君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

桜並木と菜の花が織りなす幻想の世界。埼玉県熊谷市「熊谷桜堤」へ

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桜並木と菜の花が美しい埼玉県熊谷市熊谷桜堤の春

今回は、私のお気に入りの桜スポットである「熊谷桜堤(くまがやさくらつつみ)」について紹介します。

荒川の堤防沿い約2kmに渡る壮大な桜並木、その下で法面を彩る菜の花、そして河川敷ということで電柱も電線もない広々とした空間が特徴になります。

熊谷桜堤へのアクセス

熊谷桜堤の最寄りはJR・秩父鉄道の熊谷駅になります。JR上越新幹線、JR高崎線秩父鉄道の3路線が乗り入れます。

東京都心(上野・新宿)からは在来線でも1時間強で着きます。

駅からのアクセスは下の通り。南口から徒歩6分と非常に近く、手軽に行くことができます。

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南口。ホテルサンルートが目印になりそうです。

この日は、別の行程の都合もあって朝一番の列車で向かい、熊谷駅には6:16に到着。日の出ごろから晴れる予報だったのですが、あいにく雲が残っていました。

桜まつりのないシーズン

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堤防沿いの道路。毎年、桜の開花に合わせて桜まつりが行われ、いつもならここに露店が並びます。今年は新型コロナウイルスの影響で中止となりました。

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これは2019年の桜まつり。

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桜の木の下には花見用のステージも用意されるのですが、今年はそうしたものもありません。

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堤防沿いにある荒川公園(桜まつりのメイン会場になる場所)には、D51 140が保存されています。

放置されて荒れ果てていく機関車も多い中、雨ざらしなのにいつ見ても状態が良くて感心します。

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駅からまっすぐ堤防へ進むと見えてくる「熊谷桜堤」の石碑。

堤防へと上がってみましょう。

壮大な桜並木、一面の菜の花、そして広々とした空間

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それまで、市街地を抜けてきたのが一変し、広々とした幻想的ともいえるような空間が広がります。

堤防沿いに並ぶ桜並木によって市街地が隠されることで、一気に別の世界に来たような感覚になります。

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堤防ののり面には一面菜の花が広がり、桜並木と鮮やかなコントラストを描き出します。

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まだ6時半前ということで人出は少なく、地域の方が河川敷のゴミ拾いをされていました。

熊谷桜堤のもう1つの特徴は、荒川沿いということで電柱も電線もなく、非常にすっきりとした空間であるということです。川の向こう、秩父方面の山並みまで綺麗に見渡すことができます。

 

ポートレート撮影にうってつけの場所

これだけ綺麗ですっきりした場所なので、ポートレート撮影をしている人がたくさんいます。

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レフ幕を使った本格的な撮影。

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こちらは堤防の上での撮影。

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菜の花に隠れて見えませんが、ワンちゃんの写真を撮ろうと頑張っておられた方。

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男女ペアだと男性の方が撮るのが相場ですが、珍しく女性の方が撮影をされていた2人。

他にも、結婚式用と思しきウエディングドレスの方、魔法少女のコスプレの方、旦那さんに撮ってもらってきついダメ出しをする奥さんなど、いろんな方がいました。

もちろん、私も含めて一人で黙々と撮影している人もたくさんいました。

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川沿いの1本の桜の付近にも、思い思いに過ごす人がいました。

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8時を過ぎると訪れる人が増え、そして日が射すようになってきました。

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河川敷のラグビー場では試合が始まろうとしていたようです。これもまたいい風景ですね。

せっかく晴れてきたのでもうしばらくこの空気に浸っていたかったのですが、残念ながらタイムアップ。

この後は、延々4時間半かけて福島県のJR常磐線夜ノ森駅へ向かいました。

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