君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

「永続」という幻想

http://blog.livedoor.jp/tanki_tsumo/archives/1534795.html

内容には凄く同意できるところも多いわけですが、「遺書」とか刺激的な言葉を使わなくてもなあ、と思ったりもします。

そもそも、A列車(に限らず)の動画制作なんて、たいていは無限に続いていくわけでもなく、ある時点で終わるわけで、それはとりもなおさず、動画制作が中心となるニコ鉄での活動も、いつか終わるときが来る、ということです。
なので、「動画制作終わったらニコ鉄から離れますよー、あははー(笑」「またやる気になったら戻ってくるかもねー(笑」ぐらいに割り切っても全然いいんじゃないかな、と思うのですが。先日、涙の離脱会見?をされた方もそうですが、いつまでもニコ鉄にいるのが本来の姿だ、という観念がどこかにあるように見受けられて、心情は察すると同時に、少し違和感があったりもするのです。

ニコ鉄が始まって、多くの人がA7でのシリーズにケリがついたあたりでA8が発売され、それも概ね一巡したのが現状でしょう。つまり、A7で1シリーズ、A8で1シリーズ。多作な人であれば2シリーズ目(人によっては3シリーズ目)もやっていたりしますが、その辺が、多くの人が動画制作のモチベーションを維持できる限界なのかなと感じます。
最近DS版が出ていますが、それが動画制作との相性がよくない以上、次にニコ動のA列車界隈が活気付くとしたら、PC版の新作が出たときではないかと思います。


ニコ鉄の参加者層の変化、ということについては、以前に「創作派と交流派」という乱暴な区分をしたことがありますが、ニコ鉄というコミュニティが交流派(動画によって自己を表現し、それによって、興味を共有する他者との交流を図ることを重視する派)にとってとても親和性が高い以上、交流派が主流になり、創作派(動画を創作物と捉え、創作物によって評価を受けることを重視する派)にとって居心地が悪くなったり、考え方が合わなくなったりするのは仕方ないことのような気がします。


とか書いているうちに対々急行の新作が来たようなので、それを見ることにします。