君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

西伊豆・堂ヶ島 秋の夕暮れ

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ススキが夕陽に照らされて輝く、堂ヶ島の秋の夕暮れ

10月の上旬、ふと思い立って伊豆へ向かいました。

旅行というより、新しく買った(本体+レンズ2本で税込み18万ぐらい……)カメラで撮る練習のために、いろんなシチュエーションで撮れる舞台として伊豆を選んだ、という感じです。

午前中、東伊豆で伊豆急行線の列車を撮影したり、下田ロープウェイで山上へ行ったりして、夕方の日没直前に堂ヶ島へ。

以前に訪問して、ある程度勝手がわかっているので、初めてのところに行くよりやりやすい面があります。

以前(2019年2月)の訪問記は下記をご覧ください。

a-train.hateblo.jp

下田からのバスで到着したのは、日没の25分ほど前。とりあえず夕陽が撮れる場所へ向かいます。

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すでに陽は沈みかかっていました。

(キャプションでカメラの設定を色々書こうかと思いましたが、見返すといろいろと恥ずかしい設定があったので見送りで…)

このまま眺めているだけでも当然美しいのですが、今回は撮影の練習ということで、いろんな構図や設定を試してみます。

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手前に松の木を置き、その先端が輝くのを入れてみた構図。

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結果的に今回一番お気に入りなのですが、手前のススキにピントを合わせ、夕陽に照らされるさまを表現した秋らしい一枚。波のきらめきもうまい具合にボケてくれたと思います。

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こちらは右の島影以外はカットして、シンプルに大海原に沈み行くイメージで。

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太陽が水平線にかかると、上の方の空は夜の青に染まってきます。

このグラデーションがまた夕暮れの魅力です。

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陽が海に沈んだ直後の空のグラデーションを縦構図で強調してみました。

ここで夕陽としては終わり。他に何人かの人が撮影していましたが、皆さんその場を去っていきました。きっとこの後、旅館やホテルで美味しい夕食が待っているのでしょう。

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いわゆるマジックアワーと呼ばれる時間。

撮影視点では、「何を表現したいか」に応じて、カラーバランスの設定でいろいろな表現ができる風景です。

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青とマゼンタを強くすると、こんな感じの鮮やかな画像になります。

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さらに青を強くするとこんな感じ。やりすぎ感はありますが、表現したいものによってはありだと思います。

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左に視界を向けると、薄雲がかかっていたのかそんなに鮮明ではありませんでしたが、半月が空に上っていたので、右下に残照を対置する形で撮ってみました。左下のほのかな明かりも、海岸の小さな町らしい情感が出ているように思います。

一通り撮影し、本格的に真っ暗になってきたので撤収。この後、堂ヶ島バス停前の海鮮料理屋で穴子丼をいただいて帰宅しました。

tabelog.com

穴子丼と言っても、ご飯はすし飯で、ふっくら煮た穴子をサッと炙り、タレを塗ったもの。

伊豆特産のわさびを少し付けると、酢飯の酸味と合わせて爽やかな感じの味わいになります。宮島の穴子飯とは違う新鮮な味覚で美味しかったですよ。

 

バス停前にはセブンイレブンがあり、19:00まではイートインスペースも使えるので、そこを利用する手もあります。

堂ヶ島から東京方面へは、伊豆急行伊豆急下田駅もしくは蓮台寺駅に出るルートと、修善寺駅に出て伊豆箱根鉄道で三島に出るルートがあります。

しかし、この日は関東方面から利用できる「南伊豆フリー乗車券」を使っていたので、それを利用して帰るには伊豆急行東海バス下田駅~松崎~堂ヶ島)しか使えません。

その帰路については、2019年10月時点では以下のような乗り継ぎになります。この時間、堂ヶ島から下田駅行の直通はないので、松崎での乗り継ぎになる点に注意が必要です。

同じように日帰りで夕陽を堪能したい方の参考になればと思います。