君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

しなの鉄道で初夏の軽井沢へ

※本記事は2017年6月の記録になります。

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軽井沢駅北口。駅を出た瞬間に爽やかな風が吹き抜ける

もう夏も終わりが見えてくる時期となりましたが、まだまだ暑い季節は続きます。

そんな時こそ行きたい軽井沢。ということで以前の訪問記を書いておきたいと思います。

長野駅からしなの鉄道に乗って

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首都圏からなら新幹線で軽井沢で下車すればいいのですが、この日はしなの鉄道の全線乗り通しも兼ねていたので、長野からしなの鉄道で向かいます。

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しなの鉄道115系電車を次々と横須賀色、湘南色、長野色に復刻していますが、個人的には明るさと落ち着きのあるこの塗装は好きです。旧国鉄車が活躍した時期はそこまで鉄道趣味にハマっていたわけではなかったので、あまり思い入れがないせいかもしれませんが。

なお、復刻塗装車の運用はしなの鉄道のWebサイトで掲載されています。毎月、「お知らせ」に掲載されるそうなので気になる方は要チェックですね。

www.shinanorailway.co.jp

長野駅8:23発(乗車当時のダイヤ、以下同様)の小諸行きに乗車。列車は篠ノ井駅からしなの鉄道線に入って進んでいきます。

長野駅では立ち客が出るほどだったのですが、上田を境に次第に減っていきます。

もしかしたら車両だけではなく保線状態のせいもあるのかもしれませんが、電車の揺れは正直、結構身体に堪えます。

そして小諸駅で列車を乗り継ぎ。9:25に到着し、同一ホームで3分乗り継ぎになります。

以前から時刻表を眺めていて、長野~軽井沢間を通しで運転すればいいのに、なぜ小諸で分断している列車が多いのかが気になっていたのですが、実際に乗ってみて謎が解けました。

長野側は車掌が乗務する3両編成、軽井沢側はワンマン運転の2両編成で、需要に応じて編成を切り替えるためだったのですね。

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車掌車を改造して待合室とした平原駅。現時点ではどうなっているかわかりませんが、この時には塗装がはがれているような跡が結構目立っていました。

f:id:katayoku_no_hito:20170604094232j:plain雄大浅間山の山容。そして、車窓は爽やかな高原の風景に変わっていきます。

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信濃追分駅。待合室の横に石碑がありましたが、文字は読めませんでした。

そうして9時53分、長野からちょうど90分で軽井沢に到着しました。

軽井沢駅に到着

軽井沢駅は水戸岡デザインのリニューアルが行われる前だったので、今とはいろいろと違う面があるかと思います。この記事全体がそうですが、特に当時の記録としてご覧いただければと思います。

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北陸新幹線のホームはしなの鉄道のホームの隣にあります。

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碓氷峠の輸送に活躍したEF63が展示されていました。

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横川方面。今は新幹線のレールだけが伸びています。

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これは駅の外からみた横川方の旧ホーム。

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これは北口のデッキから。

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169系車両が1両だけ留置されていました。展示を意図したものでしょうか、放置されているわけではなく綺麗な状態に保たれていました。

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駅を出ると、心地よい風が吹き抜ける軽井沢。さすが避暑地として名高いだけのことはあります。駅前には不動産屋がたくさん見えましたが、売っているのは別荘地ばかりでした。

軽井沢駅前を歩く

まず目指すのは、碓氷峠の頂にある見晴台です。駅周辺から路線バスが出ていて、その停留所になる東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢へは徒歩で10分ちょっと。

乗車するバスは、「赤バス」と呼ばれる可愛らしいボンネットバスになります。

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軽井沢と見晴台(碓氷峠)を結ぶ赤バス

www.karuizawa-on.com

そんなわけで、心地よい風と穏やかな日射しの中を歩いていきます。

これはステレオタイプな美辞麗句でもなんでもなく、そう書くしかない爽やかな気候だったのです。

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矢ヶ崎公園の涼しげな池。

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上から歯科医院、動物病院、そして内科医院。下界では考えられないような優雅な街並みが続きます。

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東急ハーヴェストクラブに到着。午前10時半前という時間で、チェックアウトした人たちが次々と出てきました。

この入口の一角にバス停留所があり、そこから赤バスが発着します。

10:30に出発した小型のボンネットバスは別荘地や旧軽井沢のロマン漂う街道を通り、曲がりくねった山道を抜け、碓氷峠を軽やかに登っていきました。

群馬と長野の県境に位置する見晴台については次の記事でご紹介します。

a-train.hateblo.jp