君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

JR気仙沼線BRTルート図(2020年3月現在)

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2020年3月14日に供用開始された専用道を行く(南気仙沼不動の沢間)

JR気仙沼線、JR大船渡線の鉄道線・BRT・旧鉄道線のルートや駅の位置を、「Googleマイマップ」を利用して1つのマップにまとめたものを作成しています。

本記事はJR気仙沼線のまとめになります。JR大船渡線BRT(2020年3月時点)については下記の記事をご覧ください。

a-train.hateblo.jp

前回作成したのは2019年10月時点になりますが、今回は、2019年11月1日の気仙沼線BRTダイヤ改正、2020年3月14日に予定されているJRグループダイヤ改正による、以下の変化点を反映しています。

  • 陸前港~本吉間の専用道への移行(2019年11月1日)を反映、あわせて線形が不自然だった部分を見直し
  • 松岩~不動の沢間の専用道への移行・赤岩港駅新設(2020年3月14日)を反映、あわせて気仙沼中央病院~南気仙沼間のルートを更新

この記事のルート図は以下の前提でご覧ください。

  • 2020年3月14日現在(予定)のルートです。BRT専用道の整備の他、沿線の復興工事によって頻繁にルートが変わりますので、ご覧になった時点とは異なっている可能性があります。
  • ルートは訪問時の記憶や記録、Googleマップの地図や航空写真、JRや自治体が発表している情報、一般に公開されている乗車記・訪問記などをもとに作成しています。ただし推定を多く含み、実際と一致しない可能性があります。

なお、今回より、ベースとする図面は航空写真ではなく地図としています。もともと航空写真を使用したのは、被災地の状況とBRTのルートを重ね合わせ、視覚的にイメージしやすくするのが目的でしたが、

  • 航空写真の画像が古く、現状と一致していない部分が多い
  • 下部のクレジットを短くして画像の横幅を狭め、縮小表示をできるだけ避ける
  • 駅名表示を見やすくする

といった理由から、見直すこととしました。

凡例は以下の画像をご覧ください。

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まず、路線の全体概要図になります。

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JR気仙沼線(鉄道およびBRT) 全体概要図

気仙沼線の全体的な特徴としては、

  • 前谷地-柳津間は鉄道とBRTが並行して運行している。基本的には、鉄道と接続がないBRTが前谷地まで直通し、石巻線の列車と接続している形。BRTはノンストップだが所要時間は鉄道の方が短い。
  • 旧鉄道区間と、一般道として主に利用している国道45号線が絡み合うように近接しており、鉄道時代の駅はおおむねそのままBRTでも設置されている。
  • 2020年3月14日時点で、当初予定していた大部分の区間で専用道が供用されており、大谷海岸陸前階上間が残りの区間となっている。
  • 志津川付近、および気仙沼付近で、復興事業に伴う新駅設置やルート再編が見られる。

といったことがあります。

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JR気仙沼線(鉄道およびBRT) 前谷地-柳津間

南側から下り方向に見ていきます。まずは前谷地-柳津間。鉄道とBRTが並行運用されている区間で、BRTはこの区間はノンストップです。和渕駅あたりは近いところを通りますが、BRTの駅は置かれていません。

経由する道路が必ずしも高規格ではないこともあり、鉄道が各駅停車で21~22分なのに対し、BRTは34分を要しています。ただ、所要時分はあまり大きな問題ではなく、前谷地に到達できる便数を増やすことで、石巻線との乗り継ぎ利便性を向上させるということが重要な点です。

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JR気仙沼線BRT 柳津-志津川

柳津-志津川間。この区間は内陸と海岸沿いを結ぶルートで、ほぼ全区間でBRTの専用道が整備されています。陸前横山陸前戸倉間には長大トンネルがあり、陸前戸倉志津川間は志津川湾のすぐそばを高架で抜けていきます。

志津川付近の拡大図が下記になります。

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JR気仙沼線BRT 志津川志津川中央団地間

復興事業の進展により、頻繁にルートが再編されたエリア。鉄道時代の駅をもとに設置されている志津川駅は、当初は鉄道駅のそばに設けられていましたが、嵩上げの完了後に現地点に移転しました。また、高台移転した住宅地、同じく被災して高台移転した町役場や中央病院の最寄りとなる新駅が設置されています。

南三陸町役場・病院前駅は、BRTの初期の頃は付近にベイサイド・アリーナ駅がありましたが、再建された病院内に乗降場を移す形で移転・改称しました。

志津川駅の駅舎は現在も仮設状態であることから、今後もまた移転することがあるのかもしれません。

志津川中央団地から東側は、一度専用道化された後、沿線工事のために一般道経由に戻っていましたが、2019年6月15日から専用道に戻りました。

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JR気仙沼線BRT 志津川-本吉間

2019年6月15日に志津川中央団地-陸前港間、2019年11月1日に陸前港-本吉間が専用道に切り替わり、ほぼ全体が専用道となった区間

国道45号線はリアス海岸の複雑な地形を縫うように通りますが、気仙沼線はトンネルを多用した直線的な線形で、海岸に点在する小さな集落を結んでいます。陸前小泉を出ると津谷川沿いに北西に進み、川を渡るところで三陸自動車道の下をくぐって本吉駅へ向かいます。

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JR気仙沼線BRT 本吉-松岩間

本吉駅から北側は、BRT化に伴って本吉~気仙沼間の区間運転が大幅に増発された区間です。

小金沢駅付近から大谷海岸駅までは、この付近の防潮堤の整備に気仙沼線の鉄道用地を利用する必要があるため、今後もBRT専用道が整備される予定はないようです。

大谷海岸陸前階上間は専用道に移行する計画があり、大谷海岸駅近くには新しく橋梁が設置されています。また、陸前階上駅から南側の一部はすでに専用道ができています。

陸前階上から北は専用道を進んでいきます。岩月駅は、2019年3月のダイヤ改正で開業した新駅になります。

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JR気仙沼線 松岩-気仙沼

気仙沼市の中心部を通る区間

一般道(県道26号線)を経由していた松岩~不動の沢間が2020年3月14日のダイヤ改正で専用道に移行し、あわせて南気仙沼駅の移設、赤岩港駅の新設が行われます。

ダイヤ面では、気仙沼市立病院を経由する便がこのダイヤ改正によって7往復→3往復に減便に。気仙沼市立病院を経由する場合、赤岩港駅は経由しない形となるため、需要に応じた見直しが必要になったものと思われます。気仙沼市街地からはミヤコーバスの便もそれなりに本数があるので、BRTが需要をすべて抱え込む必要がない、という面もあります。

気仙沼では大船渡線の鉄道と同じ構内に乗り入れ、平面移動での乗り換えが可能となっています。