最近、新大阪駅で新幹線を待つ間に必ず食べているのがこちらの親子丼になります。
新幹線改札内にある、大阪の名店を集めた「大阪のれんめぐり(http://www.osaka-norenmeguri.com/)」にあるお店です。
首都圏の方に移り住んでから、仕事場の人に「近くに親子丼をランチで出してる鶏料理の名店がある」と聞いて行ったことがあります。神楽坂の表通りから少し裏に入ったところにある評判の高い料亭でした。
わくわくしながら、昼休み少し前にこっそり抜け出して行ってきました。
確かに、料理の出来栄えには文句のつけようがないのですが。
でも個人的にはどうしても、関東風のエッジの利いた、主張の強いつゆが受け付けなかったのです。
親子丼のつゆは、柔らかく煮込まれた鶏肉と、ふわとろの卵、シャキシャキ感を加えるねぎ……それらをまあるく包み込む、尖りのないつゆであってほしい、と思っています。
それ以来、東京で親子丼を食べることはなくなりました。
ある時、大阪滞在中に腹の具合が悪くなってどうにか復調した後、帰宅する時に、それなりにボリュームがありつつ、しかし優しい味のものを食べたい、と思いました。それで浮かんだのが親子丼でした。
どこかいい店がないかと探し続けていて、見つけたのが新大阪駅構内のこの店でした。疲弊した腹にしみわたるような優しい味わいは期待以上で、心底満たされた気分で帰宅することができました。
それ以降、大阪に行った時には必ずここで親子丼を食べています。
だいたい、
- 当日の予定があまり固まってないので、新大阪に着いてから、あるいはその直前に新幹線の切符を買う
- 直近の列車は窓側の席が空いていないことが多いので、1時間後とか少し遅い列車にする
- 空いた時間で親子丼をいただく
という流れです。
個人的な思いとしては、東京の名店で親子丼を食べて満足している人に、大阪の親子丼を食べてほしい、と思っています。
ちょっと言い過ぎかもしれないですが。