君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

銚子半島・犬吠埼の初日の出

※本記事は2018年1月の記録になります。

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「日本の平地で最も早い初日の出」とされる犬吠埼の日の出

はてなブログ今週のお題「海」に寄せて。まるで時期外れではありますが。

千葉県の東の端にある銚子市には何度か足を運んでいて、「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」のフレーズで有名になった銚子電鉄のぬれ煎餅騒動の時にもだいぶ応援していたりしました。

その銚子市にある銚子半島の東の突端、犬吠埼付近が、「(山頂・離島を除く)日本で最も早く初日の出が見られる場所」として知られている場所です。

年が変わる時期には家でのんびり過ごしていることが多く、それまで初日の出のために遠出するということはなかったのですが、この時には初めて犬吠埼へ出かけてみました。

JRからは、都心方面から銚子行きの臨時特急3本が運転されていて、他に成田発の快速もあります。成田発は成田山新勝寺で初詣を済ませた後に向かうのに適しています。

乗車した特急列車は、今となっては離脱してしまった貴重な189系での運転だったのですが、ダイヤ乱れのために乗車時の乗り継ぎに余裕がなかったこと、到着した銚子駅ではすぐに銚子電鉄に乗り換えないといけないことから、写真を撮る余裕はなく。

銚子電鉄はこの時間、JRの列車の到着を受けて銚子~犬吠間の運転です。満員となった列車に揺られて、およそ20分で犬吠へ到着しました。

犬吠駅から犬吠埼

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犬吠駅に到着した列車。5:21の撮影。デハ2002には「きぼう」のヘッドマークが掲げられています。

犬吠駅にはちょっとした駅前広場があり、軽食を提供する出店がいくつか出ていました。

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とにかく寒いし、日の出までには1時間半あるので、身体を温めるものをいただいていきます。

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千葉県のキャラクター「チーバくん」(横から見ると千葉県の形に見える)と、JR東日本千葉支社のキャラクター「駅長犬」がなにやらイベントをやっていました。

5:40ごろ、そろそろ犬吠埼へ向かいます。犬吠駅から犬吠埼は歩いて10分ほどです。

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犬吠埼周辺は交通規制が敷かれ、車両の進入が止められていました。

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夜の闇に美しく浮かび上がる犬吠埼灯台

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6:05。東の空が少しずつ朱く染まり始めてきました。

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犬吠埼周辺はかなりの人だかり。すでに営業している食堂兼土産屋も一部ありました。

出店の焼きそばのソースの匂いに誘われ、パックに入りきらないぐらいの大盛焼そばを食べながら、日の出を待ちます。

日の出を迎える

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6:14。さらに明るくなった東の空。幻想的な美しさがあります。

海面付近は東の方が厚い雲に覆われていて、海面からの日の出は厳しそうな感じです。銚子付近は快晴ですが、遠く離れた東の海はまた別。この辺はどうしようもありませんが、そういえば前日は雨が降っていたので、その辺から察することもできたのかもしれません。

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6:17。犬吠埼から南の方、長崎・外川方面の夜明けの風景。

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6:18。だんだんと東の空が明るくなってきます。まだ光が届かない部分とのコントラストが美しい、夜明けならではの光景。

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6:25。最初に通った時にはほとんど人がいなかった場所ですが、この時間になると多くの人が集まってきています。

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6:37。ほぼ同じアングルですが、空の色が明らかに変わったのがわかります。

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6:46。犬吠埼の日の出の時刻とされる時間です。

海面近く、雲の切れ間に赤い光が見えます。

f:id:katayoku_no_hito:20180101064822j:plain6:48。雲の向こうで真っ赤に光る太陽。

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その姿は厚い雲に覆われ、いったん隠れてしまいます。

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待つこと10分以上。7:02になって、雲のてっぺんが輝き出しました。

上空を舞うのは、この日、別のイベントで配られていた風船。

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その光はだんだんと強くなり……

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7:04。日の出の時刻から18分後、ついに太陽が雲の上から顔を出しました。

その風景を彩る岩場の波しぶきもまた、犬吠埼の景観の特徴です。

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7:06。太陽の光を受けて輝く海。

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朝日を浴び、すっかり明るくなった犬吠埼。日の出が終わり、付近を埋め尽くした人々が次々と去っていきます。

 

この後は、銚子市内をいろいろとめぐってから帰宅したのですが、お題の「海」とも少し外れてくるので別記事としたいと思います。

a-train.hateblo.jp

「海」を中心にした記事としては、以下のようなものもあるのでよろしければご覧ください。

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