「ぐるっと九州きっぷ」を利用して福岡・熊本・鹿児島を巡るシリーズ。前回は、創建時の姿に復元された門司港駅、そして観光トロッコ列車「北九州銀行レトロライン」についてご紹介しました。
前回、門司港駅方面(九州鉄道記念館駅行き)のトロッコ列車に乗車したものの、素晴らしい景色を一瞬で通り過ぎてしまうのがもったいなく、途中の「ノーフォーク広場」駅で途中下車してしまいました。
今回は、線路沿いの遊歩道から見える風景を主にご紹介します(一部、時系列が異なる写真があります)。
歩いたルートは下記になります。普通に歩けばだいたい10分ちょっとぐらいかと思います。
隣駅の「出光美術館」駅の近くには、門司港レトロ中央広場という広い空間があり、イベント会場になっています。
海峡沿いを歩く
目の前は門司港の岸壁。船着き場には何隻もの船舶やボートが停泊していました。
奥の方に見える対岸は下関。観覧車やタワービルなど、こちらと似たような観光開発がされているようです。
こうして写真を撮っている間にも、頻繁にボートが右に左に走り抜けていきます。
眼前に広がる海と見事な青空。
この日は(というよりこのシリーズの3日間通して)季節外れの猛暑だったのですが、海からの風が心地よく、そこまで暑さを感じませんでした。
裏手にそびえる風師山を背景に、埠頭に建ち並ぶ大小の倉庫群。レトロなだけではなく、活気ある港湾都市としての姿も見ることができます。
背後には関門大橋。同じように遊歩道を歩く人、そして仕事場として忙しく働く方。
途中、列車が通り過ぎるタイミングで撮影したのが、前回も紹介したこの写真。
上の地図中のカメラマークのあたりでの撮影です。
花に彩られた遊歩道
この線路沿いの遊歩道は、色とりどりの花がまた美しいのです。
途中で見つけた看板。ボランティアの方々がこの美しい遊歩道を維持してくださっているのですね。
門司港レトロ中央広場付近
この日は、「北九州からあげ王座決定戦」というイベントが行われていました。
目の前が船溜まりになっていて、それを囲むようにレトロ感あふれる街並みを眺めることができます。ただ、門司港駅はもうちょっと奥なのでここからは見えません。
左側には飲食店や土産物屋などが入居するショッピング施設があります。
船溜まりの海側にかかる橋は跳ね橋で、船が通る時は左右に開く形になっています。
今回、特に写真を撮ったりしていないのですが、ここから門司港駅に向かう線路沿いには、名物とされる焼きカレー屋などのおしゃれな雰囲気の店が多く、そういったところを訪ねるのもまた楽しいのではないでしょうか。
ちょっと歩くだけで、四方八方変化に富んだ風光明媚な景色が楽しめる門司港レトロ地区。
観光列車で往復するだけではなく、下車してみて正解だったと思いました。
次回訪れるのは、「100円で新幹線に乗れる路線」として知られる「博多南線」になります。