君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

「はるかとラピートが鉄道路線を作るようです」第24回について

【A列車で行こう21C】はるかとラピートが鉄道路線を作るようです-第24回 - ニコニコ動画


以下、激しくネタバレがありますので、先に動画をご覧ください。ぜひぜひ。





オープニング

こんなことならもっと早く - A列車でニコニコとで書いたのがこの部分。追加部分のボーカルをボカロエディタで打ち込んだ限りでは、とてもいいものになりそうになかったのですが、WAVEに書き出して、ハイパスフィルターかまして16kHz帯をブーストすると意外と聴けるものになったので、それでやる気が出て完成させることにしました。
ところで、メインボーカルはGEN値を50(標準からやや女性寄り)にしているのですが、なんとなく初音ミクっぽくも聴こえますね。私だけですか。そうですか。
曲の長さはアニメ番組風に90秒を目指していたのですが、ちょっと不足でした。前奏をつければ90秒にできるかもしれません。

本当は、既存の曲に乗せたMAD風、もしくはPV的なものを作るつもりでした。例えば対々急行27話みたいな感じの。というか、この動画の構成が私が思い描いていたイメージに近くてびっくりしたのは内緒です。

ただ、別の曲のMAD類を作ってしまうと、やってることがいつものオープニングとかぶってしまって、そうするといつものオープニングを削るのかどうかで悩まないといけません(対々急行でいつものオープニング曲がなかったように)。なので、オープニング曲をロングサイズで出せたのは、そういう意味でもよかったと思っています。

エンディングクレジット

自分が動画を作る上で、他の方の動画からは多かれ少なかれ影響を受けているのですが、最後に流している動画一覧では、特にコアに近い部分で影響を受けた動画(シリーズ)を、概ね時系列で挙げさせていただいています。

  • はるラピをはじめるにあたって、動画構成を考える上で参考になったシリーズ
  • 動画の方向性に迷っていた時に、いろいろと発想を得ることができたもの
  • 目標として追いかけていたシリーズ
  • A21Cの表現方法や、映像制作全般で学ぶところがあると感じた動画

などなど。

某つぶやき方面でここの部分が話題に出ているのを見ました。こういうクレジットを作ろうと思ったそもそものきっかけを書いておくと、連載前半に見た動画で、A8の1兆円エンディングをそのまま使っている動画がいくつかあったんです。それはそれで効果的だったんですが、「それはA8のエンディングであってこの動画シリーズのものではないよね」という感覚がありまして。どうせエンディングやるならオリジナルのクレジットを作りたいなあ、って考えました。

その頃、全体の構成を一新されたシリーズがありまして、そこで見たオープニングとエンディングがとてもいいなあ、効果を挙げてるなあ、と感じたのです。それで、改めてクレジットやろうと決めた、という感じ。エンディングは一度パクらせていただいてますしね(これでバレバレ

クレジットの後に本当のエンディングを持ってくる、という方法は、ドラクエでそんなのがあったなあ、と思いながら作りました。6の最後でしたっけ。


最後の構成

ストーリーの大枠は最初から頭にあって、最終回の構成も大まかには考えてあったのですが、最後に関西空港駅の実写を持ってくるというのは、9月頭ごろに浮かんだ構想でした。
最初は、自分で撮影しに行くのがいいのかなと思ったのですが、

  • まともに撮影できる機材がない。デジカメすらない。撮ろうと思えば少し古い携帯しかない。
  • YouTubeに、はるか・ラピートそれぞれの素敵な動画があった。

ということで、無理をすることはないという結論になりました。手を振って見送る係員の人たち、電笛を鳴らして出て行くラピートがとてもよかったですね。

BGM

今回、DIMOUTWORKSさんの曲を初めて使わせていただきました。全般的にシリアスな曲が多く、はるラピには合いにくいところがあったのですが、いろいろと聴いているうちに、今回使わせていただいた3曲に惚れ込みまして。聴いていると、頭の中でエンディングの構成ができてくるんです。それがほとんどそのまま形になったのが今回の動画です(尺の都合で、途中に別の方のピアノ曲を挟んでますが)。


テキスト読み上げ

ゆっくりというかSofTalk系はどうしてもネタにしかならないので、今回はエーアイ社の音声合成デモを使用しています。そこそこリアルに読んでくれるので、今回のような演出にはぴったりなのですが、架空の固有名詞に弱いのが難点。「岩井園」を「いわいその」と読むのはSofTalkもそうなのですが、「早井灘」を「さいなだ」と読んだのはちょっとびっくり。
で、いろいろ変えてどうにか正しく読めるようにしても、今度はイントネーションがおかしいわけです。

例えば「岩井園行き」は「― ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄」のイントネーションで読んでほしいのですが、どうしても「― ̄ ̄―__―」になってしまいます。これはいろいろ試しても修正できなかったので、やむなく目をつぶりました。

ただ、その固有名詞の問題さえ除けばすごくよさげなので、皆さんにも、SofTalkとうまく使い分けて活用していただければ、と思います。

11分

もうご存知かもしれませんが、ついにプレミアム会員になっております。一般会員の動画容量2GBを使い切ってしまって、前回の動画をうpできなかったのが理由です。別垢でもよかったのですが、1つのシリーズの中に複数のアカウントの動画が混在してしまうのもどうかと思いましたので。
プレミアム会員として、一般会員の制約を越えてアップしたものは、一般会員に戻ったからといって消されるわけではないようなので、おそらく数か月後には一般会員に戻っていると思います。

今回は、構成上どうしても9分で収まらなかったことと、夜空のグラデーションの劣化を少しでも抑えるために映像ビットレートを640kbps(これまでは480kbps)にしており、ファイルサイズは60MBちょっとと、プレミアム会員のメリットを享受させていただいております。あまり享受しすぎると一般会員に戻れなくなってしまうので、ほどほどにしようとは思いますが。



というわけで最終回です。

本当に皆さんありがとうございました。
最終回だということを予告しないし動画説明にも出してないのは私なりに考えたことがあったわけですが、それは改めて、シリーズ全体としてのまとめの中で書きたいと思います。