気仙沼線BRT・大船渡線BRTの稲刈り前の風景を訪ねた記録をお届けしています。
翌日、夜明け前の気仙沼駅。
この空を見て、今日はいい天気になりそうだと喜んだのもつかの間、4:50発の柳津行きに乗車して10分ぐらいで、めっきり曇り出してきてしまいました。
南へ進んでいくと雨も降りだす始末。
雨雲レーダーを見てみると、今後気仙沼市の南側や南三陸町の方面に本格的な雨雲がやってくるらしく、好転する見込みはないと判断して、反省して志津川駅で引き返すことにします。
朝6:30頃の志津川駅。回送バスが2台止まっていますが、朝は志津川始発の気仙沼行きが3本設定されていて、柳津始発などと合わせて、平日ダイヤの場合で概ね10分間隔での運行になります。その始発便のために本吉駅付近の営業所からガンガン回送されてくるもので、早朝ならではの風景です。
この時点ではまだしも天気がマシそうだった大船渡線方面に向かおうと思いましたが、ダイヤ上、すぐに気仙沼駅に戻っても接続する便がないので、途中で少し撮影していくことにします。
赤岩港駅にて
気仙沼駅を出て3つ目の駅となる赤岩港駅は、今年3月に開業した新駅。
ここでどう撮れるかもよくわかっていなかったので、降りてみることにしました。
気仙沼からの柳津行き。大川を渡ってやってきます。
赤岩港駅付近は信号や標識などが多く、とても構図を作りにくいのですが、超望遠レンズで切り取ってみました。
南からやってきた気仙沼行き。こちらも超望遠レンズでの撮影です。
奥に見える茂みが気になっていて、何かいい感じに撮れないかなと思っていたのですが、これもやっぱり信号や標識が多すぎて微妙ですね。
バスは運転士がハンドルをコントロールしないといけないし、鉄道のように絶対的な優先通行権が確立されているわけではないので、標識が多くなるのは仕方がない面があります。
架線柱のように道路の上にかかっているものは、たぶんバスロケーションシステム用のセンサーではないかと思います。
どんな感じに撮れるのかなんとなくわかったところで、このバスに乗って、次の南気仙沼で降ります。
南気仙沼駅付近にて
気仙沼線BRTは、南気仙沼駅の北側で大川を渡ります。そのあたりで何枚か撮影しました。
川の水面は、着いた時には静かで、水鏡にもなりそうなくらいだったのですが、撮影する場所を探しているうちに波立ってきてしまいました。
南気仙沼駅に戻って、駅前ロータリーに入ってくる便を撮影。行き先表示が切れてしまっていますが、気仙沼市立病院を経由する便はここで専用道と一般道を出入りする形になります。
急カーブのために遠心力で車体が傾く、バスらしい姿が収められたかと思います。
さて、当初は北に向かうつもりでいましたが、1時間単位の予報を見ると岩手県の方も似たり寄ったりの雨模様に変わってきたので、この日はもう撮影メインの行動をあきらめて、志津川駅前の南三陸さんさん商店街で一日まったりしてようと思い、再度南に向かうことにしました。
志津川駅付近にて
南三陸さんさん商店街のシンボルであるモアイ像。
普段でもユーモラスな表情ですが、雨が降るとこんな濡れ方に。
U首シャツを着てびしょ濡れになった感じで、さらにユーモラスになっていました。
昼食を食べてのんびりしていたら、気仙沼行きの便がやって来たので、震災遺構として保存されている結婚式場「高野会館」の隣で撮影。
こちらは柳津行きの便。志津川駅前の交差点に差し掛かったところです。
全然実りの雰囲気ではないですが、背後の木々の表情も冬とは違いますので、この時期に撮っておく意味はあると思っています。
照ったり陰ったり雨がぱらついたり、どうにも天気が読めない日でしたが、午後になって晴れ間が出てだんだん安定してきたので、柳津駅に向かってみることにします。
柳津駅付近にて
逆光は承知でとりあえず撮っておこうと思ったのですが、直前に陰ってしまったのでこんな雰囲気になりました。
この時、西の方の空はこんな物凄い光景になっていました。
上の2枚は駅近くの水田のところで撮影したもの。流れる雲を眺めながらドキドキしていましたが、どちらも日が照ってくれたので、稲穂が輝くような風景とともに撮影することができました。
この日は志津川で夕食をとった後、気仙沼まで戻ってから帰宅。志津川行きが発車を待っていました。
次回からは、9月下旬の4連休に再度訪れた記録になります。