君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

スーパービュー踊り子に乗って

下記の記事の続きになります。

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新宿から乗り込んだ「スーパービュー踊り子1号」は、山手線に沿って南下し、大崎を過ぎて横須賀線に合流、そして東海道線に転線、と進んでいきます。

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スーパービュー踊り子(写真は伊豆急下田駅で撮影)

少し強引に「A列車で行こう」に絡めた話をすると、A.IVの頃、有料特急用の車両としてよく使っていたのがこの251系でした。まだ初期の上品なグレーの塗装でした。
当時はクオータービューの車両も豆粒みたいで、ほとんど色だけで区別するようなものでした。

各駅停車はAR4のベージュ色。急行は名鉄パノラマカーの赤。特急は近鉄アーバンライナーの白。準急を設定する場合は外国の車両(どこか忘れた)の青。
いつもそんな感じで、有料特急を設定するときには、この251系や253系のように、ちょっと上品な感じの色の車両を使っていたのです。

なので、乗るのは初めてですが、「ようやく会えた」的な感覚もあったり。

 

この車両は確かに、窓が広くハイデッカーあるいは二階建てで、両側の先頭車には展望席もあり、全体として「スーパービュー」を意識した車両なのですが、何度もリニューアルを繰り返したためなのか、席によっては窓の切れ目が目の前にあり、まったくスーパービューではなかったりします。

指定席を取る時には要注意と言いたいのですが、例えば、伊豆急が公開している座席表がこちら。

https://www.izukyu.co.jp/train/pdf/sheet_251.pdf

これを見ても、どの座席がハズレなのかなんてさっぱりわかりません。

ハズレに当たってしまったら、運が悪かったと諦めるしかないんでしょうか。

 

さて、茅ヶ崎あたりからちらちらと海が見えてくるのですが、二宮駅を出ると海岸沿いを走るようになります。

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湯河原駅付近。旅館らしき建物がいくつも見え、行楽地の雰囲気が漂ってきます。

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そして、熱海を過ぎて列車は伊東線へ入り、だんだんと伊豆の雰囲気が出てきました。

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伊東駅を過ぎ、伊豆急に入るとすぐに見えてくるのが、関東では「伊東に行くならハ・ト・ヤ」でおなじみハトヤグループの建物。

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前回伊豆に行った時は、新幹線の一番早い列車で熱海に行き、そこから各駅停車に乗り換えてほとんど眠っていたため、道中の車窓はあまり楽しめなかったのです。

今回はその分、しっかり楽しんでいきます。

 

やがて、伊豆急の拠点駅である伊豆高原駅(IZ 06)に到着。

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ここで、上り列車との交換のため長めの停車時間がありました。

留置線には、最近、北海道に派遣されることが発表されて話題となっている「THE ROYAL EXPRESS」がいました。

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外観は、はっきりいえば水戸岡テンプレートです。

骨格の違いを除けば、例えば京都丹後鉄道が誇る「丹後の海」とデザイン面でどう違うのか、よくわかりません。

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京都丹後鉄道の「丹後の海」。特急「はしだて」「まいづる」等で運用し、京都駅にも乗り入れる。

正直なところ、金持ち鉄道会社のイメージしかない東急が、貧者の味方水戸岡鋭治を起用し、貧者のためのテンプレートをそのまま利用するというのはかなり意外でした。

ただ、それよりも「ななつ星 in 九州」や「或る列車」のような内装の高級化を手掛けたところに価値を見出した、ということなのでしょう。

北海道への派遣についてはまた別に語る機会があるかもしれませんが、個人的にはとても楽しみにしています。

さて、その奥では、伊豆急の観光向け列車「リゾート21」のうちの「キンメ電車」が整備中でした。

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今回、できればリゾート21にも乗りたかったのですが、結局時間は取れず、またの機会に持ち越しになりました。

新宿では停車時間があまりなく、じっくり見ることができなかったスーパービュー踊り子の車両。

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先頭部分が写ってないのは、車掌が立っていて映り込むのを避けたため。

外板の破損を見つけた時、ああ、この車両ももう長くはないんだ、ということをしみじみと感じさせられましたですね。ヌードルバー付きの新車がデビューするのは来年でしたっけ。

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伊豆熱川(いずあたがわ)駅(IZ 09)。熱川温泉の玄関口であり、あちこちの旅館から湯けむりが立ち上っていました。


そして片瀬白田(IZ 10)~河津(IZ 13)間では、一部で海岸沿いに線路が走り、雄大な海の眺めを楽しむことができます。伊豆急随一の撮影ポイント。

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「晴れていれば」伊豆七島が見えます、というおなじみのアナウンスを聞かされるわけですが、この辺、最近実験が始まっているVR(仮想現実)を利用しての案内ということも、今後普及していくのかもしれないですね。

 

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河津駅を過ぎ、河津川を渡るところ。河津桜が満開になれば、この川沿いも桜で埋め尽くされるはずですが、この時点では一分咲き~二分咲きとのこと。訪れるのは少し早かったようです。

 

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河津駅を過ぎると、ほどなくして伊豆急下田(IZ 16)へ。そのすぐ東側に、寝姿山という山があります。
以前、「女性が寝ている姿に見えるところから名づけられました」と聞いたのですが、なるほど、たしかにそのようにも見えますね。

 

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伊豆急下田駅の出口。うん、誰がデザインしたのかすごくわかりやすいですね。

以下は帰りがけに撮った待合室。椅子や棚のデザイン、木のボールが詰められた子供向けのプール。これもおなじみですね。

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留置線には185系電車が停車していました。これまた、中央線からE257系が異動してくるとのことで、先行きが見えてきた車両ですね。

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下車して、大きな荷物をロッカーに預けたりという諸々の準備を済ませ、それから下田の街に出るのですが、また次回ということで下記の記事からどうぞ。

 

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