2017年の夏のこと。新幹線で秋田まで行き、リゾートしらかみに乗って青森に向かおうとしたら、発車1時間前ぐらいになって、秋田駅から北側が急に大雨に見舞われて、なんと運転見合わせになってしまいました。
大雨は続き、青森方面への運転再開のめども立たず、やむを得ず旅程を大幅に変更して山形方面へ向かうことに。普通列車で新庄までやってきました。
手前が奥羽本線の秋田方面や陸羽西線からやってきた狭軌の線路。新幹線の車両が見える奥側が、新幹線に合わせて標準軌となった山形方面の線路。
かつてはきっと、まっすぐ線路がつながっていたのでしょう。
各地に向けて伸びた新幹線は、それに伴って様々な形での線路の分断をもたらしました。
物事の善悪を簡単に語ることはできませんが、国土を貫く一大幹線がこうして分断されているという事実は、それはそれとして心に留めておかなくては、と感じた光景でした。