君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

「マイナス」の発想

※タイトルの「マイナス」にかぎカッコつけました。カッコなしだと何か誤解されそうだったので(7/16)


ニコ鉄のSadlerさんが、ニコ生で一刻鉄道の動画を6本流した最後に、「プラス(動画に何を足すか)ばかりではなく、何を省くかというマイナスの発想も必要ではないか」と語っていた件。


余分な贅肉を取り除くのはもちろん、場合によっては肉を全部そぎ落として、恐竜の骨格みたいに、見る人の想像力で肉付けしてもらうというのも、当然あり得る手法だと思います。

ただ、間違って骨格の一部まで切り落としてしまうぐらいなら、ごてごてと肉がついているほうがマシ、とも思います。


今の「はるかとラピート」シリーズは、いろんな目的がごっちゃに混ざって始めたものなので、実のところ、骨格がイマイチはっきりしていないところがあります。そのため、見て分かるとおり雑多なものが入り混じっているのが弱点だと思うのですが、かといって下手に何かをそぎ落とすと、うっかり骨格まで切り落としてしまうんじゃないか、という不安が拭えないのが現状です。


昨年アップしていた単発動画群(ニコニコ証券取引所)は、「音楽をモチーフに動画を構成する」というところで共通していて、それは音楽という骨格に、想像力を惹起しうるA列車の映像をつける、という形でした。つまり、骨格に肉付けしていったわけですが、A列車の出せるものは限られますから、どうしてもあまり肉はつかない。残りの部分は視聴者の想像力に委ねるほかなかった。自発的に委ねたというより、委ねざるを得なかったという感じでした。

ただ、そうした動画群に、不満がない程度のアクセスがあったところを見ると、結果的にはそれがよかったのかなという感じもします。


今のシリーズが終了して、その後、もしまたA列車動画をやるとしたら、再度「物語を構築する動画」という方向に戻るかと思いますが、それはその時の話ということで。