ほぼ5年前の撮影。当時の記録が見当たらなかったので、列車の号数とかはわかりませんでした。朝10:06という撮影時間が手掛かりになるでしょうか。まだ信越本線だった長野~直江津間を乗車し、乗り換える時のものです。
翌年の春、北陸新幹線の金沢までの延伸開業が迫っていて、最初で最後の乗車となった在来線特急としてのはくたか号。
適当に撮った割には偶然ですが、先頭部まで意識した構図と、681系特急電車の特徴的な先頭部、車掌の引継ぎ、直江津駅の昔ながらのホームといった構成要素がちゃんと収まってくれています。
乗車後、「〇時〇分ごろから携帯電話が使いにくくなりますのでご注意ください」といったアナウンスがあったのが印象に残りました。要は、北越急行に乗り入れて、長大トンネルが連続する区間に入るから電波が届かない、ということですね。
長らく、PCのフォルダ群の片隅にひっそりと眠っていたのですが、掘り出してすでに失われた列車の画像を眺めるにつけ、今の鉄道のありようを残しておくというのは、どんなに見栄えがしないものでもそれはそれで意味があることなんだな、ということを思うようになりました。