君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

「ぐるっと九州きっぷ」3日間の旅 (11)熊本市街と色とりどり熊本市電

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熊本市街を彩る熊本市電熊本駅前電停付近

「ぐるっと九州きっぷ」を利用して福岡・熊本・鹿児島を巡るシリーズ。

前回は、人吉から熊本まで特急「かわせみ やませみ」に乗車しました。

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これで、鹿児島から熊本まで、「はやとの風」「しんぺい」「かわせみ やませみ」の3列車を乗り継いできたことになります。

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熊本駅を出ると、広々とした駅前空間。

上の曲線を描く優雅な屋根は、熊本駅から駅前の市電乗り場まで続いているのですが、材質が重くて安全性が不安というような理由で、撤去されることになりました。

www.nishinippon.co.jp

建築文化事業「くまもとアートポリス」の一環として建設された屋根ですが、新幹線開業に伴う再開発、熊本地震などの影響で見直しを余儀なくされたようです。

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熊本駅前に市電乗り場があり、ひっきりなしに発着します。

とりあえず、9月中旬にもかかわらず35度近い気温でとにかく暑いし、いらない荷物は置いて身軽になりたいのでホテルにチェックイン。荷物を置いてシャワーを浴び、一休みしてから、市電を中心に街を巡ってみることにしました。

(ここから先、使ってたデジカメの弱点として、光量が落ちると画質がボロボロになるという欠点が露になっていますがご容赦ください)

熊本駅前~田崎橋電停付近

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熊本駅前からは、少し南の「田崎橋」電停と、熊本城や中心市街を経て郊外の健軍町までを結ぶA系統が発着します。

もう1系統のB系統は、発着が上熊本(旅行当時は「上熊本駅前」電停でした)になり、熊本城付近から健軍町まではA系統と同一です。

つまり、熊本城~健軍町から、熊本駅前方向と上熊本方向に分岐しているわけです。

鹿児島もそうでしたが、街の中心はJRの駅から離れているためにこういう系統になっているようです。

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熊本城方面からやってきた列車。並行する道路の交通量が多く、信号待ちの時間も長いため、ダイヤはあってないようなものというか、長い時間列車が来ないと思ったら2本続けてきたりするようなこともありました。

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熊本駅から南にある終点の田崎橋電停。熊本市電も一部区間で軌道が緑化されています。

熊本駅前からは停留所2つ分ですが、拍子抜けするぐらい近いです。全線乗りつぶしもあって乗車しましたが、単に移動するだけなら徒歩で充分な距離でした。

それにしても、市電はいろんなカラーリングやラッピングの車両が来るので、見てて飽きないというのがいいですね。

次は、熊本城付近に行ってみます。

熊本城・中心市街地付近

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熊本城の石垣をバックに撮影。この9700型は、今では各地で見られますが、日本初の超低床形連接車両でした。

天守閣は少し遠く、木々の向こうに隠れてしまうので一緒には撮りにくい感じでした。

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こちらはNHKのラッピング車両。

目の前を健軍町方面に妙に黒い車両が通り過ぎ、うっかりして撮れなかったので追いかけてみました。

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水戸岡デザインの「COCORO」。ロゴの作り方、入れ方や周囲のレタリングなど、路面電車であっても水戸岡流そのものですね。

車内も見てみたかったですが、この日はもう出会うことはありませんでした。

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2系統が集まるこの付近は列車本数も多く、熊本の中心市街地ということで、こうして3両が密集したりもします。

ただ、交通量がめちゃくちゃ多いだけに、列車を撮るのもなかなか大変でした。

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横を車がぴったり並走してたり。

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きた!と思って待ち構えていたら、手前に猛然とバスが突っ込んできたり。

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手前を行き交う車で、思うような構図で撮れなかったり。

もちろん、そういう場所なので仕方ないというか、それでいいのです。街に活気があって何よりだということです。

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色使いも含めて、雅な感じのラッピングだなあと思って見ていたら、花柄とかではなくハンドボールのデザインだったという。

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広告のない車体。かえって珍しい感じですが、これが熊本市電の本来の姿なのでしょうか。

市役所の無料展望スペースへ

すぐそばに市役所があり、その14階に展望スペースがあるというので見に行きました。

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こんな感じで、再建中だった熊本城の天守閣も含め、市街地を一望することができます。無料で自由に入れます。

サクラマチ クマモト

熊本城の南側に、訪問日の前日に開業した、バスターミナルを併設したショッピングモール「サクラマチ クマモト」があります。

開業日は、運営する九州産業交通ホールディングス傘下を中心とした熊本県内のバス路線と、熊本電鉄熊本市電がすべて無料になったことでも話題になりました。

そこに向かう間にも市電は次々と行き交います。

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熊本城の天守閣もちらっと見えました。

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曲線を多用し、フロアごとに平面の形が違うという面白いデザイン。

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開業2日目も、外では特設ステージで記念イベントが繰り広げられ、中はぎっしり混雑していました。

店舗構成としては、観光客向けというより地元の方向けなので、バスターミナルを除いては観光目的で行くところではないと思います。

上熊本駅

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全線乗りつぶしのために健軍町まで行き、そこから上熊本駅前行きに乗車。

やってきたのは超低床車でしたが、こうやって造花が飾られていたのが印象的でした。

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上熊本電停で下車。

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目の前には上熊本駅

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上熊本駅はJRとしては小さい駅ですが、熊本市電熊本電鉄も集まる交通の結節点ということなのか、水戸岡デザインが施されていました。木やレンガを多用したつくりが印象的でした。

夜は馬肉料理を堪能

せっかく熊本に来たのですから、やっぱり馬肉料理もいただきたいものです。

熊本駅に戻り、「肥後よかモン市場」にある「菅乃屋」さんへ。

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service.suganoya.com

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馬刺し4種盛りと、カルパッチョ風サラダ。奥にはデコポンハイボール

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馬肉のユッケ。哺乳類の中でも生で食べるリスクが低いらしく、生肉のバリエーションが豊富なのがいいですね。

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追加でオーダーした馬肉ソーセージ。

食べ慣れないからといって何も構える必要もなく、普通においしくいただきました。違和感がなさ過ぎて、馬肉がどんな肉かと言われると説明に困るのですが、食べた感じでは、みしっと引き締まった肉質に特徴があるような印象でした。もっとも、部位による違いも当然あると思うのですが。

朝の熊本市電

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明けて翌朝。九州旅行は3日目となりました。

この日もバリバリの快晴。

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写真で見ると緑化軌道もあってとても爽やかですが、日傘をさす人の多さでわかる通り、朝からとても暑かったです。

3日目は三角線へ向かいます。

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