君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

ダイヤへのこだわり方

私たちマゾらしいですわよ奥さん。
って言っても、本当の意味でのSMすらよくわからないので、いろんな物事をSとMに分類されても、どう解釈していいのかよくわからないのですけどね。


そういえば、以前どこかで私なりのダイヤへのこだわり方を書くといいつつ、そのままだった気がします。

大学の頃、鉄道で北は北海道、南は鹿児島までいろんなところに行きました。そのたびに、時刻表で列車ダイヤを調べ、乗り継ぎのプランを立てたりしていたものです。

昔は、北海道や九州には、通常の特急・急行料金で乗れる夜行列車が充実していて、周遊エリア内の特急自由席乗り放題な「周遊きっぷ」と組み合わせると、夜は夜行列車で移動して、時間と宿泊費を節約するなんてこともできました。今では、その中で残ってるのは九州の「ドリームにちりん」ぐらいのものですが。


そんな懐古はさておき、そうやっていろんな路線のダイヤを見て、いろんな路線に乗っていると、逆に、
ダイヤを見れば、沿線の様子が想像できる
ようになります。


列車本数が多い区間と少ない区間。特急やその他の優等列車がどの区間をどれくらいの頻度で走っているのか。朝に列車がたくさん向かうのはどの駅か。などなど。
それによって、都市の中心となっている駅、周辺の住宅地、郊外エリア、観光地や行楽地……など、およその察しをつけることができます。
そういったところに、路線のダイヤを見るマニア的な楽しみ方があります。


逆に言えば、A列車で路線を作るときには、現実の路線やダイヤに見られるさまざまなパターンを応用して、沿線のバリエーションが感じられるようなものを作りたいと考えていますし、それが実現できているコンテンツがとても好きです。特急「すぅぱぁ☆もっさり」の動画まで作っちゃったのは、そういう好みの延長線上にあるといえます。
海熊開発鉄道の特急の分割併合も、その先は温泉地に向かいます、という演出としてとても面白いものでした。


つまり、私にとって鉄道のダイヤというのは、沿線の状況と不可分なのです。各駅の発展・開発の仕方やそのバランスなども含めて、路線の全体像を表現するための1つの重要なツールが、ダイヤだと考えています。


ダイヤといえば多種多様な列車が高頻度で出入りする駅(いわゆるカオス駅)、という人も見かけますが、A列車でカオス駅というのは、私もA4の時にそういうことをやり尽くしたこともあって、個人的には、それだけではあまり興味がもてないところがあります。
カオスは手段であって目的ではないですし、その駅になぜそれだけの列車を集めないといけないのか、というところが説得力を持って伝わってくると面白いんじゃないかと思いますが。