君と、A列車で行こう。

鉄道とシミュレーションゲーム「A列車で行こう9」を中心に綴るブログ。当面、東北地方太平洋沿岸の訪問をメインにしています。

7月12日、Loasさんの生放送を3枠目から聴きながら。

動画公開直後は、動画へのアクセスも多く、そこに書いてあるこのブログのURL開いて、一番上に全然関係ないことを書いてあるのもどうかと思うので、2日ほどは極力更新しないようにしています。

といって、動画に関する記事も、あんまり読んで意味のあることを書いてるわけでもないですけどね。


で、Loasさんが喋られている内容が、私が考えていること、ここに書いていることとかなり一致しているので驚いたり。
もちろん、ニコ鉄の中にいるか外にいるかで若干見方が変わるところもあるのかなと思いますが。



うちの記事を参照して書いてくださったT2さんのエントリー。

視聴者がA列車動画に求めているもの: とあるニコ鉄ファンの独り言

>4:各動画の「つながり」が好きな人
> a.他動画のマップとの直通・就航
> b.(ニコ鉄で言う)支社長・ライバル会社社長同士の絡み。もしくは各社秘書(山田さん、葵さん、トロッピーなど)との絡み。
> c.他動画の出来事を面白おかしく扱う
> d.他動画のネタをパクる

>4を無しにする、というのはニコ鉄のコミュニティにとっては致命的な事だと思います。
>でもこれは、初見にとって不親切な要素でもあります。
>両方を立てる、というのが非常に難しい要素だと思うのです。


手始めに、「その事柄をニコ鉄の外部の視点で説明してみる」ということができればと思うんですが。
といっても、全部に適用できるかどうかわからないですが。


以前、ニコ鉄最大のメリットである「作者間のつながり」を、どのようにニコ鉄の外の人に説明できるだろうか、という問題意識をもって、動画を作ってみたことがあります。

それは、以下のいわゆる「直通特急」について、各作者の走行シーン動画を繋いで、それに、外の視点から説明をつけて紹介する、というものでした。ニコ鉄IRCの中では少し話をしたことがありますが……。

  • 花南さんの「ニコニコ鉄道八九寺支社」と、やまぢさんの「冬木高速鉄道」の間を直通運転する(という設定になっている)「特急すぅぱぁ☆もっさり」
  • はいらんどさん「ニコニコ鉄道奈須支社」、裸単騎一発自摸さん「対々急行鉄道」、やまぢさん「冬木高速鉄道」を直通する「特急プリマ」

作ったからには公開したくてしょうがないんですが、さすがに各作者の許諾をとるべきだろうし、そのためには40MB近い動画をどこかにうpして見てもらわないといけないし……ということで、今は、自己満足レベルにとどまっております。プリマは直通先が増える(た?)ので、そのままお蔵入りになりそうですが。


そう、ニコ鉄のコンテンツって、世界観を共有していない人に通じる表現で描く、というのがうまくないなと思うのです。
単純なことで言えば、ニコ鉄風に言えば「ニコニコ鉄道八九寺支社長の花南さん」ですけど、ニュートラルな表現をすれば、「『ニコニコ鉄道八九寺支社』シリーズ作者の花南さん」となります(花南さん、勝手に例に出してすみません)。前者は、ニコ鉄の世界観を前提とした、架空世界での肩書きであり、後者は、外からの視点で見た、動画作者としての表現になります。
その使い分けをきっちりできるだけでも、内輪っぽさというのはだいぶなくなるんじゃないかと思うのですが。



>追伸:2の「a.サブカル型」の、特に「萌え」に対する風当たりも強いですが‥‥‥
>まあ、そういう人向けと割り切って作る分には何ら問題ないような気がします。
ニコニコ動画自体がそういう場所ですし、仕方がないかな、と。こちらも需要は非常に多いですからね‥‥


これは、どうせやるならもっと思い切ってうまくやってほしい、という思いがあります。
たくさんのファンがいるということはそれだけ魅力的なところがあるんだろうし、その魅力を存分に活かした作品を見せてもらえればと思うのですが。
アイマスはやったことないですが、それでも「アイドルが鉄道会社を経営するようです」シリーズを気に入っているのはそういう点です。
BGM使ってるとか、駅名にキャラの名前持ってきたとか、最初にやった人(ニコ鉄会長)はそれでいいかもしれないですが、後に続く人が二番煎じ三番煎じ∞番煎じ、では……。


とりあえず欠けてるなと思うのは、「そのキャラがなぜそこにいるのか」という説明でしょうか。特に動機もなにもなく、ただなんとなくどこかのキャラが秘書をやってる、という作品が多い。だから、「それって作者の自己満足じゃないの?」って思われてしまうところがあると思います。
「アイドルが鉄道会社を〜」は、プロデューサーがA8で作っていた街を亜美・真美がめちゃくちゃにしてしまい、その罰として、納得いく街ができるまでプレイさせられるという、かなり無茶振りですけど一応納得できる設定がされています。だから、アイマス云々は関係なく、ある架空のストーリーとしてすんなり受け入れることができるわけです。


アイマス族の他の動画はほとんど見てないですけど、もうひとつの一大ジャンル「ニコニコ歴史戦略ゲー」の方では、どんな無茶振りであろうと、キャラがなぜその世界にいるのか、という説明は、私が見てる動画では必ず行われています。
A列車で行こう」という素材では難しいところもあるかと思いますが、少なくとも「作者=社長」という制約を外してしまえば、いろいろとできることは多いと思いますよ。