6月18日に都道府県を跨ぐ移動の自粛要請が終了し、三陸沿岸各地で競ってウニの口開けをアピールして販売を始めた頃、ウニ丼を求めて三陸へ向かいました。
初日・2日目と南三陸さんさん商店街でウニ丼を堪能しつつ、周辺を巡ったりしていました。
3日目の朝は気仙沼のシンボル、安波山へ。そして午後は陸前高田へ向かいました。
陸前高田駅前の中華料理熊谷で冷やし担々麺と水餃子をいただき、午後は市内を巡ります。
陸前高田駅近くの展望スポット、本丸公園へ
昼食後、すぐ北にある本丸公園に行ってみます。
高田城跡だという高台からは、陸前高田市内の中心部や高田松原津波復興祈念公園、さらにその向こうの広田湾まで見渡せます。
冬に何度か行っていたのですが、いずれも曇りの日だったので、晴れた爽やかな日に行ってみたかったのです。
入口の鳥居をくぐり、ツツジが彩る階段を登っていきます。
途中には神社があります。
神社からはさらに階段が続きます。木漏れ日がとてもいい感じ。
上へ登っていくと、南側に開けた場所に出ます。
東屋とテーブルが置かれ、木陰なので夏の暑さもしのげそうな感じです。
海と隔てた町から海を望む
陸前高田市は、東日本大震災からの復興にあたって、海岸に巨大な堤防を築いて陸と海を隔てる道を選びました。
高台に造成された(もしくはもともと高台にあった)住宅地からは海が見えますが、旧高田松原などの沿岸地域や嵩上げされたまちなか地区(陸前高田駅周辺)から海を見ることはできません。
そんな中、数少ない「町なかから海が見える場所」になります。
この場所の一角に、ひっそりと鎮魂の碑が置かれていました。
海の方を見るとこんな感じ。この木々の間から見渡す感じになります。
気仙沼から盛行きの大船渡線BRTが、奇跡の一本松駅を出て、陸前高田駅に向かうところを追いました。
まずは、震災遺構となった旧道の駅高田松原(タピック45)の前を通り過ぎるところ。
海沿いの道から、川原川沿いに北に向かうところ。
陸前高田駅の交通広場に入っていくところ。
陸前高田駅を出て、盛方面へ向かっていきました。
この訪問の直前に落成した、「楽天イーグルス 奇跡の一本松球場」と名付けられた球場。6月13日に楽天イーグルスのファームの試合を開催する予定もあったそうですが、中止になってしまいました。
下の方に見える横長の建物が、道の駅高田松原や震災伝承施設「いわてTSUNAMIメモリアル」が入る建物。その右奥の方に奇跡の一本松が見えるのですが、てっぺんの方が奥の茂みに埋もれてしまっているのが残念。
奇跡の一本松を超望遠にして撮ってみました。めいっぱい高くカメラを上げて撮ったのですが、これ以上は難しそうです。
目を転じて、眼下のまちなか地区にある公園。
たくさんの親子がやってきていて、こちらまで歓声が聞こえてきていました。この日は何かイベントをやっていたようで、音楽や歌声も流れていました。
奇跡の一本松駅に向けて、海沿いの道を走ります。
さらに進んだところ。奥には、復興祈念公園の堤防上にある「海を望む場」に集まる人たちの姿も見えます。
右下の建物は、再建中の陸前高田市立博物館。ここ1年で道の駅高田松原、市民文化会館、陸前高田駅前の「まちの縁側」、先ほど紹介した球場などの運動公園、そしてこの博物館と、生活の質的向上につながる施設が続々と完成しつつあります。
左下にいる大船渡線BRTのバスは、陸前高田を出て陸前矢作に向かう便になります。
本丸公園は、津波の避難所として位置づけるため、再整備が進められているようです。
今までいた展望スペースからさらに上に向かうと、雑草が生い茂る広場があります。
今は何もないスペースですが、ここもせっかくなので何かに利用したらいいと思うんですけどね。