今年の台風19号は各地に大きな爪痕を残しましたが、その直後の10月14日、真岡鉄道ではSL重連運転の企画が行われ、撮影に行ってきました。
下館駅で真岡鉄道の発車待ちの間、JR水戸線では、運転を再開した小山行き列車が到着するとのアナウンスがありました。
何の変哲もないE531系の列車ですが、鉄道が当たり前に動く日々が戻ってきて、当たり前の写真が撮れることをしみじみと噛み締めつつ、ごく当たり前の編成写真を撮りました。
まあそれはそれでいいんでしょうが、後で見てみれば、「鉄道が戻った」ことの感動を表現するなら、線路の奥から列車が見えた瞬間を撮る方がよかったなあ、とも思いました。
現場で瞬時に判断するのはなかなか難しいのですが、せっかくの瞬間に、そういう発想ができなかったのはちょっと残念だったなあ。
写真が淡く暖かみがある感じになっているのは、せめてもの表現だったりします。