君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

第14回投稿しました

だいぶお待たせしてしまいました。本当は第13回の後、あまり間を空けずに上げる予定だったのですが、リアル事情とか、構成案がなかなかまとまらなかったとか、その辺で延び延びになってしまいました。

最初にアップしたものを非表示にして再アップしたのですが、これは、最初にアップした方の編集ミスによるものです。
具体的に言うと、最後のフェードアウト、全面黒の図形を透過率100%→0%に変化させることで行っているのですが、この図形が最後の1フレームだけ欠けてしまっていたのです。
つまり、最後のクレジットがだんだんフェードアウトしていき、そして最後の最後でまた突如出現する形になるのです。

本編には影響のない部分なので、そのままでもいいかな?と思ったのですが、公開直後でコメントもマイリスもまだなかったこと、そして「終わりよければすべて良し」という諺を思い出し、再アップすることにしました。twitterで自動ツイートが流れて、反応してくださった方には大変ご迷惑をおかけしました。

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永奈院線の駅名

そういえば後で書きます、って言っていたような……

本線の河原柳駅(H18)から分岐する路線。こちらの動画にてご紹介しています。

マップ内にある駅は以下の通り。

  • A01 立者(たてもの)
  • A02 吉都(きっと)

その先、A09永奈院駅までの駅名も考えていたのですが、バージョン2プロフェッショナルの発売を踏まえてちょっと変えました。
というわけで以下のような設定になっております。

  • A03 三十倍(みそば) Misoba…A9発売直後のパッチによって30倍速設定ができるようになったのが元ネタ。
  • A04 手樟茶屋(てくすちゃや) Tekusuchaya…テクスチャ改造ができるようになったことに由来。
  • A05 後出院(あとでいん) Atodein…ちょっと強引ですがアートディンクを捩り。
  • A06 菜葉前(さいばまえ) Saibamae…こちらはサイバーフロント。「フロント」→「前」ですね。
  • A07 オレンジセンター Orange Center…地形の高度限界突破、木の40万本制限突破、マップ画像作成等、数々のツールを作成されたみかんソフトさんより。
  • A08 玄人台(くろうとだい) Kuroutodai…プロフェッショナル→玄人。それだけじゃイマイチなのでどうするか迷ったのですが、「2.」→「ム」、「0」→「口」っぽく見えるので、くっつけて「台」にしました。
  • A09 永奈院(えいないん) Einain…これは読み方の通り、ですね。

なぜ思い出したかのようにこんなことを書いたかというと、ある事情でちょっと必要になりましてですね。そのうち披露できるかと思います。

リメイク動画公開しました

そんなわけで触発されまして、金曜の夜から日曜の昼まで、突貫作業で動画仕上げました。
「はるラピ」以前に動画を作った2つのマップを、今の作り方で動画にしたらどうなるか、というリメイクになります。

  • 山と海のある街……2008年、「旅立ちの日」「街角の女」「Red Nose Reindeer」等の物語風を中心にした、当時としては割と尖った動画をあげていたシリーズ。それはそれで頑張っていたのですが、なにせ画質が酷いのです。もともとがハーフサイズ(320×240)で撮ってる上に、WMMでWMV出力してそれをMP4に変換して…とやっているので、劣化具合が半端ない。なので、一度ちゃんとした画質で作り直したかったマップでした。
  • ダイヤコンテストに便乗してみた……2009年前半。ニコニコ鉄道で「ダイヤコンテスト」があったのですが、対象はA7・A8でした。A21Cはゲームの仕様が違いすぎて条件を同じにできなかったのでしょう。そこで勝手に便乗してそれらしいマップで動画作ったのですが、毎回ダイヤ設定の解説ばかりで、風景を見渡す余裕というのはなかったのですね。当時の動画の目的としては正しいのですが、せっかくだから風景重視の動画も作りたいよなあ、とずっと思っていました。

というわけでこの2つのマップで、それぞれ最速達となる列車の走行シーン動画を作ってみました。

作っていて考えさせられたのが下記の3つの点でした。

横長画面の使い方

ニコ動のプレーヤーサイズは現在のところ856×480となっています。
一方でA21Cの画面サイズは最大で640×480ですので、フルサイズで作る場合、どう頑張っても216×480が余る計算になります。このスペースをどう使うか。
今回は、マップ画像や列車・駅の情報を置く、路線図を置くなどサブスペースとして使いましたが、それらを参照する時にメイン画面から視線を外さないといけないというのもどうなのかな? とも思っています。

いっそ横長は諦めて640×480で作ってしまうのが一番スマートかもしれませんね。

カットの入れ方

A21Cには、A9のプレビューモードやビューポイントのような機能はないので、車窓モードや車両ロックで自動的に動く以外、カメラ動かすのはすべて手動になります。A9でいえば、フライトモードでカメラ動かすのに近い感覚でしょうか。

なので失敗したらやり直し。これが結構、A9に慣れた身にはしんどいのです。
キーボード・マウスのショートカットや、マウスの微妙な操作を活用してそれらしく撮ってみましたが、少しイマイチだと思っても、やり直してうまくいく保証がないので妥協してしまうという。
例えば、キハ283の周囲をぐるぐる周りながら追いかけるカット、カメラをもう少し高い位置にすればよかったなあとは思ったのですが、結局そのままになってしまっています。
eXpresserさんは撮影用に微妙にカーソルを動かすツールなんかも自作して使っておられるようで、その情熱には頭が下がります。

動画の速さ

A21Cのゲームスピードは、A9と比べるとかなり速いです。そのままだとビュンビュンビュンと景色が通り過ぎていってゆったり楽しむ余裕もなかなかありません。
そこで、HRプロジェクトと同様に再生速度を下げてみることにしました。最初の「山と海のある街」では75%、「ダイヤコンテストに便乗してみた」マップの方は66.7%の設定としています。
カクカクするんじゃないかと心配でしたが、案外そんなこともなく、これはいい感じになったのではないかと思います。

10th Anniversary!!

……なんだそうです。10年というと、まだ10年かというのと、もう10年なのかというのとが同居してなんだか不思議な感じもします。

その10周年を記念して、3本の動画が公開されています。


……すいません、浮気してしまいました。
古いゲームだけに、当時は現役だったのに廃止されてしまった車両というのも多いのですね。実際の走行音などを入れて、情感たっぷりに仕上がっています。

あなたが思い出せば
名車はまた走り出す

「名車」を「名ゲーム」に置き換えてみると、ああ、まるでまたA21Cで動画作れと言われているかのような……

「ええ列車で行こうや」でおなじみのH.S.Pさん。昔の動画ですが、こちらもすごくオススメなのです。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9114754



H.S.Pさんからもう一発、記念に一つステージを仕上げようという動画。新幹線と在来線を入れて、よく編成数と駅数とポイント数が足りたなあ…。新幹線は高速だし在来線は単線なので、編成数はそこまで増えないのかな。500系、700系ひかりレールスター、0系という組み合わせが往年のJR西日本の姿を彷彿とさせて涙が出ます。
駅名の「江国」縛りが、そういえば新風総研の若草エクスプレスを思い出します。Twitterで言ってたのはこれのことだったのか。
この動画、コメントで草生やしてみるのがオススメです。



こちらは「綿向地区」等でおなじみeXpresserさん。A21Cでデータや動画を公開しているものを集めて、登場する153種の車両を全部出してやろうというすごい企画。私も過去に動画を公開した3つのマップのデータを提供させていただきました。

これ、簡単なように見えて、たぶんめちゃくちゃ面倒くさい。
まず、どのマップにどの車両が使われているかを全部把握しないといけない。そして、抜けがないかどうかをチェックしないといけない。その上で、全種のカットを見栄えがするように撮らないといけない。
すごく根気がいる作業ではないかと思います。お疲れ様でした!

動画の中から、私が提供したマップのデータかなあと思うのを抜き出しておきます。めざせ全問正解。

  • 「katayoku no hito」カット(南海50000系。そりゃそうだ)
  • 「153 Trains」カット(懐かしの二五二五動画駅)
  • 485系きりしま(はるラピの「エレガントエクスプレス」の種車
  • 885系かもめ
  • 205系全種(1箇所でまとめて撮られたw しかもためにためて最後にウグイスw)
  • 207系
  • 近鉄5800系(たぶん…)
  • 281系はるか
  • 南海50000系ラピート
  • 103系常磐
  • E231系常磐
  • E231系湘南色(ちょっと自信ない)
  • E653系緑・赤(微妙だけどはるラピの橋本駅あたりかな?)
  • キハ28+58広島色(奥の方が高くなってるのと、あと架線柱が残っているらしいあたりが…)
  • 京急600形
  • E351系(まさかの登場)
  • キハ283(周囲の特徴が薄いけど、高低差と1線スルーがそれらしいかな?)
  • EF81+24系 北斗星(シメで、マップ内の見せ場のところを使っていただきました)

他にも、209系スカイブルーとかEF81とか京急とかそれっぽい感じのがあるけど、微妙に違う模様。
最後の方で出てくるE351系、動画では出していないので最初は見逃していたのですが、はるラピの吉木駅付近ですねこれ。
車両を差し替えたのではないのです。はるラピに出てくる「グリーンライナー」は、車体のベースはJR四国8000系なのですが、速度4ではなく、他の特急車両と同じ速度3で使うためにE351系のところに8000系の車体データをコピーし、その上でテクスチャ改造をするというややこしいことをやっているのです。だから、改造データを一切適用しないとE351系が表示される。こういうことができるのは今のところ、A9にはない強みかもしれません。

近況

ここんとこ、休日にやることがいろいろとありましてですね。
HRプロジェクトの方も、その他いただいているお仕事も、実はそんなに進んでいなかったりします。
だいぶ前にいただいて半分だけ終わらせた分、残り半分も忘れたわけじゃないですよっ。

HRプロジェクトの次回、取り掛かれればさくっと作れるとは思うのですが、もしかしたら6月中というのは厳しいかもしれません。
ご迷惑をおかけしますが、少しだけご容赦をいただければと思う次第です。

ポップなオープニング、そして斬新な組み合わせ

まず目を引くのがポップで可愛いオープニング。これまでのA列車動画にはあまりなかった系統でなかなか楽しいです。eXpresserさん、こういうのも作れるんですねえ。
AviUtlで作ることを考えると、ああ、こういうことをやってこう設定して……みたいなことはなんとなく想像がつくんですが、手間がかかりそうで私だったら敬遠してしまいますw


A列車的な本編は後半。過去の世界がA21Cで、現在の世界がA9というのはNo.1で説明されていたのですが、なるほど、A21Cで開発した結果を都度A9に反映していくわけですね。

こりゃ大変そうだw

2つのマップを同時並行でやらないといけないということもありますが、A21C側の課題として、水路の多い地形に道路を渡すために、道路発生のコントロールが必須になるということがあります。
もともと、1メッシュ単位での地形生成も相当苦労しただろうと想像しますが、そこにきっちり道路を通すのも、これから先面倒な作業だろうなあと思います。

いやまあ、他のところに道路が生えないように線路でブロックしておけばいい話なんですが、油断して忘れてしまうとすぐに変なところからニョキってしまうわけで。


2つのゲームを組み合わせて、片方のプレイ結果をもう片方に反映させるというのは、このA21CとA9ではありませんが私もいろいろ案を考えていたことがあります。

そんな意味でも進展に注目しています。


そういえば201系の塗装が変わってましたね。全体に青が強くて寒々しい感じがします。青成分下げてみたらいい感じになるんじゃないかな?

ydybs駅

路線の再現をしようとした時に、この駅はちゃんと表現しないと許されない気がして、でもうまい配置が思い浮かばなくて長いこと考えていたのだけど。


この形で納得していただけるなら、先を進めてもいいかなという感じ。上は道路で埋めて。


どうみたってコレジャナイのだけど、配線にこだわるならこれしかないという気がする。


普通の1面2線でいいなら楽。ラッシュ時とか列車が溢れてしまったら、nknsm駅に回すなどでごまかす。


さあどんなもんでしょう?

新幹線の隙間


ついに、今まで名前だけで語られていた街「舟橋」がその姿を現します。これまで紹介されていなかった区間にもいろいろなサプライズが目白押し。後編の冒頭でハッとされられた方も多いのではないでしょうか。

そしてトドメはこの独立峰。

どうしたらこんな光景が作れるんだと問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい


今回の特急ユニコーンは、前回の最後に書かれていた通り、早朝に景下発、深夜に景下着の1往復の設定となっています。
景下駅には113系湘南色と、新たに富士急行塗装をまとった205系がいて、そして出発後にすぐに2つの列車と立て続けにすれ違いますが、これらは順に、白山方面行き普通の初発、柳津行き普通の初発、苗葉国際スキー場行き普通の初発の送り込み、八方高原行き普通の初発の送り込み。つまり他の初発がまだ出ないような時間に出て行くのです。

現実の新幹線は、営業列車を6:00〜24:00の間で運転するようになっています。この時間帯を超えない範囲で涙ぐましい設定をしている列車も、いくつか見ることができます。
一方、在来線はそれよりも広い時間帯で運転できるので、

  • 新幹線の始発よりも早い時間に目的地に着く列車
  • 新幹線の最終よりも遅い時間に出発する列車

であれば、在来線特急の存在価値も大きいわけです。

その好例が、JR九州の博多−熊本間の特急「有明」。かつては特急「つばめ」と合わせて博多−熊本間に毎時3本程度運転されていましたが、九州新幹線の開業によって、熊本まで走るのは早朝・深夜の1往復だけになってしまいました。

しかし、早朝の列車は新幹線よりも早く博多に着いて、博多発のぞみの2本目に接続して新大阪に9時前に到着できますし、深夜の列車は新幹線の運転が終わった時間帯に設定されていて、山陽新幹線の最終博多着から接続して乗り継げるという、どちらも九州新幹線にはない価値があります。


今回の特急も、同じような価値を持つ列車と考えるのが一番適当でしょう。
残された疾風がいつまで残るのか……それはなんとも言えないところではありますが。

廃線の悲哀

このゴールデンウィーク前後、大好物な動画が次々と公開されましてですね。
書こう書こうと思いながら、リアル都合だったり自分の動画作ってたりでなかなかできなかったのですが、ぼちぼちと書いていきたいと思います。


まずは「廃線」をテーマにしたこちら。

BGMは「旅の途中」のリベンジですね。以前、下記の動画で同じ曲で制作されていたのですが、画面切り替えのタイミングが曲と合わずに少し消化不良になってしまっていたことがありました。

今回の動画は本当に素晴らしいです。数々の小道具や少し凝った演出が、廃線の悲哀をこれでもかとばかりに描き出す力作でした。

  • 随所に登場する、JR時刻表風の路線図
  • 乗客の少なさの描写をところどころに織り交ぜながら進む物語
  • 交換設備の撤去といった、路線の衰退の表現

ストーリーとしては、モータリゼーションの影響を受けた貨物輸送廃止と旅客輸送の激減といういわば王道なのですが、それだけに共感を覚える人も多いのではないでしょうか。

特に、前半をオフボーカルで淡々と路線のストーリーを追い、ついに廃線が決定したというくだりで一気にコーラスを入れて盛り上げる演出が凄い。鉄道がいつの間にかバスに置き換わっているというエンディングまで、圧巻の展開でした。


最初見た時、テキストが少し甘い、という印象があったのです。誤字脱字だったり、もう少し練りこめるなあと思える表現だったり。それはそうなのだけど、この記事を書くために見返してみたら、そんな些細なことはどうでもいいように思えました。