JR東日本の関東甲信越・南東北を中心としたエリアのフリーきっぷ「週末パス」で2日間、甲信越地方を巡ってきたのでその記録を綴っています。
新宿から、中央線・小海線と巡って小諸へ。
ここからは、しなの鉄道へ乗り換えて西へ向かいます。
途中、上田で上田電鉄の往復に立ち寄ったのですが、それは次回とします。
小諸駅に留置されていた横須賀色
昔から使い込まれた感じの、木のベンチの味わいが素敵です。
ホームのない線路には、横須賀色に復刻された115系の2両編成が留置されていました。
すでに後継車両への置き換えも決まっている中、まるで新車のようなピカピカな塗装で、とても丁寧に手入れされているのが伝わってきます。
軽井沢から到着した小諸折り返しの列車。乗務員の方が引継ぎをしていました。
私も小諸から乗車したのは、この赤とグレーのしなの鉄道塗装の3両編成。
2年前に乗った時には、車内は旧国鉄からの古いボックスシートのままで、正直あまり乗り心地が良くなかったのですが、今回乗った車両は少し厚めのバゲットシートに交換されており、なかなかの乗り心地でした。
上田から湘南色の復刻編成で
上田から上田電鉄を往復した後、やってきたのは湘南色の復刻編成。
この写真は篠ノ井駅にて下車時に撮影しました。やはり磨き上げられて汚れのない見事な塗装です。
新幹線や上田電鉄からの乗り換え客などがホームに並んでいたのですが、夕方時に2両編成ということで、復刻編成なのはいいけどちょっとどうなのかなあ……? という印象。
とはいえ、乗ってみれば着席もできたし、扉部分に立っている人がそこそこいた、という程度で酷い混雑でもなかったので、こんなものかもしれません。
篠ノ井駅にやってくる大月行きの普通列車の背後に、今乗ってきた湘南色の車両の後ろ姿が見えていました。
以前、下記の記事で、復刻編成にはあまり思い入れがない、ということを書きました。
でも、それは個人的な好みの話。
しなの鉄道の集客策として、115系車両という手持ちの資源を動員してやれることをやる、という意味では、こういった復刻塗装の取り組みは大賛成です。
他にも、新旧の長野色やコカ・コーラ塗装などもありますが、それらはこの日は目にすることができませんでした。
でも、横須賀色や湘南色の綺麗に磨き上げられた塗装を見て、しなの鉄道の方々の思い入れと、来てもらった人にガッカリさせないようにする、という姿勢が伝わってきて、嬉しい気持ちになったのでした。
復刻塗装などの特別塗装の編成の運用は、しなの鉄道のWebサイトの「お知らせ」にて毎月公開されています。
今度もし機会があるなら、せっかくなので長野色やコカ・コーラ塗装も実際に見てみたいですね。
次回は途中で往復した上田電鉄になります。
この旅行記の一覧を下記にまとめましたので、気になったところを読みたい方はこちらをご参照ください。