君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

第13回「特急センチュリースターの旅」について

前の記事の通り、今週日曜(の深夜)に公開しました。
本当は無理かなあと思っていたのですが、当日の朝、大御所2作、しかもいずれも特急走行シーンの動画が公開されていたのに触発され。半ば強引に仕上げる形となりました。
そのため、思い描いていた構成とは少し違った形にはなっているのですが。その「思い描いていた構成」は、もしかしたら次回でやる……かもしれません。

クライマックスへ

冒頭を飾るのがA9のオープニングテーマ。最近はこの曲を使うのはわりと珍しいですね。この曲がA9を代表しているのと同様、この動画も、シリーズを代表する作品という意味を込めています。
各地のいろんな列車を小出しにしてきて、いよいよ全線通しの特急をご紹介ということで、シリーズもクライマックスへさしかかってきております。

個人的には、A9オープニング+プレビューモードという組み合わせは下記で一度やったことがあります。

たぶん、プレビューモードを使ったA9動画としては初出だった作品。もちろんその時にやれることはやりきったのですが、当然、今ならもっとうまく作れると思うわけで、そのリベンジを果たしたというような意味もあります。

構成の一致

全線特急をクライマックスに持ってくるのは、「はるラピ」と同じ手法。さらに、

  • 岩井園(H01)6時発のセンチュリースター1号(ラピート編成)
  • オープニングテーマに合わせて列車の紹介
  • BGMは煉獄庭園さんの「聞こえていますか僕らの声が…」

というようなところも含めて、はるラピでの特急紹介の回との一致を意識した構成となっています。前作を知っておられる方には懐かしんでいただけるような狙い。前作に言及するコメントもいくつかいただいており、その辺うまくいったかなと思っています。

列車の設定について

A21Cでは2時間に1本の運転でしたが、A9になって特急が1時間に1本の割合での運転となったため、うち半数は主要駅停車型(吉木(H11)・栄金山(H14)・河原柳(H18)停車)としました。そして、

  • ノンストップ型:1号〜
  • 主要駅停車型:51号〜

とナンバリングしています。HRプロジェクト第3回の時に「52号」というナンバリングについてコメントがありましたが、要はそういうことなのでした。

ただ、途中で流れる時刻表をよく見ていただくとわかるのですが、ノンストップ型のうち、下り最終となる17号だけは河原柳(H18)停車となっています。これは河原柳で柏原(H22)行き普通の最終と接続するためですね。

BGMのつなぎ方

A21Cの時には、岩井園(H01)〜柏原(H22)間で3分50秒。なので1曲で収まって充分お釣りが来たのですが、今回は8分50秒あります。これは、もともとA9の方が時間が長くなる上に再生速度75%にしているせいなのですが、ともかく1曲では足りないわけです。

なので2曲目につながないといけないのですが、同じノンストップ特急の途中にガラッと雰囲気が変わってしまうのもどうかと思いますので、雰囲気の継続性と展開の都合などを考えて、

  • 同じ煉獄庭園楽曲
  • BPMが同じ
  • バックのギター風の音色と、その使い方が同じ
  • 尺の長さがちょうどいい(エンディングでクレジットを流せるだけの長さがある)
  • 共通して「短調だけど明るい」曲調

というようなことから、2曲目の「咲けない花」の選曲となりました。

ちなみに「咲けない花」はこちらの動画で使われていた楽曲だったのですが、私、1曲目のインパクトが強くて2曲目以降は覚えてませんでしたです。

前面展望と追跡カットの絡め方

A9の走行シーン動画では、前面展望を主体に、ところどころ列車を追跡したカットを挿入するという形が主流で、HRプロジェクトもそのひそみに倣っているわけですが、制作中、先行して公開された複数の動画に「もっと前面展望が見たい」という趣旨のコメントが付いておりまして。

ちょっとこのへん考えさせられましたですね。

当初は、曲の展開に合わせてもっとカットを入れる予定でしたが、没にしたり、時間を短くして挿入したりしたものがいくつかあります。

一例として、吉木(H11)駅を通過するシーン。

サビの再現部に合わせて、駅に入る少し前から通過し終えるあたりまで追跡カットを挿入し、その後、坂を上っていくタイミングに合わせて前面展望に戻す予定でした。

しかし、考えてみるとこのシーンの見所は、主要駅である吉木(H11)駅をノンストップで通過していくことであって、それは追跡カットよりも前面展望の方が、「通過していく」感覚を味わえるのではないかと思いました。
そのため、追跡カットを短縮し、駅に入る直前で前面展望に切り替える形にしています。

おかげさまで、この動画にはそのようなコメントはついていません。ストレスなく楽しんでいただけたのか、そもそも見てもらえていないのかはわかりませんが。


今回はとりあえず以上です。