★最新のルート図は下記ページからリンクを掲載しています。
乗車記録等は別に書く予定ですが、そのための資料として、JR気仙沼線、JR大船渡線の鉄道線・BRT・旧鉄道線のルートや駅の位置を、「Googleマイマップ」を利用して1つのマップにまとめたものを作成しました。
本記事はJR気仙沼線のまとめになります。JR大船渡線は下記記事をご覧ください。
また、2019年7月版を下記で公開しました。
この記事のルート図は以下の前提でご覧ください。
- 2019年5月現在のルートです。BRT専用道の整備の他、沿線各自治体の復興工事によって頻繁にルートが変わりますので、ご覧になった時点とは異なっている可能性があります。
- ルートは乗車時の記憶、googleマップの航空写真、JRや自治体が発表している情報、一般に公開されている乗車記・訪問記などをもとに作成しています。ただし推定を多く含むほか、参照した情報がすでに古いなどの理由で、現状(2019年5月時点)と一致しない可能性があります。
- マイマップのベースとして利用している航空写真自体、その撮影時期によって現状と異なっている可能性があります。
また、凡例は(やや見づらいですが)以下の画像をご覧ください。
まずは路線の全体図になります。
気仙沼線の全体的な特徴としては、
- 前谷地-柳津間は鉄道とBRTが並行して運行している。基本的には、鉄道と接続がないBRTが前谷地まで直通している形。BRTはノンストップだが所要時間は鉄道の方が短い。
- 旧鉄道区間と、一般道として主に利用している国道45号線が絡み合うように近接しており、鉄道時代の駅はおおむねそのままBRTでも設置されている。
- 志津川付近、および気仙沼付近で、復興事業に伴う新駅設置やルート再編が見られる。
といったことがあります。
南側の前谷地-柳津間。鉄道とBRTが並行運用されている区間で、BRTはこの区間はノンストップです。和渕駅あたりは近いところを通りますが、BRTの駅を置くというわけではないようです。
経由する道路が必ずしも高規格ではないこともあり、鉄道が各駅停車で21~22分なのに対し、BRTは35分を要しています。
柳津-志津川間。この区間はBRTの専用道が整備されています。
志津川付近の拡大図が下記になります。
復興事業の進展により、頻繁にルートが再編されているエリア。鉄道時代の駅をもとに設置されている志津川駅も何度も位置を変えていますし、高台移転した住宅地、同じく被災して高台移転した町役場や中央病院の最寄りとなる新駅が設置されています。
一般道(主に国道45号)を走行する区間。以前は旧清水浜駅西側のトンネル入り口付近から志津川中央団地付近まで専用道でしたが、この時点では再度国道経由となっています。清水浜~歌津の旧鉄道区間をBRT専用道として整備する工事が進められています。(※注:2019年6月15日より、志津川中央団地~歌津間はBRT専用道ルートへ切り替わります)
上記のうち、清水浜駅付近の拡大図。駅が川の対岸となる国道沿いに移されたこと、大規模な河川工事が行われていることがわかります。
大津波は河口から川を遡上し、流域にも大きな被害をもたらしたため、こうした大規模な河川改修も各所で行われています。
旧鉄道ルート上にも新しく橋をかけ直し、BRT専用道化の工事が進められています。
陸前港・蔵内の各駅は、すでにBRTの専用道整備は完了し、実際に供用されていた時期もありました。
ただ、その後に各所で河川改修工事を行う影響でルート変更を行ったため、2019年5月時点では国道上に移されています。
本吉駅から北側は、BRT化に伴って本吉-気仙沼間の区間運転が設定され、大幅に増発された区間。
小金沢駅・大谷海岸駅付近は、この付近の防潮堤の整備に気仙沼線の鉄道用地を利用する必要があるため、今後もBRT専用道が整備される予定はないようです。
海岸から離れ、BRT専用道が整備された区間。岩月駅は、2019年3月のJRダイヤ改正にあわせて開業した新駅になります。
気仙沼市の中心部を通る区間。南気仙沼駅付近は専用道の整備中です。
気仙沼市立病院は、以前はBRTの南気仙沼駅のすぐ西側にあり、BRTでの仮復旧時には「南気仙沼(市立病院入口)」という駅名になりました。その後、2017年に病院の移転に伴い鉄道時代の駅名に戻り、病院を経由するルートが新設されました。
このルートでの乗車記を書きましたので、下記の記事もご覧ください。