君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

第15回(最終回)投稿しました。

昨年1月に始まったHRプロジェクトも最終回となります。
以下、動画をご覧の上で読み進めていただければ幸いです。

特急センチュリードリーム

今回の主題となる列車。これまでほとんど触れることがなく、ほぼすべての車両を紹介した第14回のオープニングでも伏せてきました。満を持しての登場、といった感じですね。

この列車、動画中の台詞でも触れていますが、当初は「急行」として設定されていました。第1回「快速電車、郊外から都市へ」に登場する路線図でも、「急行センチュリードリーム」と明記されています。それは、当初は165系を使用していたためです。
夜行用電車であれば、最終的に種車となった583系のほか、サンライズもあります。にもかかわらず、なぜ165系だったのか。

それは、A21CとA9の時間スケールの違いが原因です。
A21Cでの岩井園−柏原間の特急の所要時間は6時間50分。これであれば、そのまま夜行としても通用する所要時間です。
しかし、A9の30倍速設定では、一番遅いラピート(100km/h)でも3時間10分です。これでは夜行としては厳しい。
現実にある短距離の夜行(ムーンライトながらや、かつての九州内・北海道内の夜行など)は、途中駅で数十分や1時間以上停車するなどの調整をしていましたが、A9ではそうした調整は似合わないと思います。

そこで、極力遅く、夜行に使える電車ということで検討した結果、165系(75km/h)という選択になったわけです。これでも所要時間は4時間10分ですので、まだ短いのですがどうにか形にはなりました。

話が変わったのは、A9 Version2.0が出て、最大30km/h速度を落とすことができるようになってからです。これによって583系を、デフォルトの105km/hから75km/hまで落とすことができるようになりました。
さらに、テクスチャ改造によって、A21Cのエレガントエクスプレス編成の雰囲気も再現できるようになっており、車両の入れ替えを決めたわけです。ただ、文字が反転してしまうので、側面に「Elegant Express」の文字を入れることはできなかったですけどね。

そんなわけで、最終回近くまでいろいろとテクスチャを弄っていました。それが最後まで存在が伏せられていた理由です。

はるラピ再来

新風総研第11話の最後の伏線を、今になって回収。シリーズ中、2人の登場に期待するコメントもいただいていましたので、ようやくお応えすることができました。

バシルーラ(「ドラゴンクエスト」シリーズで、相手をどこか遠くへ吹っ飛ばす呪文)で飛ばされた2人が、無事に大阪に帰るのではなくHRプロジェクトの世界に飛ばされるというのは、このシリーズを始めた当初から頭の中にはあったアイデアでした。ただ、どこでどういう形でそれを出すかはずいぶん迷っていましたが。

今回の動画を作っていて一番楽しかったのは、列車に乗るまでの2人のシーンかもしれません。とにかく勝手に動いてくれるので捗る捗る。

ただ、おそらくこの2人で動画を作るのは最後になると思います。そもそも今後A列車動画を作るかどうかもわかりませんが、仮に何か新しいものを作るとしても、いい加減この2人からは離れたいです(笑) 嫌になったということではなく、どうせなら新しいもので勝負したいということです。

動画の構成

大枠としてははるラピ第24回(最終回)と似ているわけですが、はるラピの時に、「新しい日々の始まり」というフレーズをやたら強調していたのを、もしかしたら覚えておられる方もいらっしゃるかもしれません。
今回、直接そうしたことに言及した言葉はないのですが、早井灘駅を出てからの最後のBGMの選択、そして意図的に強調している出庫列車によって、物語の余韻を感じていただけるのではないかと思っています。


なんかまだ書き足りないような気もしますが、とりあえずこんなところで。