君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

JR水郡線で紅葉映える袋田の滝へ

※本記事は2017年11月中旬の記録になります。

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紅葉と大滝の組み合わせが見事な袋田の滝

もうそろそろ紅葉シーズン!ということで、過去に訪れた紅葉の名所について書いていきたいと思います。

2017年の秋、JR水郡線(水戸~郡山間)の乗車も兼ねて訪れたのが、茨城県北部にある袋田の滝。その際の記録をご紹介します。

水戸からJR水郡線に乗車

まずは東京駅7:23発の特急ときわ51号で水戸へ(※ダイヤは2017年11月時点。以下同様です)。

水戸から水郡線に乗り換えて、最寄りとなる袋田駅まで向かいます。

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水郡線で運行されているE130系気動車

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2両連結で運転する編成は青緑、車両の両側に運転台があり1両で運転可能な車両は赤がメインカラーになっているようです。

9:22発の郡山行きに乗車。この日は、私のように紅葉を楽しみに乗車する方が多く、地元利用者に対して圧倒的に観光客が多い状況でした。

水郡線は「奥久慈清流ライン」という愛称もあるように、久慈川の渓流に沿って進んでいきます。

そして、袋田駅に近づいてくると、沿線の木々が見事に色づいてきていました。

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袋田駅には10:31に到着。

数分で乗り継げる茨城交通のバス(袋田駅前~滝本)に乗り継ぎ、袋田の滝へ向かいます。

観光客が殺到することによる渋滞を気にしていましたが、バスで所定10分弱のところ、それほど遅れずに着いたので、あまり影響はないのかと思っていました。

滝本バス停から袋田の滝

終点の滝本バス停は袋田の滝からは少し離れたところで、そこからさらに川沿いに徒歩で向かうことになります。

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すでに見事な紅葉が広がっていて、それを満喫しながら進んでいきます。

途中、滝川の両側に分岐があり、右側には商店が立ち並んでいます。

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どちらを進むかはお好みです。昼前の時間帯だったので、いろいろな店で少しずつ食べ物をいただきながら進みました。

それにしても日射しが強く、日なたと日陰の明暗差が大きいため、スマホできれいに撮るのはかなり難しかったです。

記事を書く前に、彩度とか色温度とかその他ガッツリいじってますが……。

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あたり一面、紅葉が見事過ぎて、ぐるぐる見回して撮りながら進んでいたので、どっちを向いてどう撮っていたのかもよくわかりませんが、道中の雰囲気を感じていただければと思います。

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さらに進むと入場口があり、その先はトンネルになります。料金は個人1人で大人300円、子供150円。詳しくは下記ページでご確認ください。

www.town.daigo.ibaraki.jp

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トンネルの中はライトアップされていて、歩くのを飽きさせない工夫がされていました。

このトンネルをメインルートに、観瀑台、吊り橋への道などが用意されています。

最奥部からエレベーターで上に登ると、袋田の滝の最上部から見ることができるようですが、かなりの行列ができていたので断念しました。

袋田の滝と吊り橋

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トンネルの途中に穴が開いていて、そこが観瀑台として滝を眺められるスポットになっています。

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もちろん、滝以外の周囲も美しい紅葉で彩られています。

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滝を真下から見上げるとなかなかの迫力です。

また、滝のそばには吊り橋があり、そこからも滝を鑑賞することができます。

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この写真で手前が吊り橋、奥が袋田の滝になります。

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吊り橋の上からの眺め。

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吊り橋を渡る観光客。

こうして見事な景観をひとしきり堪能したので、袋田駅に向けて戻っていきます。

少しルートを変えてみると、沿道にいろいろなものを見つけることができました。

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滝本バス停まで戻り、袋田駅行きのバスを待っていたのですが、そこで予想外の展開になります。

渋滞には要注意! バスが列車に間に合わず…

午前中、大した遅れがなかったので午後も大丈夫だろうと思っていたのですが、バス停付近の混雑は午前中よりも酷くなっていて、さらに、方向転換に手間取って周囲をふさいでしまう車がいたりして、視界に見えているバスがなかなか辿り着かないという事態になっていました。

予定では、14:10のバスに乗って10分弱で袋田駅へ、そして14:25発の郡山行きに乗る計画だったのですが、袋田駅近くの踏切まで差し掛かったところで、郡山行きの列車が通り過ぎてしまいました。

運転手さんが「あー、出ちゃったー……」と呟きましたが、仕方ありません。

袋田駅前に着いて、急いでどう立て直そうかを考えます。次の郡山行きは2時間後。でも隣の常陸大子駅まで行ければ、常陸大子始発で15:37発の郡山行きがあることは把握していました。

ひとまず、今のバスの折り返しに飛び乗って、隣の割山バス停まで移動。

そこで下車して、バスの便がないことは確認。徒歩ならどうかとGoogleマップで調べて見ると、ギリギリ間に合いそうだったので、急遽ハイキングになりました。

その時の移動ルートがこちら。久慈川をはさんで、国道118号線で水郡線の反対側を進む形になります。

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久慈川の清流と美しい紅葉を堪能しながらの道中なのですが、時間が気になってゆっくり楽しむ余裕はありません。

国道といっても、場所によっては満足に歩道がないようなところもあり、そういうところだとちょっと嫌だなあと思っていましたが、ここは歩道が整備されていて、歩きやすかったのは良かったです。

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久慈川を渡ります。大子町の市街地に入り、ようやくゴールが近づいてきました。

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透き通った水面が印象的で、ついパチリと。

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ようやく常陸大子駅に到着。

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駅前で静態保存されているC12蒸気機関車。かつて水郡線を走っていた車両とのことで、大子町文化遺産となっているようです。

列車に乗り込んで数分後に発車。どうにか想定していた遅れの範囲に収まり、無事に郡山まで乗車することができました。

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午前中の渋滞が思ったより大したことがなかったために油断していたのですが、やはり観光地の渋滞を甘く見てはいけないと思い知らされた出来事でした。

 

2019年9月時点で、袋田駅前と滝本を結ぶバスは滝本行きが4本、袋田駅前行きが5本(うち1本は4/1~11/30運行)のようです。

bus.ibako.co.jp

あまり便がいいとは言えず、また、歩いても40分ほどのようなので、片道は紅葉を堪能しつつ歩いていくというのも一つの方法かもしれません。

無難なのは車で行くことだと思いますが、それはそれで渋滞を覚悟しないといけない面はあります。

景色としてはかなり見事ですので、不便さを乗り越えてでも訪ねていただければと思います。