君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

BGM至上主義、ということを考えた

現在の最新作、HRプロジェクト第2回で、BGMにあわせてエフェクトかけて天候を切り替える、ということをやったのですが、それに関して少し気になったことがありまして。


【A列車で行こう9】新風鉄道総合研究所 第14話 - ニコニコ動画

この巨大テーマパーク、凄まじいですね。巨大で造形が優れているというだけではなく、某ネズミの巣のコンセプトに沿って、テーマパークとしても的確に表現されているのが素晴らしいところだと思います。だからこそ、微妙なところをついた絶妙なネーミングに吹いてしまうのでしょう。

そういうわけで、A9のプレイ内容としては見事の一語に尽きます。

で、twitterで出てた話とはたぶん違うのですが、動画としては他に感じた点がいくつかありまして。


1つ目が、タイトルに書いた「BGM至上主義」ということなのですが。

今回の動画、冒頭がちょっとどうなのかな?という感じがあるのです。
オファーシリーズが始まった9.42話以降の一場面が、ノイズの入った映像や音とともに流れ、その最後に今回の作者が明かされる、という仕掛けになっているのですが、単純に言うと、目にも耳にも優しくないわけです。

なんでこんな演出にしたんだろう…と思っていたのですが、これ、BGMの楽曲がたぶんそういう始まり方なのですね。それに合わせて映像を付けたらこういう形になったと。

上に書いた通り、自分で作った動画のことも踏まえて、少し反省しつつ考えてみたのですが、BGMを重視するのはいいとして、だからといって何でもかんでも「BGMがこうだから」ということで合わせてしまっていいのだろうか、ということを感じたのです。「C'mon baby.」の部分まではカットして、その次の新風各エリアの紹介のところから入るような方法もあるのかなあ、などと思いました。


2つ目は、テキスト絡みの処理が少し甘いのかなあということ。これは、見事な映像表現と比べるとわずかに、という感じではあるのですが。
例えば、オープニングの「第14話」の文字や、あるいは後半部の最初で鉄道名を出すテキストといったあたり、フォントの選択にしても文字の置き方にしても、「テーマパーク」というコンセプトを踏まえればもう少し工夫の余地があったのではないかという感じがします。


最後に、この動画で提示された「巨大なサイズでの展開」ということについて個人的に触れると、HRプロジェクトはその逆を行くというか行かざるを得ない状態になっています。
もともと、1マップに敷きまわした路線を「長距離路線」として扱うというかなり無理なことをやっていますので、最小限のサイズ、最小限のオブジェクトでそれらしく見せていかないといけません。HRプロジェクトの「栄金山スキー&リゾート」にしても、新風水神支社の「Brizzard Ibuki」と比べると悲しいぐらいしょぼいのですが、あのサイズの中で、できる限りそれらしく見える表現というのを目指したつもりです。