君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

函館本線を往く スーパー北斗から「山線」へ

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上記の記事からの続きになります。

2018/10/5 東京→札幌(2)

スーパー北斗9号 新函館北斗 11:09→長万部 12:20

新函館北斗を出たスーパー北斗は、最初はスピードを落として走り出します。

http://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/unkou/pdf/20180423_KO_sawarapuresu.pdf

にある、渡島砂原周りの徐行運転の影響なのでしょうか。

 

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出発してしばらくして、車窓から見えた函館山北海道新幹線から見えたのと比べると、もうだいぶ小さくなっていました。

大沼を通過して大沼公園に停車。昔、夏にレンタサイクルを借りて、確か小沼の方だったと思いますが、ぐるっと回ったことがあります。涼しい空気と静謐な雰囲気に浸りつつ、当時の悩み事について考えを巡らせていたりしました。

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そして車窓に現れた駒ヶ岳雄大な姿にただただ見惚れるばかり。

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新函館北斗駅で買ってあった駅弁は、場合によってはこの車内で食べることを考えていましたが、そんな暇はありません。

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森駅が近くなり、遠くに内浦湾が見えるようになってきました。こういうチラリズムがたまりません。

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森駅で発車を待つ機関車。

こういう光景はできれば車内から出て撮りたいですね。

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森駅を出てすぐ、鳥たちが集まる水辺。

天候もよくなり、車窓の素晴らしさに夢中になっていました。

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ガラス越しであることが残念でなりません。

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時折こうして海岸から離れ、陸側の景色が変化するのも楽しいのです。

そうして、ひたすら車窓を堪能していたらあっという間に長万部

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出発する特急列車を見送り、この先は「山線」と呼ばれる小樽方面へ進みます。

長万部駅周辺を歩く

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次の倶知安行きの発車までは50分ほどあります。

もし、この付近にめぼしい食べ物屋があるなら、駅弁よりそちらを優先したい感じ。

そんな感じでふらっと歩いてみると、すぐ近くによさげなカニめし屋があり、立ち寄ることにしました。

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注文したのはおすすめメニューのかにめし。

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後で調べてみると、昔は長万部駅構内で駅弁として売っていたとのことで、確かに、カニ身を甘醤油味で煮て水分を飛ばした、駅弁向けの料理になっていました。

まだ時間があったのでもう少し駅前を歩いてみます。海岸へ向かうと、久しぶりに見た標識が。

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要は、積雪したら路面の標識は役に立たないということで設置されている標識。別に北海道に限った話ではないはずですが、こういうところに、普段住んでいるところとの違いを感じます。

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海岸から北方面の眺望。

そうこうしているうちに、次の列車の発車時間が近づいてきたので駅へ。

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キハ150形の1両編成。車内には2人ほど乗り込んでいました。

かにめしは腹八分目よりやや少ない感じだったので、ここで、新函館北斗駅で買った駅弁を開けることに。

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ああ、こういう駅弁は大好きです。

いずれも大ぶりな身欠き鰊の煮つけと、数の子がそれぞれ3切れ、ドンドンドンと配置され、漬物や煮物が添えられただけの、シンプルな力強さ。

最近の駅弁は、1つ1つの食材を小さくまとめ、たくさんの種類の食材を盛り付けることで豊かな彩りを出す、というのが主流なのですが(前の記事のグランクラスの弁当などが典型的)、それと対極を行くこういう弁当には、いつまでも残ってほしいと願わずにはいられません。

接続する函館行きのスーパー北斗が、以前の大地震の影響で遅れていたこともあり、完食して発車を待つことになりました。

停車中、日本語と交互にずっと繰り返されていた、「This is a local train, bound for, くっちゃーん」の、最後の「くっちゃーん」のフレーズが耳に残ります。

長万部 13:18→倶知安 14:57

車窓派として辛いのは、窓が雨だれで一面汚れていたこと。

一般車両の掃除をそこまで細かくやっていられない、ということなのでしょう。

それは、今のJR北海道の状況を考えても、やむを得ないのだろう、とは思いますが。

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細かい車窓の変化はありつつ、基本的には木々の間を走り抜けていく形で、広い視界の眺望というのはあまり望めない感じでした。

周りが見えないので、なぜそこでカーブして、なぜそこに勾配があって、なぜそこで加速して減速して、ということがよくわからないまま、ひたすら前へ前へ進んでいき、そしていつしか列車本来の役目を忘れかけたころに、「ピンポーン」とチャイムが鳴り、停車駅のアナウンスが流れることで、これが普通列車だったことを思い出す、ということを、何度も繰り返していきます。

そして視界が開けてきたら、終着の倶知安駅へ。

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かつてはたくさんあった側線がすべて剥がされた、というように映る広大な空間。

よく見れば、本来上り本線があるべき1番線にも、線路がありません。

詳しい歴史はわかりませんが、かつてはこの駅も、貨物列車や旅客列車がもっと頻繁に走り、活気が溢れていたんだろうなあ、と想像してしまいます。

倶知安 15:18→小樽 16:26

倶知安からは2両編成に。やはり小樽近郊ではそれなりに乗客が増えるということなのでしょう。

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電動の行先表示幕は後から追加されたのか、使われないサボ受けが残ったまま。

 

さっきの件があるので、窓の汚れ具合を確認して比較的綺麗な部分に着席。

1両目はまんべんなく雨だれの汚れがあり、2両目は、進行方向右側は黄色い汚れも付着してほとんど視界が望めないのに比べ、左側はあまり汚れがない、という具合で、1つの車両の中でも差があったりしました。

ただ、基本的には長万部倶知安間とあまり変わらない感じの車窓。

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やがて余市からは乗客が増え始め、遠くに日本海が望めるようになってきたと思ったら、ほどなく小樽に到着しました。

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下記の記事へ続きます。

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グランクラスで北海道へ

2018/10/5 東京→札幌(1)

はやぶさ1号 東京 6:32→新函館北斗 10:57

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まず、何のためらいもなく北海道へ向かいます。

当初は、まずは北上で下車し、北上線奥羽本線五能線リゾートしらかみ)と経て青森へ至り、北海道入りは翌日の予定でした。

というより、最初に確保したのはリゾートしらかみの指定席であり、翌日以降はついでに北海道に行ってみよう、という程度の話だったのです。

ところが、台風25号が7日に北海道を直撃する予報となり、どのように旅程を組み替えるか悩んだ結果……なぜか北海道の方が優先度が高くなってしまい、2度目のトライだったリゾートしらかみはまたも断念せざるを得なかった、というのはこのブログにも書いていた通りです。

まあ、リゾートしらかみは当面いつでも乗れるし、距離的に遠く、廃線が事実上決まった区間もあるので、それを優先したという意味もあります。

旅程を検討する際、だいたい以下のようなことを重視して決めています。

  1. 乗ったことのない路線に乗れるか(いわゆる乗りつぶし
  2. 車窓を楽しめそうか
  3. 訪れた先で絶景を見ることができそうか
  4. その他、何か新しい発見が得られそうか

乗りつぶしは一つ大きな指標ではあるのですが、とはいえ、何の発見も見込めない、ただ義務的に乗るような乗車はしたくないのです。

さて、新幹線は定刻に発車。

1度やろうと決めていた、東京-新函館北斗間のグランクラス乗車を決行する時が来ました。

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特急料金よりもはるかに高い、グランクラス料金。

内訳を見ていただいたらわかる通り、合計26,720円という金額は、運賃別なのです。

グランクラスは、以前に東京-金沢間で乗車したことがあります。碓氷峠を越えたあたりで、あまりに快適過ぎてぐっすり寝てしまい、気が付いたら富山でした。

今回は、盛岡から先は乗ったことがない区間ということもあり、そこから先はできるだけ起きているのが目標です。

 

大宮を過ぎ、首都圏からの乗車が完了した時点で軽食の提供がありました。和洋選べる中でチョイスした和軽食は、秋らしい彩りとなっていました。

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ひととおり堪能したら、おやすみモードへ。

 

仙台を過ぎ、盛岡で併結していたこまち1号を切り離し、さらに北へ。

車窓は見ていたのですが、正直なところ、見ている限りは「よくある新幹線の車窓」という印象。しかもトンネル区間が多く、八戸あたりからはトンネル内で電波も途切れる……という感じだったので、最初に提供されたスイーツやおつまみをいただく等、基本的には車内でまったりする方向で過ごしていました。

新青森に到着する少し前、北海道の胆振地方で最大震度5弱地震が発生したという速報を見てびっくり。

それ自体で何か大きな被害が出るとは思わなかったのですが、当然、付近のJR線は運転を見合わせるだろうし、ダイヤの乱れによって今後の旅程に影響が出ないか、というのが心配でした。

まあ、その辺はなるようになる、としか言えないのですが。

 

新青森から北海道新幹線へ。JR東日本と違い、青函トンネルを中心にした情感あるアナウンスが特徴的。それぞれの路線の性格の差を反映しているようでもあります。

 

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奥津軽いまべつ駅。ホームは極端に狭く、基本的には「乗降できるだけの設備はある」という状態。これが、この駅の位置づけを端的に表現しているかのようです。

いつかはこの駅を降りて旅をしてみたいです。

 

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在来線との合流点あたり、でしょうか。奥には在来線の狭軌線、手前には三線軌道が見えます。

そして青函トンネルを経て北海道へ。

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青函トンネルを抜けると北の大地。北海道らしい広大な風景が広がります。

青函トンネル自体は、乗客視点では「ただの長いだけのトンネル」という感じではありますが、出て風景が変わったのを見ると、やはり海を越えたという感慨があります。

 

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木古内駅。ホームの構造としては奥津軽いまべつ駅と似たような感じ。

道南いさりび鉄道は、一応「乗車した」扱いではありつつも、昔の江差線だった時に夜行列車で行き来しただけなので、昼間にきちんと乗っておきたい路線ではあるのです。

それはまたいずれ……。

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遠くに見えてきた函館山新函館北斗に近づくと、短時間ではありますが、東側に函館山函館市街を一望できる素晴らしい車窓が広がります。

なので、取れるなら東側の窓側がおすすめかと思います。

 

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新函館北斗駅。今はまだ、行き止まりの線路。

 

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12番線の発車(?)案内。そもそも発車する列車はあるんでしょうか。

これが札幌行きの発車案内に変わるのは、まだまだ先の話。

 

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駅前の風景。

用地は確保したものの、誘致が思うように進んでいない、という話も出ていますね。「A列車で行こう The 21st Century」で誘致に失敗したかのような……。

この先に計画されている新八雲駅では、(公表されている資料では見当たらないですが)「新駅は市街地から離れており、従来型の整備は効果が見込めないため、駅前に牧場を展開し、極力視界を遮るものをなくすようにする」という案も出ているようです。

需要の少ない駅においては、「駅前に一大拠点を整備する」という従来型の整備から離れた発想が必要なのかもしれません。

地震の影響で定刻から少し遅れて到着したこともあり、写真を撮っていたら時間が無くなってしまったので、とりあえず売店で「鰊みがき弁当」を買って、次のスーパー北斗へ乗り込みました。

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下記の記事へ続きます。

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電停の使い方

先にYoutubeで上がったのは見ていたので「あ、ニコニコは見捨てたのかな?」とか思っていました。

開発あるあるなネタと、221系パイセンの緩いツッコミがけっこう好き。

電停を引上線として使う発想はなかった。今作ってるマップは1両とか2両編成も結構あるので、最低3両の操車場は長すぎる時があるんですよね。

 

最近みた走行動画は、どれも路線図的なものの提示がなくて、駅名を出されても何がどこにあるのかよくわからない、というのが結構あったのです。

続編物は、以前の動画を見返すべきなんでしょうけど。

そんな中、きっちり走行区間と停車駅を出してくれているものを見ると安心感があります。

自分の動画でやろうとする時、画面に常時表示する情報量はどのぐらいが適切なのか、ということをいろいろ悩んでしまって、ここまではっきりとは出せなかったりするのですが。

新十津川・室蘭

札幌 6:39→石狩当別新十津川 9:32
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uシート付きの乗り得編成でした。
札幌発は1本後でも接続するのですが、乗り換えはなるべく余裕を見るのがモットー。

実際、後の列車が来る前に、窓側前向きの席は埋まってしまったので。

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基本的な構図はずっと変わらないけど、「いつまでも見ていたくなる」という感じの美しい車窓。

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新十津川駅前ではイベントやってました。
こういう逞しさはよいと思います。

滝川から札幌に戻って思案していたところ、室蘭へ寄る時間があることがわかり、急遽指定券を組み換え。

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新千歳空港
この辺から雨がポツポツと。

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室蘭駅前にある回転寿司。美味しゅうございました。

東室蘭から、噴火湾の夕景を眺めながら優雅に帰るはずだったのが、雨が降り出してちょっと残念な感じでした。

東京→札幌

新カテゴリ作りました。既存の旅行系記事も変更します。

詳しくは戻ってから書くので、とりあえずさわりだけ。

はやぶさ1号 東京 6:32→新函館北斗 10:57
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東京→新函館北斗グランクラス。豪華クルーズトレインを除けばトップクラスの贅沢を。
乗車中に北海道で震度5弱地震があり、速報を見て青ざめたのですが、大きな影響はなく助かりました。

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新函館北斗駅の発車(?)案内。

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スーパー北斗9号 新函館北斗 11:09→長万部 12:22

ダイヤ乱れのため、乗り換えの時にとりあえず駅弁を買って乗り込んだものの、駒ヶ岳噴火湾の車窓 が素晴らしすぎて弁当どころではありませんでした。

長万部 13:17→倶知安 15:18→小樽 16:26
いわゆる「山線」で小樽へ。

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小樽運河

快速エアポート184号 小樽 18:00→札幌 18:32
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大都会札幌。
いつも思うけど、降り立った瞬間の別世界感が凄い。

明日は札沼線を終点まで乗り、今度は室蘭線回りで戻る予定。

昼間、3時間ほど札幌で時間があるのですが、何をするか悩み中。

予定変更

こ、これは……!?

予定通り北伐を進めようものなら、津軽海峡司馬懿に退路を断たれ、撤退もままならず泣いて馬謖を斬るハメに……。

 

ただ、札幌の天気は6日までは晴れらしい。そして7日は、東北以北は雨だけど、関東はかろうじて晴れ間も出るらしい。

ということは、5日から<東北・北海道・北海道>の予定を、<北海道・北海道・北関東>あたりにすればいいのでは…。

 

そんなわけで、急きょ旅程を組み替えて、とりあえず最低限必要な指定券だけ抑えてきました。

乗る予定だったリゾートしらかみは2回目のトライだったのですが、前回は夏の大雨で運休になり、今回は台風による旅程変更ということで、また見送りになってしまいました。

乗車券の経路変更や指定券の払い戻し、その他もろもろは明日、みどりの窓口でやります。

JRの払い戻し手数料の無料化、運転見合わせが発生した時しか適用にならないですが、災害級の悪天候が予測されてる時にも適用にならないかなあ。

 

あ、宿も全部取り直さないと……。

また台風……!?

5日あたりまでの進路予想を見て安心していたのですが……。

7日は午後から札幌→東京の大移動(特急+新幹線)をする予定なので、なんとか見逃してほしいです。

それにしても、絶対混むに決まってる6日~8日を避けて、1日前倒しで5日~7日の旅行にしたのは結果的に正解だったことになりそうです。なったらいいな。

東北・北海道方面は乗ったことがない路線も多く、一応乗ったことになっている路線でも、昔の夜行特急・急行で突っ切っただけというのが多くて、あまり路線のことを知っているわけではないのです。

北海道はだいぶ昔、夏と冬に1度ずつ行きましたが、また独特の空気感を味わえるのを楽しみにしています。

「Island Railroad #2 漁業の町から海を越えて」について

こちらの動画の制作後記になります。

今回は、「快速シーサイドライナー」「特急みのり」の走行シーンをメインにした構成になりました。

「快速シーサイドライナー」について

今回扱ったのは運転区間の一部で、マップ内ではこのまま東に進んでマップ端まで行きます。

想定としては、マップの外側に大阪のような規模の都市があり、そこを起点に運行されていることになっています。できればマップ内で完結させたいのですが、マップ内だけでは30分程度にしかならず、どうしても距離感が足りないのです。

JR西日本の「新快速」のようにこのエリアの主力となる列車で、ダイヤ設定でも、この快速のパターンダイヤを前提に他の列車を調整する、という形で組んでいます。

指定席があるので号数の設定が必要だよなあ、と思って数えてみたら、上りで152号にまでなり、想像以上に本数が多いのでびっくりしました。

列車名については「マリンライナー」とずっと迷っていて、車両にも「Marine Liner」って書かれていることを考えると、本当はマリンライナーが正解なんでしょう。

ただ、最近いくつかの別シリーズでもマリンライナーという列車があるようで、あんまり被せたくないなというのがあって、「シーサイドライナー」の方を採用することにしました。

「特急みのり」について

現実では快速として運用されている車両ですが、ここでは、JR九州のような観光特急としての運用をイメージしています。

川沿いのマップ端に至る特急ということで、その先、山間部へ進み、山の実りを満喫できるような特急、というコンセプトがあります。きっと、地元の銘酒や食材を堪能できるのだと思います。

駅紹介

ジオラマを使いたくておまけで作ってみたもの。たぶん、Ver.5の新機能の中でも、ジオラマ機能を動画で使ったのは初めてなのでは? いや、動画を全部見てるわけではないので全く根拠はないですが。

前の記事でも書きましたが、背景として扱う分には、結構いい雰囲気を出しているように思いました。

列車の速度設定について

今回扱った「快速シーサイドライナー」の最高速度は90km/hに設定していますが、特に遅いとは感じないのではないでしょうか。個人的な感覚として、100km/hを超えると動画として扱うには少し速すぎる、という感じがあります。

以前の「HRプロジェクト」の時には、まだバージョン1でゲーム内で速度を変更することができなかったので、動画の再生速度を75%にすることで速度を落とすようにしていたのですが、今回は、カスタム編成なども利用して、ゲームレベルで速度を低めに抑えるようにしています。

ちなみに「特急みのり」は、ローカル線に向かう観光特急ということもあり、75km/hの設定です。
これぐらいだと、さすがに特に急がずにゆったり走っている感があったりしますね。

海峡大橋について

マップのハイライトの1つである海峡大橋。下のサテライトを見ていただくとわかる通り、A9内の設定で2.5km程度はある感じになっています。

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島と対岸の広さをある程度確保しつつ、橋の長さもできるだけ取りたいということで、このマップコンセプトではこれぐらいが限界かと思います。

この橋を作るにあたっては、現実の瀬戸大橋や明石海峡大橋をベースにいろいろと考えたことがあって、とても語り切れない感じなのですが、その一端を簡単にご紹介したいと思います。

  • この部分にのみ「高速線路」を用いることで、高規格路線であることを印象付け、既存路線との差別化を図っています。
  • A9の「鉄道道路併用橋」は1つの橋が短いうえに、両側の土台を極力海に埋めたくないので、瀬戸大橋のように複数の島を経由する形にしました。
  • 水面からの高さは、瀬戸大橋が中央部で65m、明石海峡大橋が同様に97mであることを念頭に、A9の高さの感覚(上限が240m)も考慮して、鉄道を50m、道路を60mに設定しました。
  • 鉄道のアプローチについて、島側は標高30mの岬があることを利用してのアプローチという想定。岬部分に新駅(「海峡口みさきパーク」駅)を置き、観光開発を行うこととしました。
  • 対岸側については、広岡駅を経由させたいということを踏まえ、下図のようにループ線とし、その中で高度を稼いでいくこととしました。途中の高台に新駅を置き、広岡駅まで1駅という地の利を活かした住宅開発が行われた、というイメージです。

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niconicoの原盤利用許諾がだいぶ拡大していた

許諾楽曲検索 - 目次 - ニコニコ動画

いつの間にか、昔は使えなかった方の楽曲がniconicoで原盤利用できるようになっていてびっくりしました。今回利用させていただいた服部克久さんもその1人。

昔の動画で利用させていただいたりもしたのですが、その時は著作権を尊重しようとかそういう意識が希薄だったので……(反省)。

JASRACとはniconico包括契約をしているのですが、実演家(楽曲を演奏した人)や出版社の権利はまた別なので、それをクリアするためにこうして原盤利用許諾があったりするのですね。

今のところ、服部さんの楽曲で許諾されているのはそれほど多くないのですが、「音楽畑」シリーズとかで自然の情景をテーマにした楽曲が多いので、走行シーンのBGMにはかなり適性があるんじゃないかと思います。

計画運休

今回、台風24号の影響で、JR東日本が、首都圏全路線の計画運休に踏み切ったとのこと。

概ねそれを肯定する意見が多いようなのですが、今度は「最終列車をどうアナウンスするか」で意見が分かれたりしているようです。

  • 20時以降順次運転取りやめと言われても、実際に何時に運転が終わるのかわからない。
  • 20時を過ぎたらすぐに運転を見合わせるっていう意味じゃないの?
  • 20時以降というなら、その前に移動が完了できるようにしておくべきだろ。
  • 少なくとも、20時の5分前に駅にいるようにすれば困ることはないんだし、なんで早めに行動しないの?

NHKニュースで時々流れていた新宿駅の中継を見る限りでは、21時を過ぎても発車する列車があったようで、おそらくは「20時を過ぎて始発駅を出た列車を最終にする」というような感じの運用をしていたのではないかと推測されます。

実際の運転状況と適合しているかはともかく、例としては、20:08に成田空港を出る快速電車は、千葉発は20:54、東京着は21:32のように、駅によって最終時刻が異なることが想定されます。

もし、20時に間に合うように千葉駅に行っていたら、その後50分ほど余裕があったのを失うことになるわけです(まあ、災害の時だし時間に余裕を持って行動すべきというのは同意しますが、人の事情はそれぞれなので)。

 

なので、鉄道会社側としては、このへんできるだけ細かくアナウンスするようにする方がいいと思うのですね。

 

この点、以前からたびたび計画運休をやっていてニュースにもなっているJR西日本は、かなり密度の濃い情報提供をしています。

【京阪神地区】 台風 お知らせ (9月30日 運転計画 1)の履歴:JR西日本列車運行情報

2018年09月29日 21時00分更新

台風24号の接近に伴い、明日(9月30日)、京阪神エリアの各線区において、8時頃以降順次列車の運転を取り止め、概ね12時頃以降は、全ての列車の運転を終日取り止めます。

※台風の状況、規模により運転計画を変更する場合があります。

【運転を取り止める線区(以下は最終列車)】
北陸線
近江塩津駅米原駅
 近江塩津駅 11時05分発: 米原行き
米原駅近江塩津駅
 米原駅 11時01分発: 近江塩津行き
 米原駅 11時30分発: 長浜行き
 近江塩津駅 11時01分発: 敦賀行き
琵琶湖線
米原駅⇒京都駅>
(新快速)米原駅 8時48分発: 姫路行き
(普 通)米原駅 10時59分発: 野洲行き
(普 通)野洲駅 11時05分発: 京都行き
<京都駅⇒米原駅
(新快速)京都駅 10時30分発: 米原行き
(普 通)京都駅 10時37分発: 米原行き
(普 通)京都駅 11時22分発: 野洲行き
JR京都線
<京都駅⇒大阪駅
(新快速)京都駅 9時45分発: 姫路行き
(快 速)京都駅 10時54分発: 大阪行き
(普 通)京都駅 11時02分発: 大阪行き
(普 通)高槻駅 11時33分発: 大阪行き
大阪駅⇒京都駅>
(新快速)大阪駅 10時00分発: 米原行き
(快 速)大阪駅 9時53分発: 米原行き
(快 速)大阪駅 10時53分発: 京都行き
(普 通)大阪駅 11時10分発: 京都行き
(普 通)大阪駅 11時32分発: 高槻行き
JR神戸線
大阪駅⇒姫路駅>
(新快速)大阪駅 10時15分発: 姫路行き
(普 通)大阪駅 11時00分発: 新三田行き
(普 通)尼崎駅 10時53分発: 西明石行き
大阪駅10時45分発の普通電車から接続
(新快速)西明石駅 10時57分発: 姫路行き
(普 通)西明石駅 11時04分発: 網干行き
<姫路駅⇒大阪駅
(新快速)姫路駅 8時55分発: 米原行き
(普 通)姫路駅 11時02分発: 西明石行き
(新快速)西明石駅 9時16分発: 米原行き
(快 速)西明石駅 10時11分発: 大阪行き
(普 通)西明石駅 10時16分発: 京橋行き

これが、琵琶湖線JR京都線JR神戸線を中心とした線区に関する9月30日の運転計画のアナウンス。

これと同様の密度で、大阪環状線阪和線大和路線学研都市線JR宝塚線等もアナウンスされています。

 

本題とは関係ないですが、こうして一定期間の履歴が追えるのもJR西日本の特徴ですね。

 

おそらく、JR西日本の計画運休が受け入れられるようになった背景には、こうしたきめ細かい情報提供があったのではないか、と考えています。

なので、今回初めて踏み切ったJR東日本にしても、同様の取り組みを進めていただければいいのではないでしょうか。

ジオラマ機能

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Island Railroadの #2 を作成中です。

ゲーム中では、どう扱ったらいいのかよくわからないジオラマ機能ですが、動画の背景として使うにはなかなかいいのでは、とか思ったり。

一度MP4に書き出したのですが、やはり一発合格とはいかず、修正して公開予定です。