君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

第13回「特急センチュリースターの旅」について

前の記事の通り、今週日曜(の深夜)に公開しました。
本当は無理かなあと思っていたのですが、当日の朝、大御所2作、しかもいずれも特急走行シーンの動画が公開されていたのに触発され。半ば強引に仕上げる形となりました。
そのため、思い描いていた構成とは少し違った形にはなっているのですが。その「思い描いていた構成」は、もしかしたら次回でやる……かもしれません。

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第13回投稿しました

日曜日(12日)深夜の公開となりました。とりあえずご報告のみ。詳しくはまた後日書きます。
最近あまり時間が取れていないのですが、この1週間、いろいろと気になる動画が出てきましたので、それらについてもおいおい書いていきたいと思います。

ドア開けの作成方法

ドアの開け閉めの演出について解説した動画。なるほどなあ。マスク画像を用意してマスクに使うというのは、ドア開け以外にもいろいろと参考になるかも(使いこなせるか自信なし)。

私も以前、HRプロジェクト第2回にてドア開けをやったことがありました。

(以下、詳しくは「続きを読む」でどうぞ)

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しなの鉄道169系引退に合わせて


ああ、なるほど。TopGearを鉄道に置き換えたらFullNotchになるのですね。ようやく気が付きました。

4/29でしなの鉄道から引退した169系の特集動画となっています。なるほど、桜吹雪の作り方とか、ドアの開け閉めについていろいろと調べておられたのはこういう理由だったのですね。

冒頭は好みが分かれるところかもしれません。私は個人的には要らんかなあと思う。この3人のキャラが、なぜこれなの?という疑問があって、そこの部分が本編を邪魔してしまっているような感じ。普通のキャラならいいんでしょうが、3つとも(特にリアルせんとくんが)なんだかインパクト強いんで。
あとSoftalkの声は、ネタ動画ならまだしも、やはりこういうコンセプトの動画にはマッチしないのではないかと思ってます。

で、本編に入るわけですが。冒頭の碓氷峠を思わせるシーンと、その次の桜の風景でぐっと心を鷲掴みにされてしまうあたりが凄いのです。

更に、随所に挿入された初音ミク(といっても、その特徴はほとんど抑えられて、普通の少女風になってますが)がとても効果的。ZARDのBGMと合わせて、まるでカルピスやコカ・コーラのCMを思わせるような雰囲気に仕上がっています。
1つ1つはシンプルな動きなのですが、複数のカットを組み合わせることで、それとなく何か物語を思い浮かべてしまうような、とても立体的な表現になっていると思います。

A9の視点を動かさないカットでの合成はなんとなく想像がつくんですが、最後のシーン(5:34〜5:51)は、A9でのカメラの動きとMMDでのカメラの動きを合わせないといけないと思うんですよね。このへん凄い苦労したんじゃないかなあ。


A9をベースにした動画ではあるんですが、私のように撮って出しな動画と違い、複数レイヤーを組み合わせての合成(EF63と連結しているシーン)やMMDとの合成など、いろんな手法を組み合わせることで新しい可能性を提示している動画ではないかと思います。

第12回投稿しました

だいぶお待たせしてしまいましたが、なんとか4月中に上げることができました。
年度変わりはどうしてもリアルの方がバタバタして……ご容赦いただければ幸いです。

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つなぎ方

ニコ動の100MB制限の中で、長時間で高画質の動画を作るのは厳しくなったなあ、ということを改めて感じさせられる動画。画面サイズ上げるならファイルサイズ制限も緩和してくださいニワンゴさん。

動画については安心の水神品質ですのでご堪能いただくとして。

それでまあ、また直通なんですが。このへん、本人同士でやりたいっていうことでしょうからしょうがないですね。

ただ、水神−神津の直通がスムーズだったのに比べると、どうしても無理がある。前のエントリーの表現をまた使えば、説得力に欠ける、という面はあります。まだまだ長閑な風景から、短いトンネルを抜けたらいきなり都市郊外にやってくるわけですから。

それをtwitterでは、近鉄大阪線を念頭に、「桜井から八尾までワープしたような」という表現をしました。

トンネルがもっと長ければ、例えば生駒トンネルのような感じで、風景の変化が大きくても納得できそうな気がしますね。

あと、この2つの路線網がこういう形でつながっているというのも実は何か違和感があって、むしろ、直通先マップで競合路線として走っている方が似合うような感じがします。それで空港線部分だけ共用していたりしてたら個人的にはゾクッときます。

毛色の違う動画

twitterのタイムライン見てると、このシリーズへの好き嫌いは結構分かれる模様。ちなみに私は大好物です。

まあ、好みじゃない部分もあるのですよ。ゆっくりとかKAITOとか。でも、それを差し置いても面白いんだから仕方ない。

以前なら気に入らないところをネチネチ突っ込んでたような気がしますが、丸くなったもんです。

まだ見ぬ絶景、まだ見ぬストーリー

なんといっても水田ですよ水田!
ダイヤ設定でお手伝いをさせていただいている役得として、事前にマップを見れるということがあるのですが、この風景を最初に見た時の衝撃は忘れられません。

それから結構時間が経っておりまして、田んぼをテーマにした動画があがる度に、先を越されるんじゃないかとヒヤヒヤしていたのですが、そうなる前に無事公開となり、私も(作者本人ではないのですが)ホッとしたというところです。


今回の動画の走行区間は、私としてはほとんど手をつけていない部分のため、個別のスポットについてではなく、ストーリーの核となる「公設民営化方式」ということについて書いてみたいと思います。

おそらく、線路・設備を自治体等(第2種鉄道事業者)が保有し、運営会社(第3種鉄道事業者)が鉄道の運行を行う「上下分離方式」をイメージするのが一番わかりやすいのではないかと思います。
ただ、動画中には「周辺自治体が土地を保有し、民営会社に鉄道の経営、運営を委託」とあるので、ローカル線の経営対策としての一般的な上下分離方式とは異なり、線路や設備を保有するのも鉄道会社になるのかもしれません。まあ、そこを深く突き詰めるのはあまり意味がないでしょう。

現実には、新幹線の並行在来線に限らず、国鉄・JRの路線が廃止になる場合、運営を引き継ぐ会社は、地元自治体や関係企業が出資する第3セクター方式で経営されてきました。
一方で、それらの多くが苦境に立たされ、ついに廃線となった路線が少なくないことも、このブログの読者の方であればご存知だと思います。

その理由は、自治体が主体となって「地域の足を守る」ということで設立したはいいものの、それ以上の「攻めの経営」を行わない、行えないことにあるのではないかと思います。

こうしたあたりの事情は、下記の記事が示唆に富んでいます。
近距離交通特集:廃線の危機を脱するアイデアとは?――ある第三セクターの再生物語 (1/5) - ITmedia ビジネスオンライン


それなら、運行・運営に責任を持つ主体が一体的に経営する方が、様々な手を打つ余地があるのかもしれません。例えば立山宇奈月温泉という2つの観光資源を持つ富山地方鉄道が、両者を結ぶ直通特急を運行しているように、若馬鐵道の地盤となる地域と、八方高原など北部の観光地も含めた観光キャンペーンを展開するようなことも可能でしょう。

現実的には、観光施策が当たったとはいえ、それほど路線長もない本線と短い支線を持つだけの若馬鐵道には、北部の広大なローカル線と、嫌がらせのように建設された並行路線まで面倒を見るのはしんどいだろうと思います。

でも、架空鉄道にはそうしたリアリティは必ずしも重要ではありません。
思い描く世界を提示し、観る者を引き込む「説得力」こそが重要。このシリーズで提示されている数々の絶景は、そこを走るのが衰退する第3セクター鉄道ではなく、活躍する地方鉄道であって欲しいと思わせるのに充分な説得力を備えていると思います。

同じ曲でも

同じBGMということでHRプロジェクトの名前を挙げていただき、大変感謝感激でございます。
フリーBGM・音楽素材サイトMusMusの楽曲「プラスチックアドベンチャー」ですが、どういう方法で音楽に合わせるかの解釈が違うのが面白いところ。ブラスヒットのところにホワイトフェードを入れる方法は思いつかなかったなあ。勉強になります。

もう1つの注目は「蒲田要塞」をどう表現するかというところ。A9は、A21Cの「複合型駅舎」のように上下にホームを置けないという仕様があり、さりとてこの動画のように横に並べる方法だと不自然に上下線が空いてしまうのですが、現実の直線的な線形と違い、「正方形のマップにぐねぐね敷きまわしている」という制約を逆用して、カーブを挟むことで自然に上下線をまとめてるあたりが上手いなあと思いました。

テクスチャの「生気」

なんとなく、A9の車両のテクスチャってどことなく生気が感じられないよなあ、みたいな、漠然とした印象はあったのです。

No more hatena bookmark ノスタルジー

このように改造済みの画像と並べてみると、何がそう感じさせていたのかよくわかりますね。

HRプロジェクトの次回以降、もしかしたら既存車両のディテールアップなんかもされていたりするかもしれません。しないかもしれませんが。