7月23日~26日の4連休、釜石、宮古などの岩手県沿岸を中心として旅行をしたので、その記録を順にお届けします。
初日は釜石線で、途中からSL銀河に乗車しつつ釜石へ。
2日目は宮古で、ご当地グルメ「瓶ドン」や、浄土ヶ浜の景観を楽しみつつ、遊覧船でひたすらウミネコを撮り続けたりしていました。
そして3日目です。
雨の予報だった3日目
朝、ホテルの窓からの釜石駅の風景。
この日は、4日間の中でも一番予報が良くなく、午前中はとにかく雨、午後からはもしかしたらやむかもね、というような予報でした。
で、雨の中何をしようかと思ったのですが、この日は釜石から花巻に向けてSL銀河が出発するので、とりあえずそれを撮ろうと思いました。
前の記事でも書いた通り、SL列車の撮影は「煙が出る場所」というのが大事。駅の出発後は加速のために煙を盛大に吹き出しますので、撮影場所としては申し分ありません。
釜石に到着した日の夕方、駅を出てすぐ、甲子川(かっしがわ)を渡る付近で撮影できそうだということを確認していたので、そこに向かうことにします。
激しく降りしきる雨の中
SL銀河の出発は10:58。
10時ごろ、ホテルを出る時にはかなりの雨になっていました。
どうせびしょ濡れになってすぐにホテルに戻らないといけないはずなので、この日はドンディス札を出して自由に入れるようにしておきました。
10分ほど川沿いを歩き、よさげな撮影場所を見つけて構図を作ってみました。
この場所で何を期待していたかというと、SL銀河の発車と同じ10:58に、三陸鉄道の宮古行きが釜石駅を出発するのです。
つまり、もしかしたらSL銀河と三陸鉄道の列車が並走するかもしれないわけで、それを撮影できそうな場所を選んで、なるべく線路を長めに入れるようにしています。
写真ではわかりにくいですが、奥に釜石線の線路、手前に三陸鉄道の線路が並んでいます。
この少し前、真岡鐵道で「SLもおか」が運行を再開したのですが、下館駅を出発する時に、同じ下館駅を出発する関東鉄道の列車が並走して見送った、というツイートを見ていたのでした。
SLもおか号への応援ツイートに沢山の反響をありがとうございます✨列車はその後、もおか号と並走してお見送りをしました。1発勝負デス‼️常総線の定時運行を守りながら、もおか号の加速に合わせて出発進行👉力強く走るSLの姿に心を打たれ、私たちも忘れられない瞬間となりました☺️#関東鉄道 #真岡鐡道 https://t.co/HmYwEILUTJ pic.twitter.com/xA1lCSTelJ
— 関東鉄道株式会社【公式】 (@kantetsu_info) 2020年7月20日
10:50ごろ、盛岡からの快速はまゆり1号が通過。
そして10:58。駅からはSLの汽笛も聞こえてきて、いよいよ列車が来るので待ち構えていたのですが。
先に三陸鉄道の列車が、あっけなく通り過ぎて行ってしまいました。
そして、その直後にSL銀河が通過。
撮れたのはいいのですが、こうしてみると、同じ構図でも三陸鉄道の列車と比べていかにも上ずり過ぎている感じがします。
この時、SLは「煙も含めて被写体」と考えないといけないことに気づきました。つまり、SLを撮るならもっとカメラを上に向けないといけないのでした。
何しろSLを撮影したのはこれが4回目です。自分で構図を考えて撮るには経験値がまだまだ少ないのでした。
ヘッダの画像は、別のカットをトリミングしたものです。こちらの方がまだマシかも、という感じはします。
後で、同じ場所で撮影した別の方の写真をtwitterで見ると、橋の反対側から撮る方がよさそうだということに気づいたので、いつかリベンジしたい案件となりました*1。
この後は一旦ホテルに戻って着替え、ずぶぬれになったレインコートやタオルや三脚を置いて、午後から三陸鉄道の鵜住居駅を訪ねました。
*1:といっても、今年はもうSL銀河の運行はなく、少なくとも来年春になるのでそれなりに遠い先の話です。