君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

天皇陛下ご即位記念パレード「祝賀御列の儀」 沿道へ行ってきた

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赤坂御所へ向かわれる天皇・皇后両陛下の御車。祝賀御列の儀にて

台風19号の影響で11月10日に延期された、天皇陛下のご即位を祝う祝賀御列の儀。

もともと予定されていた10月22日には、私は気仙沼陸前高田にいたぐらいでそこまで関心があるわけではなく、どうしようかと思っていましたが、何十年に一度の機会であり、せっかく近くに住んでいるのだから、ということで見に行ってみることにしました。この記事ではJR信濃町駅に着いて以降の模様をお伝えします。

最初は書く予定はなかったのですが、少し前に皇居一般参賀の記事を書いたので、ついでに書いておこうと思いました。

a-train.hateblo.jp

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12:19、JR中央線信濃町駅付近の歩道橋から。

パレードは15:00に皇居を出発し、15:30ごろに赤坂御所に到着するコースで、その赤坂御所付近を目指していきます。

この日は、警視庁広報課のtwitterアカウントが、沿道の混雑状況を20分ごとにツイートしていました。

12:20の状況は以下の通り。

大半の場所が「空いています」になっているので、少し早めに行けば実は案外簡単に沿道に入れるのではないかと思っていたのです。

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案内に従っていくと、沿道から外れた神宮外苑の方に向かいます。

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12:22。行列の最後尾に到着。日傘が目立ちますが、11月にもかかわらず日向では日差しが強く、日傘をさしても何の不思議もない日でした。

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多くの警察官、消防庁の職員などが警備・誘導にあたります。付近の県からも応援が来ていたようでした。

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沿道側にある「にこにこパーク」には、撮影目的の入場を断る旨の掲示

その掲示を撮影しようとしたら、券売機の前に飛び跳ねるようにやってきた女の子に持っていかれてしまいました。

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13:10頃。50分ほど並んでまだこの状況。奥に見える白いテントが、手荷物検査の場所のようです。

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後ろに並ぶ人々の影。

13:20の状況。この時、一気に黄色が増えてびっくり。

当初、「空いています」と出ていたのはあくまで沿道の状況であって、手荷物検査待ちの列は含まれていなかったようです。

その辺は情報提供のあり方に課題を残したように見えました。

といっても、次の機会はいつになるのかわかりませんが……

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13:47頃。ようやく手荷物検査のテントが近づいてきました。

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先が詰まっているから、ということでテントの手前で数分ほど足止めされましたが、14:05頃、手荷物検査→ボディチェック(男性・女性で列が分かれて同性の職員が担当)→金属探知機チェックをクリア。

厳重過ぎる、という意見もあったようですが、強化ガラスで隔てられた室内でのお出ましとなる皇居一般参賀と違い、オープンカーにご乗車になり間を隔てるものがないわけですから、これぐらい厳重で当然だと思いました。

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14:21、たどりついたのは権田原交差点。御列はここで右からやってきて奥に右折します。

黄葉は始まったばかりで、まだ緑と混じっているのですが、それが凛とした空間を作り出していて、祝賀にふさわしい風景のように思いました。

前から8列目ぐらいなのですが、前の方はたまたま皆さん背の低い方だったので、かろうじて視界が開けている感じ。

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右方向を見てみると完全にぎっしり。これではもうお顔を拝見することなどできません。

ここからまた1時間ほど待つわけですが、その間、いろいろな動きを見ることができました。

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警備のためでしょうか、銃を構え赤坂御所方面へ向かう海上自衛隊の方々。

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そのあとに続く、海上自衛隊東京音楽隊の方々。

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後方には、沿道に入れなかった方々。後の報道を見ると、それでも雰囲気を味わえた、という方も多かったようです。

実際、パレードを見るだけならテレビで見ればいいのですが、皇室行事の独特の空気感は現場にいてこそ味わえるという感じがあります。

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15:00、皇居を御列が出発。

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最初の写真を撮った信濃町駅付近の歩道橋には、御列を見ようと立ち止まる人たち、そして立ち止まらないようアナウンスする警官。

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交差点で待機する航空自衛隊中央音楽隊の方々。

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ここから赤坂御所方面の沿道には、手前にガールスカウト、奥の方にはボーイスカウトのメンバーが整列していました。

ボーイスカウトガールスカウトは皇室行事によく登場するイメージがあるのですが、何か縁があるのでしょうか。

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御列の到着前に、マーチが2曲演奏されました。

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先導となるパトカーが通過。いよいよ御列の到着です。

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15:28、天皇・皇后両陛下の御車が通過。

子どもたちの方を向く両陛下の後ろ姿と、沿道の表情を入れた構図で撮ることができました。

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後に続く車列が通過して終了となりました。

結局、到着から手荷物検査を経て沿道にたどり着くまで2時間、そして車列が通過するまで1時間。やはり皇室行事ではこのぐらいは見ておかないといけないですね。

それでも、1つの時代を記念するイベントを目の前で見ることができ、素晴らしい経験だったと思いました。