君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

他のブログから、制作論的なところ

最近、A列車動画の作者でブログを書かれる方が増えてきまして、特にA列車のハウツー的な記事、動画の裏話的な内容、動画制作論とか、いろいろと楽しみに読ませていただいてます。

本当は、それらに、コメントなりここで書くなりレスポンスを返したいなと思うのですが、なかなか思うようにもいかないのが現実です。

今日はそのうちから3点ほど。


向いている方向 - 脳内会社の喫煙所から

鉄道好きによる鉄道好きのための鉄道ゲーム動画、であれば全く問題ないのです。ただ、もっとA列車動画を盛り上げたい!と思うのであれば、興味のない人を引き込むしかないのですよ。鉄道好きをA列車に引き込むには、専門用語を並び立てるのもアリですが、それほど鉄道好きでない人には逆効果なのは想像できると思います。

どうも動画技術のクオリティアップについては考えている人も多数いる、と感じることができるのですけれども、再生数が伸ばしたい、とかそういう部分で思うことがあるならば、この辺一度考えてみては?と少し思っています。

細かい理屈抜きで、シナリオを楽しんでもらえる動画……というのは、最初にあげたA列車動画がそうでした。画質とか演出とかいろいろとひどいので、リマスターというか、今できる手法で作り直したい、ということを思わないではありませんが。
次に、「ダイヤコンテストに便乗してみた」では、ダイヤ設定に特化したゲームのハウツー的な動画をやって、3つ目のシリーズをはじめるにあたって、それまでやっていないことをやってみよう、ということでいろいろ考えました。

それで、今のはるラピシリーズを始める時のコンセプトが、まさに「鉄道好きによる鉄道好きのための鉄道ゲーム動画」だったんですね。それでいて、A列車動画をもっと盛り上げたいとか考えていたわけで、上に引用した指摘は、ひっじょーに耳が痛いところがあります。

A列車で行こう」シリーズの中でも「The 21st Century(というかA6系統)」は、会社経営的な要素をばっさり切り落として、よりリアルな手触りの車両、より現実に近いダイヤ設定など、鉄道そのものにフォーカスしているところがあるので、そういうのが合うんじゃないかなと思っていたんです。

それでも、あまり詳しくない人も置き去りにしないように、ということを目指してきてはいたのですが、やはり、そもそも二兎を追うのは難しいのかもしれません。
15本の動画をあげてきて、まあまあじゃないかと思うところ、なかなか難しいと思うところ、思わぬ誤算だったところ、それぞれいろいろとありました。今もって迷走を続けているのですが、いずれにせよ一度走り出した以上は、簡単にリタイアするわけにもいきません。走り続けながら、できる限りベターなものを追い求めていくしかないのかなと思います。

あんまりたいしたことを書けていないのですが、まあ、少なくともシリーズを続けているうちは、書くべきではないことというのもありますんで。


春絹新聞第二編集部 : 私流のダイヤ作成法(10)から

駅間一定のパターンダイヤでも、各駅停車しかなくても問題ない。
電車が規則正しく流れるなら、もうその時点で「ダイヤ」は成立します。
そのことも忘れないでいただけたら幸いです。

このシリーズは最初から読ませていただいているのですが、そう、出るとこは出る、ひっこめるところはひっこめる、ボン・キュッ・ボンって大事だと思うんですよね。
特急列車や過密運転や多様な直通運転「だけ」がダイヤの見所じゃないわけで。
編成60本じゃ足りない、というのは、あちこち詰め込みすぎだと思わないでもありません。
といいつつ、路線の1/3が山岳地帯のはるラピでも、40本で足りるかは微妙なんですがw


凛々鉄道本社 制作ウラ話(2)〜第1話〜: とあるニコ鉄ファンの独り言から

‥‥あのマップの開発は、いわゆる「リプレイ」です。

じつは、動画を上げる前に「普通にプレイして」あのマップを完成させてから、その後で改めてイチからプレイ動画を作っていました。

はるラピでも、途中何回か、進め方を検討するために先の部分をプレイしていることがあります。
動画内で白状してしまったこととしては、商業を誘致する予定だった「早井灘」駅と、工業を誘致する予定だった「峡州」駅の間に、半ば捨て駒的に「川間狩」駅を置いて、のちに住宅を誘致したこと。
A6系のセオリーとして、商業誘致の駅と、工業誘致の駅を隣り合わせにすると、両方が大発展することはない、というのがあって、それが本当なのか確認するために先までプレイしたら、やっぱり本当でした。駅間1時間近くかかるぐらい離したので大丈夫なのでは? などと思っていたのですが、距離の問題ではなかったようです。


本当は、引用部分のように、マップが完成するまで進めてみたいところではあるのですが、さすがに山削りを2回以上繰り返すのはモチベーションが続かないので、そのかわりに、編成数や配線など、ある程度の余裕を見つつ進めることにしています。今単線になっている部分も、いざとなれば複線化できるようにしていますし。

このウラ話シリーズ、続き期待してまーす。