君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

手軽に富士山を楽しむ! 須走口五合目から20分 小富士の絶景

※本記事は2017年6月の記録になります。

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富士山の側火山、「小富士」からの眺望

吉田口五合目からの眺望が残念だったので、その翌週、リベンジのために(御殿場線乗りつぶしも兼ねて)別方向から富士山へ向かうことにしました。

その残念だった吉田口五合目を含む訪問記は下記になります。

a-train.hateblo.jp

御殿場へ向かう

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東海道線から国府津御殿場線へ乗り換え。ちょうど編成の解放をしていたところでした。

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富士の裾野を走る路線なので、沿線から見える富士山もなかなか見事です。

山頂付近に雲がかかっていてちょっと嫌な予感……。

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御殿場駅前の商店街。そのゲートの上にも富士の威容が。

駅前でバスを待っていると、御殿場線の歴史が記された掲示があり、ここがもともとは東海道本線だったこと、「天下の険」箱根を貫くルートができたことで、本線がそちらに移ったことを初めて知りました。

御殿場駅からは、「御殿場口新五合目」と「須走(すばしり)口五合目」に向かう路線バスが発着していますが、今回は須走口へ向かいます。所要時間は60分です。

fujisan-climb.jp

上のサイトを見ていただければわかる通り、須走口とは、富士山の4つの登山ルートのうち、東側からのルートになります。

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須走口五合目バス停付近からの眺め。

ここでは木々に遮られて眺めはよくありませんが、今日は下界の眺めは期待できそうです。

須走口五合目から小富士へ

須走口五合目は、吉田口のように賑やかではなく、素朴な山荘(宿泊・売店・食事兼用)が2つあるだけの静かな登山口です。

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この日は、20人ほどの団体客が訪れていましたが、目立つのはそれくらいです。

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この須走口五合目付近にはいくつかの見どころがありますが、今回は「小富士」と呼ばれる場所へ向かいます。

これは富士山の中腹にある側火山で、標高は1,979m。山頂付近が木々に覆われていないため、そこからの眺望がすばらしい場所とのことです。

高低差はほとんどありませんが、転落防止のロープが張ってある程度でそれほど整備された道ではないので、転倒したり足を滑らしたりしないよう慎重に進んでいきます。まあ、特別な装備は不要で、歩ける格好をしていれば問題はないと思います。

そして小富士の山頂まで来ました。

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富士の山頂は、今日もご機嫌斜め。

しかしながら眼下の眺めは、来てよかったと思える素晴らしいものでした。

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正面に見える三日月状の湖は山中湖になります。

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山中湖から左側は富士吉田市方面。

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湖から右側は御殿場方面。

他にも数人の方が眺望を楽しんでいました。

動画を撮っていたのでこちらもご覧ください(風の音が入りますのでご注意を)。

 

ひとしきり眺望を楽しんだのち、昼食をとるために五合目へ戻ります。

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コカ・コーラで埋め尽くされた自販機。500mlサイズは300円、280mlサイズは200円。輸送費や維持コストを考えれば致し方ない価格。

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トイレは有料です。これはここに限らず、高山では普通にみられるものです。

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いただいたのは東富士山荘のきのこうどん。野菜の天ぷら入りは春の季節限定らしいです。山麓で育てたという各種きのこの風味と、サクッと揚げた野菜の食感が楽しめる美味しいうどんでした。

他にもきのこ鍋やきのこパスタなど、きのこにこだわりがあるようです。

そのうち、帰りのバスの時間が来たので御殿場駅に戻り、その後は御殿場線で沼津へ、さらに岳南鉄道も往復して帰りました。

登山は大変だし手軽に山上からの眺望を楽しみたい!という方には、小富士はかなりおすすめだと思います。天気が良い時を狙って行ってみてはいかがでしょうか。