君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

銚子電鉄の「今」を訪ねて (2)犬吠駅で雨上がりを待ちながら

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トウモロコシ畑の向こうを走る銚子行き列車。犬吠駅前にて

2019年の夏、銚子電鉄を訪問した記録を時系列で綴っています。

前回、銚子駅から犬吠駅に向かった続きになります。

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10:07 犬吠駅

銚子駅に着いた時から降っていた雨はまだ降りやまず、強くなったり弱くなったり。いずれ雨は上がるという予報になっているので、それを信じて待ってみることにします。

犬吠駅の駅舎内には売店があり、名物の「ぬれ煎餅」をはじめとする品々が揃っています。

そんな中、目を引くのが「まずえもん神社」の御神像。

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い棒」の発売に合わせて登場したキャラクター。そういえば賽銭の奉納を忘れていましたが、隣の売店でいろいろと奉仕したのでご容赦いただければと思います。

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ただ、まずい棒は売店で売っているのは15本単位(600円)。買うのはいいのですが、さすがに15本もいらないわけで、ちょっと手が出ませんでした。

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ちなみに、神社なので鳥居があるべきところですが。

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代わりに運転士の「鳥居さん」の写真が貼ってあります。

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まずえもんグッズも豊富に取り揃えられています。

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以前から、銚子電鉄には本銚子(もとちょうし)駅を「ほんちょうし」と読ませて本銚子行き→「本調子に戻る」とか、上り列車銚子行き→「上り調子行き」みたいな語呂合わせがありましたが、いつの間にか「銚子行き2枚」→「銚子合わせ」→「超幸せ」という強引な語呂合わせが誕生していました。

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今、地元で銚子電鉄を支える主力といっても過言ではない、銚子商業高校の生徒さんが開発したスイーツ。

トマト甘食は以前にも食べたことがありますが、トマトの風味が堪能できる優しい味わい。甘食だけで食べるとパサつくので、牛乳やミルクコーヒーなどと合わせて食べるのがおすすめです。

キャベツメロンパンは、以前は売り切れだったので買えなかったのですが、表面を銚子名産のキャベツ風に仕立てたメロンパン。表面のクッキー生地にキャベツを加えてあるそう。後で食べてみた感想としては、あまりキャベツな印象はなかったのですが、普通にデザインに凝った美味しいメロンパンと言える一品です。

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発売されたばかりの新商品、バナナカステラ。これも、単品ならともなくパッケージで買うのもどうかなあ…と思って見送りです。

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他に、一般的にあまり流通していないごまぬれ煎餅、黒糖ぬれ煎餅を購入しました。ごまぬれ煎餅はふんだんに練り込まれた黒ゴマの風味が感じられ、また黒糖ぬれ煎餅は黒糖独特の香ばしい甘さが煎餅とマッチし、それぞれ美味しかったです。

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今回、数々の商品の中でも一番楽しみだったのがこちらの「鯖威張る弁当」。外装にもとにかくダジャレしか書かれていないネタ商品かと思いきや、どうも中身は本格派のようで、一度食べてみたかったのです。

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駅に到着した時にはまだ売られていなかったのですが、しばらくすると出来上がった品物が運ばれてきたので、さっそく購入しました(平日は予約販売のみになるそうです)。

購入すると温めるかどうか尋ねられ、どうせなら温めて食べようと思ってそう告げると、少し離れたところにあるぬれ煎餅の手焼き体験室まで持っていって、そこにある電子レンジで温めてもらえました。

さっそくいただこうと思ったのですが、もうすぐ上り銚子行きの列車が到着する時間、そして外を見ると雨が上がっているということで、まずは列車の撮影に向かいます。

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そして、駅へ戻ってベンチでいただくことにします。

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掛け紙はネタでしかありませんが、中身は本格的です。

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塩焼きした鯖の切り身が3切れ。ご飯は単なる醤油飯ではなく、鯖のほぐし身の炊き込みご飯なので、切り身を食べてしまってもそれだけで満足感があります。刻み葱と漬物でバランスを整え、これで600円。量はやや少なめですが、値段と味の比較ではかなりコストパフォーマンスはいいと思います。

なんなら2つ食べても1200円、よくある駅弁なら普通にそれぐらいはする、という値段です。

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食べ終わった頃に、下りの外川行きの列車が来ました。デハ2002・2502の2両編成。

さっきは晴れていたのに、また雨が降ってきていました。

なのでまた犬吠駅に戻り、今度は「銚電写真館 中井精也ギャラリー」を見に行きます。入場券(150円)を買って入場し、駅舎の2階に上がるとギャラリーがあります。

プラレールの展示、地元の方の写真展示などもあるのですが、目玉は鉄道写真家・中井精也さんの写真とジオラマの展示。

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撮影OKということで、ただ、あんまり貼りすぎるとギャラリーの営業妨害になるので、控えめに何枚か貼っておきます。

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犬吠駅では電動折り畳みバイク「Stigo」(要原付免許)のレンタルも始まっています。

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構内の一角にはこじんまりと受付がありました。

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2階のギャラリーの奥には機材の箱が積まれていました。

Stigoは折り畳んで銚子電鉄の列車への持ち込みもできるので、沿線から離れた場所に向かう時などには便利かもしれません。

そうこうしていると、銚子行きの列車がやってくる時間になったのでまた撮影に出ます。

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今度は、犬吠駅の目の前にあるトウモロコシ畑を前景に置いて撮ってみました。

今回は、最近売り出し始めた商品や、新しいサービスなどを中心に、時々撮った風景写真も交えつつの展開になりました。

犬吠駅の滞在はまだ続きますが、とりあえずこの辺で区切りとしたいと思います。

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