君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

西行戻しの松公園から松島と仙石線を望む(リベンジの巻)

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西行戻しの松公園」からの松島の風景。左下に仙石線の列車が走る

本記事は、下記の記事の続きになります。

a-train.hateblo.jp

日本三景の1つ、宮城県の松島を俯瞰できる「西行戻しの松公園」という公園で、付近の鉄道もあわせて撮影しようと思ったのですが、いい構図がなく断念。

ところが、後で自宅で確認すると、夕暮れが近づいて影が落ちていたものの、線路がそれなりに見える場所があることに気づきました。

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それなら再訪してみよう、ということでリベンジしてみたのが今回の記事になります。

昼食はアナゴ4匹の穴子

JR仙石線の松島海岸駅に到着したのは11時すぎ。列車に日が当たるのは午後になってからのはずなので、まだ少し早そうです。

ということで、まずは昼食です。

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一帯には、牡蠣をはじめとした海鮮料理を提供する店がたくさんありますが、入ってみたのは駅前の街道沿いにある「漁師の海鮮丼」という直球な名前の店。

注文したのは松島産だという穴子丼です。

開いて煮て軽くあぶり、タレを塗ったアナゴがドンドンドンドン、と4匹。この圧倒的なボリューム感に惹かれてこの店にしたのでした。

一口に穴子丼と言っても、基本パターンは同じでもだいぶ個性があります。宮島の穴子丼は炭火焼きと濃厚なタレで勝負するタイプ。伊豆で食べた穴子丼は、酢飯と名産のワサビでさっぱり爽やかにいただくタイプ。

そしてこちらのお店は、炙りは軽め、タレもそんなに濃くなく、アナゴそのもの味わいで勝負する、いかにも漁師といった感じの丼です。ふっくら煮られたアナゴでめいっぱい満たされる、そんな一品でした。

再び西行戻しの松公園へ

昼食を終えると12時を回ったので現地へ向かいます。試しに駅前からタクシーで行ってみると、一回メーターが上がっただけで着いてしまいました。

公園に着いて、お目当ての場所の前に、前回は行かなかったところを見てみたのですが、そこで意外なものが見えることに気づきました。

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右下から右上へ2本の鉄道が通っていますが、右のまっすぐな単線が仙石線、左のゆるくカーブしている複線が東北本線です。そして上の方には、両方の線を繋ぐ仙石東北ライン用の渡り線が見えています。

さすがに枝が被りすぎて絵になりませんが、超望遠レンズを使うか、枝に葉がついた頃だとそれなりに面白そうです。

そしてお目当ての場所に行くと、実は仙石線だけではなく、東北本線もちょっと見えていたのでした。

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上は仙石線、下は東北本線の下り列車(仙石東北ラインの東北本線区間)になります。

ただ、東北本線の方はちょっと窮屈なのと、線路脇に倉庫らしきものがあるのが目立つのがどうかなあ、という感はあります。あと、松島海岸駅がすぐ左にあってゆっくり走る仙石線と比べて、塩釜~松島間を全力で走行しているので、このわずかな隙間にバッチリ収めるのが難しいという面もあります。

仙石線の列車をメインに、東北本線の貨物列車もうまく重なったらなあ、などと考えたりしますが、それはもう運の世界でしょうか。

ともあれ、新たな発見もあり、目的も達成できて満足したので、公園内のカフェ、le Romanでいちじくのパフェをいただきました。店内からも、ガラス越しに松島の風景を楽しむことができます。

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再訪して列車を入れて撮影できたとはいえ、これで終わりではありません。

ここは桜の見処と言われる場所。今は葉を落とした木々に、春になって桜が咲いたら……ということで、また訪れたいと思っています。