久々にスナップ記事になります。明日から3連休の旅行のため、しばらく旅行記はお休みします。
8月の酷暑の日、新京成電鉄の新津田沼~京成津田沼間、知る人ぞ知るエクストリーム逆S字カーブでいろいろと撮っていた中の一枚。他の写真と比べて異色な感じで、今後書こうと思っている記事の中でも使いそうにないのでここで登場してもらいました。
日傘をさす女性。リュックを背負った夏休みの子供たち。踏切の開通待ちの車の列。そして画面に漂う陽炎。鬱陶しいくらいの暑さが感じられ、おそらくここに列車がいなかったらその暑苦しさが全体を覆いつくしていたと思います。
しかし、8000系電車のホワイトとピンクの彩りが、踏切を通過するわずかな時間、視界に明るさと優しさをもたらしてくれているような気がします。
鉄道写真としては電柱や電線がグサグサ刺さった酷いものですが、鉄道のある風景、としてはそれなりに味があるのではないでしょうか。
撮った場所と、列車が通った場所の位置関係は下の地図の通りです。
JR総武線のすぐ横の歩道橋の上で、近くを通る新京成電鉄の列車を撮っていたのですが、ふと道路の先にレンズを伸ばしてみたら、400m先の京成津田沼駅を発車するところまで捉えることができました。
35mmフィルム換算で24mm~960mm(光学ズームのみ。さらにデジタルズームもあるようで)までこなしてくれる、高倍率に寄せたコンデジですが、乗り鉄しながらだと撮る場所にも制約があったりして、そういう時に結構役に立ってくれています。