JR総武線の市川駅前には、地上150mから360度の風景が楽しめる、市川市が運営する「アイ・リンクタウン展望施設」があります。
市川駅の南口から駅前タワービルの「ザ タワーズ ウエスト」に入ると、3階から45階まで一気に駆け上がるエレベーターがあります。
エレベーターの壁もシースルーで、風景を眺めながらの上り下りになります。
エレベーターを降り、さらに階段を上がると屋上デッキ。周囲にはガラスが貼られていますが、屋外ということで開放感がある空間になっています。
なんといっても、市が運営しているだけあって、無料というのが素晴らしいところです。別に市川市民でなくても自由に出入りできます。
どんな風景が見えるのでしょうか。
南側、江戸川から東京湾の方面。
東京メトロ東西線の列車が(車両は東葉高速のものでしょうか?)川を渡るのを狙ってみましたが、小さくてよくわかりません。もっと望遠で撮れるレンズがほしくなります。
さらに目立たないので狙っていませんが、奥のトラス橋はJR京葉線ではないかと思います。
海の向こうには内房の工業地帯も見えたりします。
眼下には当然、JR総武線が走ります。
東京側は江戸川を渡るとすぐにカーブして小岩駅に向かいますが、千葉方面は本八幡、下総中山、そしてその先へと長い直線が続きます。一番手前にいる電車、E217系の増結編成(4両編成)の回送なのかな? などと思っていたら、そうではなく11両編成。こんなにも長さが圧縮されるものかとびっくりしました。
東京側はなかなか列車が撮れる場所も少ないのですが、新小岩~小岩間には割と長めに列車が顔を出すところがあります。作例では奥に池袋のサンシャイン60が見えます。
左に振ると東京スカイツリーがあるのですが、列車と絡めるのはちょっと強引な感じがしなくもないです。この時は背後の映り込みもあって狙っていないのですが、また狙ってみたいなと思います。
京成本線の車両は色が付いた部分が少なく、しかもおとなしめの赤と青であまり目立たないのですが、京浜急行や都営浅草線の車両が来るとかなり目立ちます。
さらに北側には北総鉄道&成田スカイアクセス。撮れなくはないんですが、側壁が高くて下側が見えないのが残念です。
ここまでが昼の撮影。夕景も見たくなって、別の用事を済ませた後にまた来てみました。
左が総武線の俯瞰。ちょうど特急しおさいの東京行きがやってきました。
右が東京スカイツリーと富士山。日本の象徴と東京の象徴を、こうやって撮れる場所はなかなかないのではないかと思います。
夕陽に照らされてスカイツリーが輝く、幻想的な都市の風景。
夕陽が山の向こうに沈む瞬間。
すっかり日も暮れ、E217系がヘッドライトを照らして東京へ向かいます。
この日はいいシーンが見れて満足したものの、特に夕方はガラスへの映り込みも強くて、残念な写真も多かったのです。
京成電車は、夕陽が反射して車体が輝く、いわゆる「ギラリ」だったのですが、映り込みのためにほとんどボツ。
そんなわけで、こちらの商品を買ってみました。
レンズの周囲に装着するもので、被写体側に黒い面を向ければ映り込み防止、白い面を向ければ光を反射して当てる効果があるはずです。
以前に記事を書いたこの写真も、手前側にレフ板置いて光をあててあげればよかったなあ…と後で反省したりもしたのです。
その両方を1枚で兼用できるということで、どんな写真が撮れるのか今から楽しみです。
(2019/12/16追記)ということで、再度行ってきました。