君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

LED・LCD的な表現

最近ニコ鉄動画で大流行のLED・LCD的な表現。もはや走行シーンには欠かせないものとなっている感があります。

はるラピでもやろうかなあと思いつつ、結局やらなかったのですが、それはなぜかというと、

  • もはや目新しさもなく、苦労に見合うだけの効果が得られそうにない
  • 広くはない画面をさらにベタッと塗り潰すのを避けたい(サテライトなども、極力透過させて置いていました)

といった理由もあったのですが、一番大きい理由は、そういったものは視聴者の想像力に委ねたい、というものでした。

つまり、特急なら特急、快速なら快速で、その種別らしさをきちんと出せれば、そこから視聴者がいろいろと想像を膨らませて「LEDがあったらこんな感じだろうか」などと思い浮かべていただけるのではないか、ということです。

これはLEDに限った話ではないですが、そうした「想像力を喚起する」作戦ははるラピのあちこちにあって、コメントを見る限り、ある程度成功していたのではないかと思っていたりします。


私は平気で架空の塗装を登場させるぐらい、「実車の再現」ということにはこだわりを持たなかったのですが、もちろん、実在の車両のこまごまとしたものを再現することに喜びを感じる作者もいるでしょう。このようなマテリアルを効果的に活用して、演出効果を挙げる例もあるでしょう。そのことを否定するものではありません。

が、誰もがそうした表現に走る現状は、それはそれで新味に欠ける感じがしています。


そういえば一番びっくりしたのは、21世紀都市を手に入れろ by ゴッドマザー牧場小岩井 - ニコニコ動画のシリーズでLEDらしきものをやりだしたことでしょうか。テキストによる説明を極力省いたりして、視聴者の想像力にかなり依存するタイプの動画だと思っていましたので。