君と、A列車で行こう。

シミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。

2018年秋 北海道へ(2)

2018/10/5 東京→札幌(2)

スーパー北斗9号 新函館北斗 11:09→長万部 12:20

新函館北斗を出たスーパー北斗は、最初はスピードを落として走り出します。

http://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/unkou/pdf/20180423_KO_sawarapuresu.pdf

にある、渡島砂原周りの徐行運転の影響なのでしょうか。

 

f:id:katayoku_no_hito:20181009011144j:plain

出発してしばらくして、車窓から見えた函館山北海道新幹線から見えたのと比べると、もうだいぶ小さくなっていました。

大沼を通過して大沼公園に停車。昔、夏にレンタサイクルを借りて、確か小沼の方だったと思いますが、ぐるっと回ったことがあります。涼しい空気と静謐な雰囲気に浸りつつ、当時の悩み事について考えを巡らせていたりしました。

 

f:id:katayoku_no_hito:20181009011339j:plain

そして車窓に現れた駒ヶ岳雄大な姿にただただ見惚れるばかり。

 

f:id:katayoku_no_hito:20181008221751j:plain

新函館北斗駅で買ってあった駅弁は、場合によってはこの車内で食べることを考えていましたが、そんな暇はありません。

 

f:id:katayoku_no_hito:20181009011526j:plain

森駅が近くなり、遠くに内浦湾が見えるようになってきました。こういうチラリズムがたまりません。

 

f:id:katayoku_no_hito:20181009011558j:plain

森駅で発車を待つ機関車。

こういう光景は、車内から出て、プロのカメラマンが撮るべきですね。

 

f:id:katayoku_no_hito:20181009011654j:plain

森駅を出てすぐ、鳥たちが集まる水辺。

天候もよくなり、車窓の素晴らしさに夢中になっていました。

 

f:id:katayoku_no_hito:20181009011727j:plain

ガラス越しであることが残念でなりません。

 

f:id:katayoku_no_hito:20181009011747j:plain

ずっと見ていたくなる絶景。

 

f:id:katayoku_no_hito:20181009011810j:plain

時折こうして海岸から離れ、陸側の景色が変化するのも楽しいのです。

そうして、ひたすら車窓を堪能していたらあっという間に長万部

f:id:katayoku_no_hito:20181009011837j:plain

 

f:id:katayoku_no_hito:20181009011857j:plain

 

長万部駅周辺を歩く

f:id:katayoku_no_hito:20181009011906j:plain

列車を見送って外に出ました。次の倶知安行きの発車までは50分ほど。

もし、この付近にめぼしい食べ物屋があるなら、駅弁よりそちらを優先したい感じ。

そんな感じでふらっと歩いてみると、すぐ近くによさげなカニめし屋があり、立ち寄ることにしました。

f:id:katayoku_no_hito:20181009012008j:plain

f:id:katayoku_no_hito:20181009012019j:plain

 

注文したのはおすすめメニューのかにめし。

f:id:katayoku_no_hito:20181009205100j:plain

後で調べてみると、昔は長万部駅構内で駅弁として売っていたとのことで、確かに、カニ身を甘醤油味で煮て水分を飛ばした、駅弁向けの料理になっていました。

まだ時間があったのでもう少し駅前を歩いてみます。海岸へ向かうと、久しぶりに見た標識が。

f:id:katayoku_no_hito:20181009012121j:plain

要は、積雪したら路面の標識は役に立たないということで設置されている標識。別に北海道に限った話ではないはずですが、こういうところに、普段住んでいるところとの違いを感じます。

 

f:id:katayoku_no_hito:20181009012205j:plain

海岸から北方面の眺望。

そうこうしているうちに、次の列車の発車時間が近づいてきたので駅へ。

 

f:id:katayoku_no_hito:20181009012254j:plain

キハ150形の1両編成。車内には2人ほど乗り込んでいました。

かにめしは腹八分目よりやや少ない感じだったので、ここで、新函館北斗駅で買った駅弁を開けることに。

f:id:katayoku_no_hito:20181009012434j:plain

ああ、こういう駅弁は大好きです。

いずれも大ぶりな身欠き鰊の煮つけと、数の子がそれぞれ3切れ、ドンドンドンと配置され、漬物や煮物が添えられただけの、シンプルな力強さ。

最近の駅弁は、1つ1つの食材を小さくまとめ、たくさんの種類の食材を盛り付けることで豊かな彩りを出す、というのが主流なのですが(前の記事のグランクラスの弁当などが典型的)、それと対極を行くこういう弁当には、いつまでも残ってほしいと願わずにはいられません。

接続する函館行きのスーパー北斗が、以前の大地震の影響で遅れていたこともあり、完食して発車を待つことになりました。

停車中、日本語と交互にずっと繰り返されていた、「This is a local train, bound for, くっちゃーん」の、最後の「くっちゃーん」のフレーズが耳に残ります。

長万部 13:18→倶知安 14:57

車窓派として辛いのは、窓が雨だれで一面汚れていたこと。

一般車両の掃除をそこまで細かくやっていられない、ということなのでしょう。

それは、今のJR北海道の状況を考えても、やむを得ないのだろう、とは思いますが。

f:id:katayoku_no_hito:20181009013150j:plain

f:id:katayoku_no_hito:20181009012829j:plain

細かい車窓の変化はありつつ、基本的には木々の間を走り抜けていく形で、広い視界の眺望というのはあまり望めない感じでした。

周りが見えないので、なぜそこでカーブして、なぜそこに勾配があって、なぜそこで加速して減速して、ということがよくわからないまま、ひたすら前へ前へ進んでいき、そしていつしか列車本来の役目を忘れかけたころに、「ピンポーン」とチャイムが鳴り、停車駅のアナウンスが流れることで、これが普通列車だったことを思い出す、ということを、何度も繰り返していきます。

そして視界が開けてきたと思ったら、終着の倶知安駅へ。

 

f:id:katayoku_no_hito:20181009013127j:plain

f:id:katayoku_no_hito:20181009012943j:plain

かつてはたくさんあった側線がすべて剥がされた、というように映る広大な空間。

よく見れば、本来上り本線があるべき1番線にも、線路がありません。

詳しい歴史はわかりませんが、かつてはこの駅も、貨物列車や旅客列車がもっと頻繁に走り、活気が溢れていたんだろうなあ、と想像してしまいます。

倶知安 15:18→小樽 16:26

倶知安からは2両編成に。やはり小樽近郊ではそれなりに乗客が増えるということなのでしょう。

f:id:katayoku_no_hito:20181009013320j:plain

電動の行先表示幕は後から追加されたのか、使われないサボ受けが残ったまま。

 

さっきの件があるので、窓の汚れ具合を確認して比較的綺麗な部分に着席。

1両目はまんべんなく雨だれの汚れがあり、2両目は、進行方向右側は黄色い汚れも付着してほとんど視界が望めないのに比べ、左側はあまり汚れがない、という具合で、1つの車両の中でも差があったりしました。

ただ、基本的には長万部倶知安間とあまり変わらない感じの車窓。

f:id:katayoku_no_hito:20181009013459j:plain

やがて余市からは乗客が増え始め、遠くに日本海が望めるようになってきたと思ったら、ほどなく小樽に到着しました。

f:id:katayoku_no_hito:20181009013530j:plain

 

小樽運河

小樽には、だいぶ昔に一度来たことがあります。

その時には、知り合いが昔オタモイ海岸に住んでいたというので、バスでオタモイ団地まで行って、1mほど積もった雪道を上って海岸の風景を見て帰ってくるだけという、いったい何しに行ったのかわからないような行動をしていたのですが、それはそれで、北海道の雪深さを体感できたという点で意味はあったのだと思います。

で、その時の記憶にある風景と、駅前の眼前の風景がだいぶ違っていたので一瞬戸惑ってしまいました。

f:id:katayoku_no_hito:20181009002223j:plain

自分の記憶の中にあった小樽というのは、下の写真の奥の方にある低層ビルが立ち並ぶような、そんな風景でした。

f:id:katayoku_no_hito:20181009013929j:plain

 

まあ、あれから長い年月が流れ、インバウンドを含めて観光需要が盛り上がる中、小樽駅前が昔日のままであるはずもなく。

 

f:id:katayoku_no_hito:20181009014027j:plain

手宮線跡。なるほど、線路は遺産として残っていたのですね。

実家近くの貨物線は、廃線になるとさっさと剥がされ、すでに一部はマンションとかに転用されていますが。

f:id:katayoku_no_hito:20181009014234j:plain

f:id:katayoku_no_hito:20181009014244j:plain

小樽運河アコースティックギターの演奏が似合いそうな、味のある風景。

周辺の建物も、運河とできるだけ調和するように作られているのが素晴らしいと感じました。

さて、この辺で時間もいい感じになってきたので夕食を……。

北海道のド定番といえば海鮮丼でしょ!ということで、それらしい店を探していたのですが。

少し歩いてみたものの、ピンとくる店が見当たらなかったので、結局小樽駅で駅弁を買いました。

f:id:katayoku_no_hito:20181009014346j:plain

 

快速エアポート184号 小樽 18:00→札幌 18:32

f:id:katayoku_no_hito:20181009014430j:plain

ほとんど列車で移動しているだけなのになぜか疲れてきたので、別に必要はないのですがuシートを確保。

小樽を発車したのを感じたあたりで意識がなくなり、そして気が付いたら、定刻より11分遅れで小樽築港を出発したとのアナウンス。

本来であれば日本海沿いの車窓を堪能したいところですが、すでに日が落ちてしまい、札幌までひたすら眠るだけ。

気が付いたら、桑園の駅を通り過ぎ、ほどなく札幌駅へと滑り込みました。

忘れていましたが、この日は平日。金曜日の夜。札幌駅では、帰宅のために多くの人が並んでいました。

いつもそうなのですが、北海道の各地に行った後に札幌に着くと、人の多さがあまりにも違い、まるで別世界のような感覚になります。

これが、札幌への集中という北海道の構造的な問題点を象徴している光景でもあったりしますね。

 

夜の札幌ということで、例えばすすきのに繰り出す、あるいは藻岩山からの夜景に挑戦する、ということもプランにはあったのですが……。

挑戦という言葉を使ったのですが、前に夏の北海道を訪れた時には、全体的に好天に恵まれたにも関わらず、函館の函館山・札幌の藻岩山とも、靄がかかって夜景を望むことができず、リベンジはそれ以来の課題ではあるのです。優先度は限りなく低いですが。

 

結局足が向かったのは、駅前というか駅ビル内にある海鮮居酒屋でした。

f:id:katayoku_no_hito:20181009015045j:plain

f:id:katayoku_no_hito:20181009015100j:plain

 

そして今日の活動は終了。

f:id:katayoku_no_hito:20181009015123j:plain

 

小樽で買った駅弁は、夜食として美味しくいただきました。

f:id:katayoku_no_hito:20181009015142j:plain

(翌日へ続く)