君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

雨と紫陽花の銚子電鉄へ

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雨にぬれた緑のトンネルを進む銚子電鉄の列車(本銚子~笠上黒生間)

 6月13日、14日の土日、梅雨に入った千葉県内は曇りや雨の天気でした。

まだ県から出る旅行は控えた方がいいわけで、「県内で雨が似合うところ……」と考えた時、思い浮かんだのが銚子電鉄本銚子駅付近の風景でした。

前回の記事で、本銚子駅付近の緑のトンネルで撮影した時に「並外れた超望遠レンズがいるかなあ」的なことを書いていました。

a-train.hateblo.jp

その後、特別定額給付金相当の出費でレンズを買ってしまいましたので、その試運転も兼ねて出かけることにしました*1

小雨の中、銚子へ

14日の銚子の天気予報は、終日曇りで正午前後に雨マーク、降水確率は30~50%でした。

なので、少なくとも午前中は天気が持ってくれることに期待し、もし雨がひどくなれば撤収するつもりでした。

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千葉駅で銚子行きの列車に乗り換えたのですが、銚子に行くには総武本線のルートと、成田線を経由するルートがあります。

駅に停まっている成田線経由の列車の方が先に出発するのですが、こちらの方が時間がかかるため、後から発車する総武本線経由の列車の方が先に着くという罠があります。事前に時刻表を見ておくのがいいですね。

ただ、総武本線は基本的に木々の間を分け入って進んでいくのに対し、成田線利根川沿いの広々とした田園風景の中を進んでいく部分が多いのです。時間のことを気にしなくていいなら、車窓重視で選ぶのも手です。

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家を出た時からずっと、傘をささなくてもまあ大丈夫な程度の小雨が降り続いています。
銚子に着いてもやっぱり雨でした。

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銚子電鉄は4月11日以降、新型コロナウイルス対応で朝夕に減便しており、今は終日1編成が往復するダイヤになっていますが、この日の運用は渋い青色の編成でした。この編成が雨の風景に一番似合うと思うので、いい編成が来てくれた、という感覚です。

雨の本銚子駅

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というわけで銚子から3駅、本銚子駅で下車。

まだ小雨が降り続いています。

列車は終点の外川まで行き、折り返して戻ってくるので、30分以上時間があります。

とりあえず、待合室に潜り込んでいろいろと撮ってみます。

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窓には、駅の横にある小学校の生徒さんの作品がステンドグラス風にはめ込まれています。

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黒板に手書きの時刻表。銚子電鉄のいくつかの駅で見ることができます。

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室内には駅ノートも置かれています。

外はまだしとしとと雨が降っていますが、外の方も頑張って撮ってみます。

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駅舎の外のライト。

夕暮れになって暖色に点灯するとまたいい雰囲気になるんです。

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同じく駅舎の外にも取り付けられている時計。

本銚子駅は、日テレの企画でリニューアルされる前は古き良き日本のローカル線の駅舎という感じだったのですが、レンガを貼り付けた外観、そしてオシャレな装飾物によって非日常的な空間が生み出されていて、素敵なリニューアルになっていると思います。

駅付近には紫陽花などの花も咲いているので、それらも撮ってみました。

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この駅では、銚子行きの上り列車がやってくるのを待って撮影しました。

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こういう構図で撮りたかった、という感じで撮ってみたのですが、列車の手前に枝葉がかかってしまったんですね。

下に、2週間前にほぼ同じ場所で撮った写真を再掲しますが、この時はこんな枝葉を気にする必要はなかったはずなのです。

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きっと、この2週間の間に何らかの形で垂れ下がってしまったのだと思います。

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そんなわけで、列車がもっと手前に来たところで撮影したカット。

何を主題にするかによるんですが、木々のどこまでも鬱蒼とした感じは薄れるものの、その中を走る列車を主題にするという意味ではこれも悪くないと思います。

立ち位置を横に変えたら何とかなるかな、と思い、次の上り列車でリトライしたのがこちら。

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あまり何ともなりませんでした。

これ以上何とかしようとすると、ホームから線路上に身を乗り出すことになるので、さすがにそれはすべきではないと思います。

あとは考えられるとすればしゃがんで撮るなど、カメラの高さを変えてみるとかでしょうか。

本銚子駅の西側へ

1本目の上り列車を撮った後、銚子駅で折り返してくる下り列車を撮るために、駅を出て西へ向かいます。

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道路沿いにはやはり梅雨らしい風景が見られました。

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この、踏切とも呼びにくい、でも何か線路を渡れそうな道がある場所。

ここだと線路際から列車を撮影できます。

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2週間前に同じ構図で撮ろうとして、列車に思いっきり枝がかぶってしまったのですが、今回は位置を微調整することでいい感じになったと思います。

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この付近には浅間神社があります。古めかしい鳥居がいい雰囲気です。

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観音駅

次に訪ねたのは、本銚子から銚子行きの列車で1駅の観音駅。この付近の線路際に紫陽花が咲いていたのを車窓から見ていました。

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付近に電柱などがあり、構図を考えるのが大変でしたが、なんとか形になったかなと思います。

本銚子駅付近の緑のトンネルを抜けてくるところを、観音駅の横の踏切あたりから撮ることもできます。

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この日は交換用バッテリーと充電器を忘れてしまい、この辺でカメラの電池が切れてしまったので、あとは犬吠駅付近で昼食をいただいて帰ってきました。

紫陽花の時期の銚子は初めてだったので、また新しい銚子の姿を見ることができ、半日とはいえとても楽しめました。

*1:買ったレンズについても書こうと思ったのですが、このブログはカメラが主題ではないはずなので今のところはやめておきます。