「ぐるっと九州きっぷ」を利用して福岡・熊本・鹿児島を巡るシリーズ。
前回は2日目の朝、桜島からの日の出をご紹介しました。
今回は、1日目の夕方と2日目の朝、市内各地で撮影した鹿児島市電の活躍する姿をご紹介します。
線路が緑化された市電
鹿児島市電で目を引くのは、何といっても冒頭の写真のように鮮やかに緑化された線路。
鹿児島中央駅前の電停付近。
芝を植えるのに桜島の火山灰を利用したそうで、それが桜島・錦江湾ジオパークのみどころであるという説明が掲示されています。
駅前には色とりどりの花が植えられ、美しい景観を作り出しています。
新型の低床車も旧型車両も、色とりどりの車両が行き交います。
鹿児島の繁華街、天文館。夜になっても人通りが多く賑わっていました。
翌朝は急遽日の出を見に行ったあと、しばらく市電の撮影をしていました。
武之橋電停付近、甲突川を渡るところでバックに桜島が入るはずだったのですが、ご覧の通り雲をかぶってしまっていてしょんぼり。
朝の市電の風景。何といっても軌道の緑が爽やかで心地よいですね。
中央分離帯に植えられているいろんな花々もポイントです。
この写真で軌道が緑化されてないのは橋の上だからですね。さすがに構造上、路面を掘って芝を植えるわけにはいかなかったのでしょう。
鹿児島駅からJRに乗るので、市電で向かいます。
鹿児島駅前にやってきた電車。どこかで見た塗装……と言うまでもなく、宣伝文句に社名が出ていますね。
3編成が収まる鹿児島駅前電停。骨組みと屋根だけの武骨なつくりに味わい深さがあります。
鹿児島駅と合わせて建て替え工事があるため、2020年2月1日から使用停止になり、2021年3月にリニューアルされた電停が使用開始になるようです*1。
軌道の緑化は他の鉄道でも見られるようになってきましたが、先駆者として市街地のほとんどが緑化されているのは素晴らしいと思います。
次回からはJR九州の観光列車めぐりとなります。