5色のストライプが印象的です。

京王井の頭線の車両。こういった譲受車は元の味を活かして使う鉄道も多く、そこに懐かしさを覚える人も多いと思いますが、個人的にはその鉄道なりのデザインを施して、元のイメージを覆すぐらいの方が好きです。そういうこともあって、このデザインはかなり気に入りました。

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逆光ですが反対側から。

あまり乗客がいない中を、新島々へ向けて発車しました。

松本から新島々へ

終点の「新島々」(しんしましま)というのは変わった駅名ですが、この地方では集落のことを「島」と呼んでおり、それがいくつか散在していることから「島々」と呼ぶようになったそうです。

www.furusato-net.co.jp

かつては新島々駅の先に島々駅があったのですが、土砂崩れによって廃止に追い込まれたようです。

列車は、郊外の住宅地や田園の中を走り抜けていきます。

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車内には、登山客向けの中吊りが多く掲出されていました。

背後に見える造花の装飾も車内を明るく彩っていました。

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こちらは外国人旅行客向けの英語主体の案内掲示

なぜかセピア調なのですが、その中で中央のキーホルダー(後述する路線キャラクター)だけがカラーで映えるという趣向のようです。

車内はロングシートですが、空いていたので向かいの窓から沿線風景がよく見えました。

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北新・松本大学前駅。目の前に竹林があったので、ホワイトバランスをいじって涼しげなイメージで。

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森口駅。白壁と格子状の扉が、なんとなく障子のように見えます。木造の駅舎も相まってとても味わいを感じる、降りてみたくなる駅。奥に見える鮮やかな草むらもポイントですね。

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列車交換があった波田駅

狭い島式ホームには松本行きの列車を待つ人が多く、対向列車の写真を撮るどころではなかったので、やけくそ気味にミラーに映る列車の顔を撮りました。

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波田~渕東(えんどう)間の田園風景。

そうして、30分ちょっとで終点の新島々に到着しました。

新島々駅にて

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新島々駅に到着した列車。

前日、上田電鉄では終点の別所温泉ですぐに折り返さざるを得なかったのですが、ここでは乗ってきた編成がそのまま折り返すのではなく、次の列車がやってきて折り返すダイヤになっています。

そのため、30分ほど時間があるので駅前を中心に見て回りました。

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改札を出ると目の前はバスターミナルです。

普通なら「新島々駅」と書かれていそうなところに、「新島々バスターミナル」と掲示されているのがこの駅の特徴をよく表現している感じです。

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駅前の駐車場には、列車と同じアルピコカラーをまとったバスが集まっています。

このバスターミナルは、ここを起点に上高地乗鞍高原へ向かうバスの他、松本から高山・穂高方面に向かうバスも停車するようで、長野側の玄関口と言えそうです。

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こちらは街道に面した鉄道駅としての入口。ログハウス風の外観がそれらしい雰囲気です。中に待合室や自販機・トイレなどがあり、その先が改札に通じています。待合室には、誰でも作品を掲出できるギャラリーがあり、この日は八王子在住の方の、JR中央線を中心とした絵が掲示されていました。

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陽の光が当たる方向から、停車している列車を撮影。

白い車体に青空と緑が映えます。

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かつては島々駅まで通じていた線路。今では留置線として使用しているそうです。

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瓦屋根の堂々とした家屋。

街道沿いのなまこ壁の旅館。

ここは野辺山や軽井沢のような欧風な高原風景とは違い、日本の情緒が色濃く残る駅でした。

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次の列車にラッピングされていた乗務員キャラクター。渕東駅と渚駅から取って「渕東なぎさ」だそうで、ネーミングといいキャラクターといい、鉄道むすめのキャラクターだと思いこんでいたらそうではなく、自社オリジナルのキャラなんだそうです。

帰りの列車の自動放送は、車内アナウンスとしては異様にテンションが高い、アニメの女子高生キャラっぽい口調でした。たぶん、このキャラクターがアナウンスをしている設定なのでしょう。

明るい車両と、味のある沿線風景、そして日本的な情緒の残る終着駅。

ここもまた、再び訪れたくなった鉄道でした。

まあ、そのうち上高地や、日本最高地点のバス停「2718m」には行きたいと思っているので、その時に利用することになると思います。

松本まで戻り、次は大糸線へ向かいます。

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「きらきらうえつ」を追って (4)引退迫る新潟地区キハ40系との出会い

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余目駅に入線する酒田行き普通列車

今月末で定期運行を終了する快速「きらきらうえつ」に乗るため、山形県余目駅へ向かった記録。前回は余目駅到着後に少し時間があったので、北余目駅の先にある羽越本線脱線事故の慰霊碑を訪ねました。

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今回は、その帰路から余目駅に戻り、快速「きらきらうえつ」に乗るまでの内容になります。

 

北余目駅付近にて

慰霊碑の近くには第2最上川橋梁があり、少ししたらやってくる下り酒田行き161D列車(陸羽西線からの直通)をその辺で撮ろうと思っていました。

が、現場に行こうとして、把握していたはずの制約を見落としていたことに気づきました。

慰霊碑側(山側)からは手前に上り線、奥に下り線があり、上り列車を撮る分には問題ないのですが、各線路の海側には脱線事故を受けた強風対策として設置された防風柵があり、そのために下り列車は撮ることができないのです。

もともとはここで上り列車の快速「きらきらうえつ」を撮るつもりだったので、これも急に旅程を組み替えたのが祟ってしまっています。

下り列車を撮るためには、防風柵がなくなる北余目駅付近まで戻らないといけません。

そのことに気づいて、時間がないことは自覚しつつも急ぎ目に北余目駅に向かいます。

が、途中で列車がやってきて、あわてて撮ったのであまりよくない出来になってしまいました。

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本当は、もっと広角に手前の広大な田んぼを入れた写真も撮ったのですが、列車の顔に見事に電柱が突き刺さってしまってました。

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列車が通り過ぎた後、改めて駅と田んぼを入れて撮ってみました。

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北余目駅は、細長いホームと、両側に小さな待合室があるだけの簡素な駅。

こういう駅で乗り降り(降りてないけど)するのもまた楽しい経験だと思います。

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不意に踏切が鳴り出したのでカメラを構えてみたら、EF510が牽引する上り貨物列車が通り過ぎていきました。

その後、しばらく待っていると余目駅に戻るための列車がやってきました。

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今回の旅行のもう1つの目的として、引退間近の新潟地区のキハ40を見たいというのがあったので、たった1駅ですがようやくそれが叶います。

第2最上川橋梁を通過したところ。歩けば15分ぐらいの距離はあります。

だんだんとその姿が近づいてきます。

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ワンマン列車だと思い、ワンマン列車乗車位置として表示されたところから撮っていたのですが、ちらっと覗いている通り、実は車掌が乗務していました、という。

たった1駅ですが、余目駅で下車します。

余目駅で快速「きらきらうえつ」を待つ

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余目駅に到着した列車。

奥にいるキハ110系(陸羽西線の車両)と比べると、堂々たる威厳を保ったオッサン、という感じで、これが引退するのはもったいないなあ、という感じもしますね。

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余目駅を出ていく列車。

ちなみに、あとで「きらきらうえつ」に乗り、あつみ温泉駅でもう一度出会うことになります。

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改札入ってすぐのところにある像や掲示物。

「きらきらスポット」はともかく、中央の駅の紹介にも、きらきらうえつと同じパッチワークがデザインされていますが、これは将来どうなるのでしょうか。

右にあるのはカッパの像。山形の民話として、最上川上流にカッパが登場する話があるそうです。

www.thr.mlit.go.jp

この駅のもともと駅舎に接した1番線だったところは今は使われていないので、そこで下り普通列車(酒田行き)を待ってみます。

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やってきたのは国鉄急行色のキハ40系。

余目に来るために特急いなほ5号に乗った時、村上駅でちらっと見えていた編成でした。

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余目駅に到着した列車。まるで、最後の姿を見送るかのような逆光……。

改札口を出て待合室で休憩していたら、続いてやってきたのは新潟行きの特急いなほ12号。

撮影のためだけに改札口を通るのも気が引けたので、駅を出て、北側の駐車場から撮りました。

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特急「いなほ」にはオレンジとクリームの基本デザインの他に瑠璃色(青)とハマナス色の編成があり、そのハマナス色の方になります。他の特急車ではなかなか見ない上品なカラーリングだと思います。

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余目駅に停車している特急。

この後、いよいよお目当ての快速「きらきらうえつ」がやってきます。

その乗車記は先に書きましたのでご覧ください。

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これで、この『「きらきらうえつ」を追って』のシリーズは終わりとなります。

「きらきらうえつ」を追って (3)羽越本線脱線事故の慰霊碑を訪ねる

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2005年冬に発生した、羽越本線脱線事故の慰霊碑

今月末で定期運行を終了する快速「きらきらうえつ」に乗るため、山形県余目駅へ向かった記録。前回まで、上越新幹線白新線羽越本線で余目まで来ました。

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到着して、その後に発着する列車を撮ったりしていたら14:50頃。快速「きらきらうえつ」の到着までは1時間半ほどあるので、少し足を延ばしてみることにしました。

2005年冬、余目駅の次の北余目駅と、その先にある第2最上川橋梁との間で、新潟行き特急「いなほ」が、突風によって脱線して一部車両が築堤から転落し、死者5名、負傷者33名という大事故となりました。

その現場には慰霊碑が建てられているとのこと。北余目駅からも少し距離があり、列車と徒歩で行ったのではほとんど現地での時間が取れないので、余目駅からタクシーで向かいます。

駅周辺の市街地を抜けると、広大な田園地帯が視界一杯に広がります。

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タクシーの運転手さんは鉄道にも詳しい方で、「この前、特急いなほの真っ青な車両を見かけて、南海のラピートかと思った」とか、「朝方に新潟方面に向かう真っ白な回送列車を見かけて、後で調べたらラッピング前の海里(※10月より「きらきらうえつ」の後継として運転する観光列車)だとわかった」とか、いろんな話を聞かせていただきました。

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羽越本線の東側を走る県道から、現地に向かう案内表示があります。

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 参考として、北余目駅から向かう場合のルートを紹介します。

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慰霊碑は、第2最上川橋梁を向く形で置かれていました。

慰霊碑の他に休憩室があり、そこには、遺族の思いがつづられた手記などや、無事を祈って作られた千羽鶴などが展示されていました。

普段はおそらく誰も来ないような場所にもかかわらず、駐在されている方がおられて、敷地内は美しく整備されていました。

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私も、一瞬にして運命が暗転した無念さを思い、鉄道の一層の安全性向上を願って手を合わせてきました。

この事故の原因となった突風は、結局、事前予測は困難であり、ましてや列車の運転士や車掌が対応できるものではなかったとされました。

それでも、風対策を強化するため、風力計の整備や、現場をはじめ強風が発生する場所への防風柵の取り付け、気象情報の活用などの対策が行われています。

www.jreast.co.jp

鉄道側に過失があろうとなかろうと、事故が起きれば多くの人が死傷することになるわけですから、事故から教訓をくみ取り、鉄道としてサービスと安全性を両立させつつどのように高めていくか、という視点は常に持っておくべきだと思います。

 

この後、北余目駅から余目駅に戻る時の話も今回の記事で書こうかと思ったのですが、あまりにも内容が違うものを一緒にするのもどうかと思い、記事を分けることにしました。

というわけで、次がこのシリーズの最後になります。

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「きらきらうえつ」を追って (2)白新線・羽越本線 城下町の駅と日本海の絶景

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新潟~秋田間を駆け抜ける特急「いなほ」

今月末で定期運行を終了する快速「きらきらうえつ」に乗るため、山形県余目駅へ向かった記録。前回は、とりあえず上越新幹線で新潟に向かいました。

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今回は、白新線新発田までは普通列車、その先の羽越本線は特急「いなほ」に乗って余目まで行きます。

城下町イメージでリニューアルされた新発田駅

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新潟駅にて、11:41発の普通列車村上行きに乗り換え。

高架化された在来線ホームに乗り入れる普通電車は各方面ともE129系が主力で、115系E127系がたまに来る程度なのでしょうか。とにかく同じ顔の列車が各方面からやってくるので、E129系に支配された駅、みたいな感もあります。

越後平野の市街地、住宅地、田園地帯が入り混じった風景を眺めながら、新発田駅へ到着。

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村上へ向かう列車をお見送り。

別に新潟から特急でもよいのですが、あえて先行する普通列車にした理由は、乗り継ぎの間に新津からやってくる127D列車が到着するのを見たかったのです。

新潟地区の気動車列車番号の末尾が"D")ということは、もうすぐ置き換えが予定されているキハ40系が見れる気がします。

駅を出て、南側で線路を横断する橋の上で待ってみます。

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が、そこにやってきたのは、JR東日本の至るところで、もう親の顔より見たキハ110系でした。

キハ110系も、線区ごとのカラーバリエーションが豊富だと楽しいのですが、観光列車以外には陸羽西線陸羽東線ぐらいしかバリエーションがないので、どうしても見飽きた感が出てしまうのがツラいところですね。

まあ、それも1つの知見だと納得しつつ、新発田駅に戻ります。

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新発田駅は駅舎といい、広場に植えられた松といい、独特の雰囲気を醸し出しています。

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それは駅舎だけではなく、バス停の上屋や、駅前のホテルまで統一された外観になっていました。

www.aran.or.jp

上記ページなどを見ると、新発田城の城下町としてのイメージでリニューアルされた模様。そう聞くと、新発田城にも行ってみたくなりますね。

徒歩だと20分かかるそうですが、駅のホームにはレンタサイクルもありました。

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特急「いなほ」日本海の絶景へ

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やってきた特急いなほ5号で一気に余目まで行きます。

一気にといっても、旅程を組み直した都合上、村上までは乗り遅れた指定席特急券を利用した自由席、そこからはA席(日本海に面した窓側)を取った指定席、と席がバラバラになります。

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E653系は以前、常磐線で主に「フレッシュひたち」で運用されていた車両なのですが、その頃乗ったのは数えるほどしかなく、車内がどうだったかとか憶えてないのです。

なので、懐かしいというよりは、初めて乗った車両ぐらいのつもりで乗っていました。

チケットホルダーがついていたかも記憶にないのですが、最近のデザインだとこういう色使いにはならないだろうな、という感じはします。

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村上駅で指定席に移動。ホームの対面にはキハ40系の国鉄色の車両がいました。

村上駅を出ると、デッドセクションを経て直流電化から交流電化に切り替わります。

少しして三面川を渡り、トンネルを抜けるともう日本海は目の前です。

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トンネルを出たら景色が変わるというのは、「雪国」の一節でおなじみの川端康成ではないですが、やはり印象深いものがありますね。

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鳥居が建てられている、気になる岩場。

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笹川流れと呼ばれる付近。

その由来が気になっていたのですが、Wikipediaによると、要はこのあたりがかつての笹川村(今は村上市笹川)で、その海で岩場に海流が見られたことから笹川流れと呼ぶようになったのですね。

ただ、この付近に限らず、海岸に岩場や断崖が連続する景観はとても見ごたえがあります。

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完全に海岸線に寄り添っているわけではなく、間に住宅や店舗、いろいろな施設も見え、生活が垣間見えるところも素晴らしいと思います。

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途中、府屋駅を過ぎると、6月の山形県地震(最大震度6強)でダメージを受けた家屋なども見られるようになってきました。

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やがて、あつみ温泉駅を過ぎたあたりから、海岸近くに帯状の厚い雲が見えるようになり、トンネルを抜けて庄内平野に出たあたりからポツポツと雨が降り出してきます。

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余目駅で下車。その瞬間に雨が一気に強くなってきました。とりあえず先頭から撮るだけ撮って上屋の下に避難。

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凄い雨の中を発車していきます。

その7分後には、やはり凄い雨の中、新潟行きの特急いなほ10号が到着。

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しかし、その直後に雨はやみ、すぐに青空が見えてきました。ただの通り雨だったようです。

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停車していた陸羽西線の列車。親の顔より……

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雨が短時間でやんだせいか、そこまで大きな水たまりにはならなかったのですが、キハ110系の車体が映し出されていました。

さて、快速「きらきらうえつ」にはこの駅から乗るのですが、到着まで1時間半ほど時間があります。

そこで、少し足を延ばしてみました。それは次回としたいと思います。

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「きらきらうえつ」を追って (1)上越新幹線で新潟へ

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上記記事で、定期運行を今月末で終了する快速「きらきらうえつ」の乗車記を書きましたが、そのために山形県余目駅まで行ったわけでして、その記録も紹介していきたいと思います。

そもそもの始まりは、どうせ乗れないならせめて笹川流れとかの絶景を絡めて撮りに行こうと、朝6:08東京発の「とき301号」に乗るつもりだったのが、不用意に寝てしまって起きたらなんと7:30! だったことでした。

もう酒田行きの「きらきらうえつ」には間に合わないし、かといって新潟行きのためだけに行くのも虚しい。でも、乗車券や、往路の指定席特急券などは買ってしまっていて払い戻しもできないから、何か理由をつけて行くしかない。

そうやって旅行の目的を探していたら、新潟行きの「きらきらうえつ」の指定席が取れてしまい、いくらか元気を取り戻したのでした。

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乗れたのは東京駅9:28発のとき313号でした。

指定席を取った列車に乗り遅れた場合は、後続の列車の自由席に乗ることができるので、それを利用していきます。

 

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上野駅を出てすぐ、尾久の車庫には、踊り子用の塗装になったE257系が留置されていました。

この直前にカシオペアの客車も見えたのですが、そちらはカメラが間に合わず。

珍しい列車がいることもあるので、撮りたいならカメラを予め構えておかないといけないかもですね。

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越後湯沢駅。「あなたは今標高365m」。少し前にもこの駅には来たばかりでしたが、こんな表示があったのは気づきませんでした。

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越後湯沢から先は、2年半前に乗って以来2回目。秋の実りを迎えようとしている、越後平野の広々とした穀倉地帯を進んでいきます。

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途中、トンネルも多いのですが、越後湯沢から北はまだ電波が入らないのですね。東北地方の新幹線はもうすぐ全区間電波が入るようになるそうで、やっぱり上越新幹線は取り残されがちなのかな……と感じます。

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ビッグスワンスタジアムが遠くに見えてきたら、もうすぐ新潟です。

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到着したのは、高架化した在来線と直接乗り換えられる11番線ではなく、その対面の12番線。

その時、隣の13番線にいたのは上越新幹線ニューフェイスでした。

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北陸新幹線E7系は、銅色と青の帯ですが、こちらはその下にピンクのラインがあるのが特徴的。

他には目立った差異はないように見えました。

このぐらいの差異なら、何かの時に北陸新幹線と共通で運用しても、そこまで違和感はないかもしれませんね。

次回は、白新線羽越本線で余目へ向かいます。