君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

JR気仙沼線BRTルート図(2019年7月現在)

f:id:katayoku_no_hito:20190502174151j:plain

気仙沼駅に到着した気仙沼線BRTのバス(2019年5月)

JR気仙沼線、JR大船渡線の鉄道線・BRT・旧鉄道線のルートや駅の位置を、「Googleマイマップ」を利用して1つのマップにまとめたものを作成しています。

本記事はJR気仙沼線のまとめになります。JR大船渡線(2019年5月時点)は下記記事をご覧ください。

a-train.hateblo.jp

前回作成したのは2019年5月でしたが、その後、6月に以下のルート変更とダイヤ改正があったので反映しました。

JR東日本ニュース 気仙沼線BRTダイヤ改正について(JR東日本仙台支社・盛岡支社)
https://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1558502276_1.pdf

この記事のルート図は以下の前提でご覧ください。

  • 2019年7月現在のルートです。BRT専用道の整備の他、沿線各自治体の復興工事によって頻繁にルートが変わりますので、ご覧になった時点とは異なっている可能性があります。
  • ルートは乗車時の記憶、googleマップの航空写真、JRや自治体が発表している情報、一般に公開されている乗車記・訪問記などをもとに作成しています。ただし推定を多く含むほか、参照した情報がすでに古いなどの理由で、実際と一致しない可能性があります。
  • マイマップのベースとして利用している航空写真自体、その撮影時期によって現状と異なっている可能性があります。

また、凡例は(やや見づらいですが)以下の画像をご覧ください。

f:id:katayoku_no_hito:20190519110409p:plain

 

まず、路線の全体概要図になります。

f:id:katayoku_no_hito:20190725011553p:plain

JR気仙沼線 全体概要図

気仙沼線の全体的な特徴としては、

  • 前谷地-柳津間は鉄道とBRTが並行して運行している。基本的には、鉄道と接続がないBRTが前谷地まで直通し、石巻線の列車と接続している形。BRTはノンストップだが所要時間は鉄道の方が短い。
  • 旧鉄道区間と、一般道として主に利用している国道45号線が絡み合うように近接しており、鉄道時代の駅はおおむねそのままBRTでも設置されている。
  • 志津川付近、および気仙沼付近で、復興事業に伴う新駅設置やルート再編が見られる。

といったことがあります。

f:id:katayoku_no_hito:20190725011701p:plain

JR気仙沼線 前谷地-柳津間

南側の前谷地-柳津間。鉄道とBRTが並行運用されている区間で、BRTはこの区間はノンストップです。和渕駅あたりは近いところを通りますが、BRTの駅は置かれていません。

経由する道路が必ずしも高規格ではないこともあり、鉄道が各駅停車で21~22分なのに対し、BRTは34分を要しています。この区間は2019年5月時点では35分で設定されていましたが、6月のダイヤ改正の際に見直しが行われました。

f:id:katayoku_no_hito:20190725012054p:plain

JR気仙沼線 柳津-志津川付近

柳津-志津川間。この区間は内陸と海岸沿いを長大トンネルも利用して結ぶルートで、BRTの専用道が整備されています。

志津川付近の拡大図が下記になります。

f:id:katayoku_no_hito:20190725012214p:plain

JR気仙沼線 志津川駅付近

復興事業の進展により、頻繁にルートが再編されているエリア。鉄道時代の駅をもとに設置されている志津川駅も何度も位置を変えていますし、高台移転した住宅地、同じく被災して高台移転した町役場や中央病院の最寄りとなる新駅が設置されています。

志津川中央団地から東側は、一度専用道化された後、沿線工事のために一般道経由に戻っていましたが、6月から専用道に戻りました。

f:id:katayoku_no_hito:20190725012801p:plain

JR気仙沼線 志津川陸前小泉

2019年6月に志津川中央団地-清水浜-歌津間が専用道に切り替わり、専用道の比率が高まった区間。北側の陸前港付近から蔵内~陸前小泉の中間付近までの区間も専用道の整備は終わっており、利用されていた時期もありましたが、2019年7月時点では沿線工事のために一般道に移っています。

f:id:katayoku_no_hito:20190725013332p:plain

JR気仙沼線 陸前小泉大谷海岸

陸前小泉から本吉の間は、国道45号から本吉駅へのアプローチが長く、狭い道を通っていくため、おそらくは所要時間短縮の妨げになっている部分。

本吉駅から北側は、BRT化に伴って本吉-気仙沼間の区間運転が設定され、大幅に増発された区間です。

小金沢駅・大谷海岸駅付近は、この付近の防潮堤の整備に気仙沼線の鉄道用地を利用する必要があるため、今後もBRT専用道が整備される予定はないようです。

f:id:katayoku_no_hito:20190725013820p:plain

JR気仙沼線 大谷海岸-岩月間

海岸から離れ、BRT専用道が整備された区間。岩月駅は、2019年3月のJRダイヤ改正にあわせて開業した新駅になります。

f:id:katayoku_no_hito:20190725013915p:plain

JR気仙沼線 岩月-気仙沼

気仙沼市の中心部を通る区間南気仙沼駅付近は専用道の整備中です。

気仙沼市立病院は、以前はBRTの南気仙沼駅のすぐ西側にあり、BRTでの仮復旧時には「南気仙沼(市立病院入口)」という駅名になりました。その後、2017年に病院の移転に伴い鉄道時代の駅名に戻り、病院を経由する迂回ルートが新設されました。ダイヤとしては、8:50~16:00ごろの間で上下各7本、気仙沼-本吉間の区間便が病院を経由しています。

 

JR気仙沼線の乗車記(2019年5月時点)は下記に書きましたのでご覧ください。

a-train.hateblo.jp