東海方面の旅行の際、空いた時間で静岡鉄道を往復できることが判明したため、駆け足ではありますが乗車してきました。
基本的には東海道本線に近接して走る路線ですが、ターミナルの新静岡駅も新清水駅もJRとの乗り換えには少し遠く(徒歩10~15分)、もっとも近いのは中間に近い草薙駅になります。
静岡で新幹線を降りて、新静岡駅へ向かいます。
地方の私鉄線らしいささやかな駅舎をイメージしていたのですが、予想外にショッピングビル内の大きな建物でした。
自動改札機や発車案内も整備された立派な改札口。
新型車両として導入されているA3000系車両。編成ごとにカラーリングが異なるのが大きな特徴。
以前からの車両も、さまざまなラッピングをまとって活躍しているようです。
上の写真ではドア部分を開けた固定式ホーム柵が設置されていますが、これは主要駅に限ったことではなく、途中駅も幅が狭い駅が多いため、柵が設置されている駅が多いのが特徴的でした。
基本的に市街地を進んでいくので、用地を広くとるというのが難しいような感じです。駅によっては、上下線の駅の位置を前後にずらすことで、横幅を抑える方法をとっていたりもしました。
清水付近は東海道線(在来線)と並走しますが、静岡鉄道はこまめに停車していくのに対し、東海道線には全く駅がありません。
そして終点の新清水駅。
新清水駅の駅舎。
最初に、新静岡駅の駅舎としてイメージしていたのが、まさにこんな感じでした。
あまり時間がないので、すぐに戻りの新静岡駅の列車に乗ります。
ただ、列車1本分ぐらいは時間があったので、往路の途中で気になった駅で降りてみることにしました。
以前にも別記事で貼った、富士山の写真。
柚木(ゆのき)駅付近の、国道1号線を横断する歩道橋からの写真です。
線路と国道1号線が並走することで視野が開けており、しかも富士山に向かっていくように見える、駅のそばとしてはなかなかいい構図だと思います。高層マンションがちょっと気になりますが。
構図としてはこのような形。オレンジ色のマークが撮影した地点、水色の細い線が富士山の山頂方向になります。
同じ場所で南側を見ると、ちょうど東京行きの新幹線が走り過ぎるところでした。
次の列車まで7分しかないので、これだけ撮ってそそくさと柚木駅に戻りました。
時間がなくてあまり調べられなかったのですが、もう1つ気になったところがあります。
これは、東海道線・東海道新幹線をまとめてオーバークロスする地点。
すぐ東側に県総合運動場駅があり、そこから同じようにJR線をまたぐ跨線橋があります。
おそらく、ここからの眺望も素晴らしいのではないかと思いました。
ただ、後でgoogleストリートビューで見ると、この跨線橋には細い路側帯があるだけで安全な歩道がないので、じっくり撮影するには向かないようでした。
車窓から見える、一瞬の絶景を楽しむのがいいのかもしれません。
さらっと乗った割には、多種多様な車両や、垣間見える富士山の風景なども楽しく、いつか時間を取って付近の観光もしてみたいと思いました。