君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

リニューアルされた下田ロープウェイとTHE ROYAL HOUSE

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伊豆急下田駅前と寝姿山を結ぶ下田ロープウェイ

伊豆半島東海岸を走る伊豆急行の終点・伊豆急下田駅の駅前からは、東側に横たわる寝姿山へ上る「下田ロープウェイ」があり、その山上からは下田湾や遠く伊豆七島を望む景色が堪能できます。

www.ropeway.co.jp

ロープウェイ自体は以前からありましたが、2018年12月から2019年8月までリニューアルのため運休しており、伊豆急行線を走行する観光列車「THE ROYAL EXPRESS」にあわせた濃いブルーのゴンドラとなって登場しました。

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伊豆急行線を走行する観光列車「THE ROYAL EXPRESS」

また、山上駅には食事や甘味を提供する食堂がありましたが、これもリニューアルされ、8月30日には「THE ROYAL HOUSE」としてオープンしています。

www.the-royalexpress.jp

鮮やかな青いゴンドラ

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山上へ向かうゴンドラ。下田市街を流れる稲生沢川の、比較的水面に近いところを通っていきます。

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こちらは晴れわたる青い空から降りてきたゴンドラ。

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山上の「THE ROYAL HOUSE」のテラスから撮影したもの。真横から発着するので、眼下の街並みとの対比がくっきりと出ていい感じです。

内装も床が木目調になっていて、いかにも水戸岡流なゴンドラとなっています。

山上からの素晴らしい眺望

寝姿山からは、眼下の下田湾や、遠く伊豆七島の姿を見ることができます。

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ロープウェイを降りて外に出た時、ちょうど湾内を遊覧船が巡っていました。

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フォトスポットとなる展望台。「寝姿山」と大書された看板がかかっています。

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下田湾の入口方向。周囲を山に囲まれた天然の良港です。幕末に下田が最初の開国の地として選ばれたのは、江戸に近い良港ということも理由でした。

右奥の方に見える港が、ペリーが船を停泊させ、近くの了仙寺での条約交渉に臨んだ場所でした。

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この日は特に天気が良く、東側には伊豆七島の姿がくっきりと見えていました。

左上に見えるのが大島。手前の海に浮かぶ白い船の姿まで見えていますし、また肉眼では到底見えませんが、撮った写真を拡大してみると大島の港町まで写っていました。

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こちらは湾内の入り江の風景。

こんなところで暮らしてみたい……と思えてきます。

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沿岸警備のために設置された砲台。幕末当時のものがそのまま残されているそうです。この砲台を通して下田湾を見ると、また違った景色に見えてくるように思います。

THE ROYAL HOUSE

リニューアルオープンして1ヶ月ほどの真新しいカフェ。ロープウェイ乗り場に隣接しており、入り口付近の通路がちょっと手狭ですが、ロープウェイは日中15分間隔で運転しており、そんなに混雑することもないので大丈夫なのでしょう。

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水戸岡流の、あちこちにロゴタイプがあしらわれた窓ガラスには、今見てきた絶景が映し出されていました。

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店内はとてもリッチで、リュックとカメラバッグを抱えて半袖シャツで入っていいんかいな……と思ってしまうような空間でした。

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ウォーターグラスと、THE ROYAL HOUSEオリジナルブレンドのアイスコーヒー。

水は別に有料ではなく、着席すれば普通にサーブされるものですが、それでもこのグラスにも力が入っています。

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極上ピスタチオかき氷(800円)。

シャリシャリではなくふわふわの氷。上品な甘さとほのかな苦みが特徴のピスタチオがまさに極上でした。

かき氷が10月でもまだやっているというのもちょっと驚きましたが、多少気温が下がってきても、山内をいろいろと巡ったらちょうどいいのかもしれません。

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訪問記念にバッジをいただきました。

とにかくリッチな空間。ケーブルカーやロープウェーの山上にこんなカフェがあるところもなかなかないと思います。

伊豆観光の際にはぜひ訪れてみていただきたいところです。

寝姿山上、他にもいろいろあります。

ロープウェイの駅からちょっと歩くだけでも、色とりどりの花々やコイが泳ぐ池など、目を楽しませてくれるものがいろいろとあります。

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最近、ケーブルカーやロープウェーのリニューアルが相次いでいますが、その一翼として、この伊豆下田のロープウェーにも注目してみてはいかがでしょうか。

周辺にも様々な見どころがありますし、下田は開国の歴史をたどる街歩きも楽しいので、それらと組み合わせるのもお勧めです。街歩きについては下記の記事も参考にご覧ください。

a-train.hateblo.jp