君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

ニコニコ動画の「A列車で行こう」動画を適当に評価してみる 7/15・7/17

ニコニコ動画の「A列車で行こう」関連の動画を、個人的視点で適当に評価するエントリー。
今回は、7/15・17に公開された動画を順不同で。


[評価項目]

  1. 動画構成…時間配分、起承転結等、構成の観点からの評価
  2. 動画技術…画質・音質、エフェクトのかけ方、などの技術的視点からの評価
  3. A列車的面白さ…コンテンツのうち、A列車のプレイ内容についての評価
  4. 演出面での面白さ…A列車以外の部分や、プレイの演出方法、BGMなどについての評価
  5. 好み度…シンプルに、どれぐらい気に入ったか、という評価


すべて10点満点で、5点を中心とした加点・減点評価。特に目立つところがなければ5点になります。

箇条書きのところには、動画を見ながら感じたことを、特に整理せず書き連ねています。


なお、いろいろな理由で、記載できない、もしくは記載を見合わせた動画もあります。


あくまで、自分にとってどうだったか、を評価するものです(評価基準)。動画を見る人の視点はさまざまですので、動画を見た数ある感想のひとつとしてご覧ください。
動画作成者の方々は、ここに書いたことを参考にするもしないも自由です。「あんたはそう言うけど、俺は自分の方が正しいと信じるからこれでいく」というのも、当然あり得ることです。
「このブログに書いたことが反映されてない!」というような理由で、文句を付けたりすることはありません。


[7/15]

A列車で行こう8】ニコニコ鉄道萃橋支社第10回

  1. 動画構成 6/10
  2. 動画技術 7/10
  3. A列車的面白さ 6/10
  4. 演出面での面白さ 7/10
  5. 好み度 6/10
  • 冒頭のアングルと、到着チャイムの入れ方がとても印象的でした。
  • 斑鳩がどアップになったところで止める、という手法も、おおっ、と思わされました。
  • 車内案内表示のシミュレーション、1つ1つはどれも手が込んでいるなあと思うのですが、統一感がなく、全体として散漫な印象になっているのが気になりました。確かに特急・普通・快速と種別が違い、それぞれ求められる情報は違うとはいえ、同一会社であればデザイン的な統一性はあってもいいはずで、そうしたリアリティに配慮すれば、もっと演出が引き立ったのではないかと思います。
  • 特に、普通電車の案内表示は面積が大きく、前面展望の視野にも影響するほどだったので、単体としてはよくても、全体との調和という面ではイマイチな感じがしました。
  • コメント見て気づいたんですが、普通と快速は、実車の案内画面のデザインを再現していたんですね。なるほど、そういう意味でのリアリティですか……。特に京王の方は10年ぐらい乗ったことがなく、実物を見たことがなかったので、実車としてのリアリティとかいう以前の問題だった、ということもあるのですが、あくまで私の好みとしては、「萃橋支社」としてのリアリティが出ているほうがいいなあ、と思います。
  • 車内案内表示でのニュース、これは多くの作品に言えるんですが、そのテキストの素人っぽさはそれはそれで味があるとしても、できれば、本物のニュースと見まごうようなテキストも見たいところです。「5W(1H)を極力簡潔に」「体言止めを多用」「主題を最初に、補足情報を後から」というあたりが、基本的な手法だと聞いたことがあります。雰囲気が出ているかどうかわからないですが、こんな感じでしょうか?
    • 28日、ゲームソフト『ニコ鉄バスターズ!』が発売開始。ニコ鉄臨空支社長Loas氏、鳩急社長TN氏の共同制作。話題の「萌え鉄」に参入。
    • 本日、○○市の『デザートキングダム』で、「砂」をテーマにした創作菓子コンテストを実施。ニコ鉄北埼駅前X-DAY CITY内。」
  • 再生速度を変えることで走行速度の変化をシミュレーションする手法、確かに効果的なんですが、周辺の列車も同じ速度になってしまうリスクがあるので……。そういうところのアラが少し目立ったのが残念でした。
  • クオリティとうp間隔。これまた難しい問いを…。一般論として大雑把に言うと、「どうしても見たい動画」と、「なくても困らない動画」の2種類があって、前者ならいくらでも待ちますが、後者なら見なくなってしまう可能性はあるのかなと。それと、うp間隔というのもクオリティのひとつ、という考え方もありますね。
  • この動画個別の話で言うと、いろいろ凝ったわりには、上述の理由、つまり、「萃橋支社」としてのリアリティが感じられなかったことと、走行速度のシミュレートのところでアラが目立ったというところで、残念ながらそれに充分見合うだけの効果が出ていないように感じました。ただ、実車を知る人であれば、よくここまで再現した! というのかもしれません。


[7/17]

A列車で行こう8】対々急行開発記 第25話 さらば抜け殻のオフィス街

  1. 動画構成 8/10
  2. 動画技術 8/10
  3. A列車的面白さ 7/10
  4. 演出面での面白さ 9/10
  5. 好み度 9/10
  • サブタイトルに「さらば」とあるので、これが最終回なのかと早読みしてしまいました。
  • 大詰めのところで、長らく聴かなかった昔懐かしい音楽が出てくると、すごくグッと来たりしますね。スーパービュー踊り子ノクターンとの併走シーンでそれを感じました。
  • 全体の構成、BGMの選曲と場面ごとの対比、再開発の理由付け、走行シーンで説明すべきことをめんどくさがらないこと、ネタの入れ方、小道具大道具(SVO動画とか、切符画像とか)の効果的な使い方……。一視聴者としては素直に感動できるけれど、同じ作り手としては軽い嫉妬を覚えつつ嘆息せざるを得ないというか。そんな感じです。
  • 当然、自分の作品に活かしたいと思うことも多々あるわけで、それを実際に反映できれば、と思いました。