君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

番外編について

【祝ニコ鉄2周年】はるかとラピートが鉄道路線を作るようです-番外編 - ニコニコ動画
プレミアム渋滞回避のために、ニコ動へのうpはちょっとフライングしたんですが、こちらは日付が変わってからということで。(日記の日付は午前6時で変わる設定になっているので、18日扱いですが)

以下、ネタバレですので、ぜひ動画を先にご覧いただければ幸いです。





まず、パクリ元について。

  • 現役で活動しておられる作者
  • 再生数の多い動画に偏るのではなく、なるべく幅広く
  • 版権キャラはとても使いこなせないので使わない
  • 1シリーズにつき原則1ネタ

そんな中で選ばせていただきました。
他にも、ネタを使わせていただきたかったシリーズはあったのですが、尺の問題、パクリ元を想起できるわかりやすさ、私のウデなど、いろんな事情で見送りになってしまいました。


構成に関しては、BGM、エフェクト類、台詞回しなど、なるべく忠実に再現しようとしました。

  • 色は微妙に違うと思う
  • フォントが同じものがなくて、近いもので代用している
  • 見た目は真似できても、センスの真似は難しい

というあたりで、残念な部分はあるのですが、やれることはできたと思います。

WMMを使っておられる鶴鉄・鳩急などの部分も、AviUtlで手間掛けて再現してます。今回限りだからやりましたが、こんなこと二度とやりませんw
おはよう凛々も、原稿を修正するたびに、録音しなおし、テキストも書き直し、タイムラインも調整しなおしということで、予想外に面倒でした。


それにしても、他人の構成を真似てみるというのは、動画を作るうえでも勉強になりますね。
自分とは違うスタイルをやってみて、こういうのもありだなあ、自分の動画でも取り入れてみたいなあ、と思う部分がたくさんありました。


以下、各パートについて簡単に。

オープニング(ニコ鉄弧月支社パート)

パクリはニコ鉄湾岸支社で先にやられちゃいましたが。
よく見ると、カットごとに入るホワイトフラッシュ、前半と後半は微妙に違うんですよね。
動画内で後に触れる通り、このオープニングの肝は「直線」だと思うのです。競馬じゃないですが。パクる上でそこにこだわってみるというのが、今回のストーリー上の軸にもなってます。

ただ、A21Cの場合、画面上の余計なもの(メニューボタンとかサブウィンドウとか)を隠さないといけなかったり、駅舎が線路上にかぶさっていたり、このデータでは線路際に高い建物があったり………その他諸々の理由で、元ネタのように線路上スレスレというのは無理でした。
ついでに、ゲーム上のスクロール速度も遅いので、早送りによって電車の移動までかなり速くなってしまっています。
オリジナルの要素としては、曲の最後の印象的な和音にタイミングをあわせて、ニコ鉄ロゴを展開させたあたりでしょうか。

イントロ1(ニコ鉄八九寺支社パート)

オープニングの最後に割り込むように入ってくるのが特徴のパート。割り込みのタイミングに悩みましたが、元ネタに近いつなぎ方はできたんじゃないかと思います。
BGMにあわせた動きのつけ方はとても参考になりますね。

イントロ2(鷹津縦貫パート)

みそらタンとはるかの立ちポーズが一緒だったので採用。
元ネタが、架空世界内のキャラとしての発言と、うp主としての内容が入り混じってるので、ここもそんな感じを意識してみました。

概要説明(対々急行パート)

この左から現れるテキストは独特ですね。しかも、中央でフェードアウトする場合と、右にスクロールアウトしていく場合の2通りがあります。使い分けはよくわからなかったのですが、なんとなくフィーリングで使い分けてみました。

途中に入る「アッー」のところ、面清流だと爆発シーンと共に例の「アーーーーーーーッ!!」の声が入るのです。それをやらないといけないのでしょうが、うまく構成できる気がしませんでした。パクリネタをポンポン見せていく全体のつくりから、あまり長くなるのは避けたかった面もあります。

元ネタでは白が社長、赤が総統になってますが、ここでは白=ラピート、赤=はるか、という設定です。2人ともなぜか標準語っぽい喋り方ですが。

敷設シーン(鶴屋電車パート)

冒頭に、対々パートからのつなぎとして「Ready」の文字を入れています。
このBGMは鶴鉄流では1コーラス限定なのです。この1コーラス限定、長くても短くてもいけない、というところに、鶴鉄の様式美があります。
テキストバナーを再現するのに苦労しました。センタリングされたテキストにあわせて、バックのバナーの位置も調整しないといけないので。
「家に帰るまでが遠足」などは、待兼さんっぽい台詞回しを意識しています。
最後は、次へのつなぎとして凛々鉄道風にしています(全裸ではありませんが)。鶴鉄流だと、このあたりのつなぎテキストはありませんしね。

ニュース(凛々鉄道鳥兜地区パート)

ということで、春絹新聞ニュースではなくおはよう凛々です。ゆっくりの登場シーン、AviUtlの「パーティクル出力」の機能を初めて使ってみました。

ニュースが1つしかないのに「それでは最初のニュースです」としゃべらせているのは、それが「おはよう凛々」を特徴付ける定番の台詞で、外すわけにはいかなかったからです。他にも、客観視する存在としての「住民」を登場させたり、「店の主人」「などと話しています」といった言い回しを使ったり、おはよう凛々「らしさ」を活かすように心がけたつもりです。

せっかくなので、第15回のコメントでいただいていた喫茶マウンテンと絡めてみましたが、マウンテン自体がとても強力なネタなので、鳥兜ネタとのバランスに苦労しました。他の部分ははるラピ17回の前にはほぼ完成していたんですが、この部分だけはうp当日(18日)になって大幅に作り直したりしています。

このパートでは、余分なものをそぎ落とし、シンプルに展開させるということに苦労しました。当初書いたテキストはもっとゴテゴテとしていて、あと30秒ぐらい長かったのですが、そうするとだんだんSofTalkの声が苦痛になってくるのですね。なんか違和感があって凛々鉄道の動画を見直してみると、各ニュースがすごく簡潔な起承転結で構成されているのに驚きました。

ネタを明示的にするか、暗示的にするか、というところもあります。おはよう凛々って、基本的に明示的にわかりやすく展開するので、頭を使わずに気楽に見られるんです。でも、暗示的な出し方がまったくないかといえばそうでもない。そのあたりのニュアンスも、パクる上では難しいところだと思いました。

作りながら改めて、T2さんの光るセンスを感じさせられました。

走行シーン(鳩急パート)

ここは、構成上苦労するところというのはあまりないのですが、空撮シーンでのテキストの中身は、どうすればそれっぽくなるのか、いろいろと迷いながら作成しました。
その空撮シーンの紙テープですが、画面下の黒ベタのところにうまく流していて、テープの上下に黒線が入るのが鳩急の画面構成の特徴。ここでも、わざとらしくそれを再現しています。

本編では今のところ使いどころがない205系レインボーですが、せっかくなので登場してもらいました。

オチ&エンディング(ニコ鉄来栖支社パート)

オチ自体もどこかのパクリになるのかな、と思いましたが、定評があるといわれるotamonさんも最近はそれほどでもないし、スマ鉄赤地支社でもやってるし、そもそもはるラピでも同じオチやったし……ということで、そこは特に触れていません。
ノベル風部分のテキストや演出は、なんとなくそれっぽくなったのではないかと思います。

背景に、本編で登場していない223系電車の画像を使っていますが、私の脳内では、はるラピに登場する211系の車内は転換クロスシートということになっています。転クロ改造された113系のカフェオレ編成のようなイメージでしょうか。