君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

佳境のシリーズ、そして終わるシリーズ

【A列車で行こう9】ニコニコ鉄道 高崎支社 第14話 ~時代に追われ~ - ニコニコ動画

おなじみニコ鉄高崎支社の最新作。
両毛線でやったネタがまさかの再現ということで、両毛線からのファンとしてはとても楽しませていただきました。
途中のサテライトを見ると、このネタを成り立たせるようにうまく道路が敷かれていると感じます。

A9でのレースネタというのはそれほど珍しいものではなく、特に最近、いろんなシリーズで似たようなネタがありました。ただ、この動画が出色なのは、信越本線のストーリーにうまく絡める形で展開したことにあります。
地方路線と道路交通との競合というのは、高速道路の整備に伴ってどこでも大きな問題になってくるのですが、それを小難しく扱うのではなく、こういうネタにデフォルメして、視聴者を楽しませる形で展開する。そのアイデアが素晴らしいと思うのです。
レースが終わった後の急行列車の、何かを喋りだしそうな哀愁漂う絵が、えもいえぬ味をかもし出しています。

今回の結果もそうですが、信越本線はこの後、JR化→長野新幹線開通による横軽廃止・しなの鉄道への移管と、決していい方向には進まないということを視聴者はみんな知ってるわけです。それをどう乗り越えて話を展開していくのか、今後ますます期待したいと思います。そして、期待を上回る動画を出し続けていただけるものと信じています。


ただ、今回の動画はいろいろとアラが気になった点もあり。

  1. 最初の資金繰りの説明が直感的にわかりにくかったこと
  2. レースのイントロ部分(チャラリーン、からのところ)、両毛線からの流用のようなのですが、それはいいとして、曲と画像の切り替えタイミングがあってないのまでそのままだったこと
  3. レース後のピアノ曲のノイズが耳障りなレベルだったこと

とかが特に気になったところです。
ピアノの音色は、エンコード前の音質が高くないとこうなってしまうところがあって。普通の曲なら128kbpsあればだいたい問題ないのですが、ピアノ曲の場合(あくまで私の経験の限りですが)192kbpsはほしいところではないかと思います。
私が動画作ってる限りでは、192kbpsの音源を使い、MP4エンコードで128kbpsに下げるというのであればそれほど気にならないレベルといえます。


【im@sで行こう】アイドルが鉄道会社を経営するようです-12日目 - ニコニコ動画

まずは完結おつかれさまでした!
A9が主流になってA8がほとんど見向きもされなくなり、モチベーションを持つこと自体が大変だったと思いますが、それでも完結まできっちりと続けていただけたことに、一ファンとして大変感謝しています。

私が最後まで見続けていたのは、もちろんA列車を題材にした動画だからなのですが、「A8だから」見ていたわけではなく(つまり、A列車ならなんでもいいという感じ)、アイマスだから見ていたわけでもなく、それらを題材としながらも独立した1つの物語として楽しめたからでした。
イントロがきっちりと説明され、「プロデューサーが気に入る街を作る」というゴールが明確だったこと。
亜美・真美をはじめとして、各回に登場するキャラクターが(アイマスの設定を借りているとはいえ)きっちりと立っていたこと。
「はるラピ」を始める前から始まっていたシリーズでしたが、はるラピの展開方針を考える上でも参考にさせていただいたことは、たぶんはるラピの最初の方の記事に書いたのではないかと思います。怖くて読み返す勇気がありませんが。